学部・大学院のTOPICS 料理研究家 土井善晴先生をお迎えしゲスト講義を行いました

料理研究家 土井善晴先生をお迎えしゲスト講義を行いました

11月11日(土)に御井キャンパスで料理研究家として活躍している土井善晴先生をお迎えしたゲスト講義および経済社会研究所特別講演会が開催され、学生、教職員など約150名が参加しました。

今回のゲスト講義は、文系学部の学生を対象として開講されている環境科学Ⅱ(b)(経済学部文化経済学科 冨吉満之准教授)の1コマとして実施されたものです。受講する学生たちは、食や農、環境問題について『一汁一菜でよいという提案』(新潮文庫)をテキストとして学んでおり、今回その著者から直接話を聞くことで、今後の更なる学びにつなげていくことを目的としています。

料理研究家の土井善晴 先生
料理研究家の土井善晴 先生
海老久美子 先生

講演では、人間と料理の関係性、日本と西洋の食文化の考え方、プロの料理と家庭料理の違い、家庭料理の役割などについて学生たちへの問いかけも交えながらわかりやすく時には難しいながらも鋭く本格的にお話しいただきました。

質疑応答の時間には「味覚は他人と共有できないが、なぜ分かち合おうとするのか」「一汁一菜という考えかたは子どもにも良いのか」「時代と共に一汁一菜の内容も変化しているのか」などの質問が寄せられ、参加者の関心の高さが伺えました。

スポーツ栄養学について学ぶ
スポーツ栄養学について学ぶ
質疑応答の時間
質疑応答の時間

講演の最後には、土井先生から「料理をすることは感性のトレーニングです。食を整え、毎日をゼロにすることで、日々の小さな変化や違いに気づけるようになります。料理を通じて感性を磨き、自分を高めていってください」とメッセージが送られ、盛会のうちに終了しました。

参加した学生からは「一緒に食事をすれば家族になるという言葉が印象的だった」「料理をすることが、料理を超えた世界や人間の条件につながっていること驚いた」「自分で考えて食べ物を選び、自然と共存し、本来の食事を大事にしていきたい」などの感想が聞かれました。

学生たちは今回の学びを生かしつつ、自らの食生活を記録するレポート作成などに取り組んでいきます。

(主催:久留米大学経済学部/経済社会研究所)


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