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平成27年度 卒業式を挙行

平成28年3月22日(火曜日)午前10時から、本学御井キャンパスみいアリーナにおいて大学卒業式が挙行され、5学部11学科1,383名(文学部352名、法学部291名、経済学部244名、商学部267名、医学部229名)が卒業しました。
卒業式では、永田見生学長から各学部卒業生総代に学位記が授与されました。
その後、在学生を代表して樋口詩織さん(文学部国際文化学科3年)が「どんな困難があっても久留米大学での経験を胸に自分らしく乗り越えていってください。」と送辞を送ると、卒業生代表の長野早紀さん(医学部看護学科)が、「久留米大学が母校であることに誇りを持ち、ここで得た知識や培った経験を糧にして、周囲の人への感謝と思いやりの心を忘れずに立ち向かっていきたいと思います。」と謝辞を述べました。

卒業生代表の答辞在学生代表の送辞永田学長

 

【学長告辞】

 卒業生諸君は、これから始まる社会人としてのスタートラインに立ち、意気を新たに本日の卒業式に臨んでいることと察します。保護者の皆さまは、大学卒業の学位記を授与されたお子さまの凛々しい晴れ姿をご覧になり、誕生後、幼い頃から今日までの養育に対するご苦労や、成長ごとのその時々の姿を思い浮かべると、感動もひとしおと思います。

久留米大学において学士教育を担当した教職員を代表してお祝いを述べ、今日までの本学へのご支援にお礼申し上げます。

 留学生諸君は、母国とは異なる風土や社会環境や言葉のハンディを克服し、見事に学位記を取得されました。皆さんのたくましい精神力に敬意を表します。

 さて、諸君は、我が国が1973年(昭和48年)12月から続いた安定成長期が終わり、失われた20年と呼ばれる低成長期に突入した1991年3月から1993年10月までの景気後退期、いわゆるバブル崩壊による複合不況とも呼ばれた時期で、我が国に閉塞感が満ちあふれていた頃に生まれた世代が多いと思います。そして、物心が付いた小学生時代から高校時代までは、政治が不安定で、経済状況は改善せず、2011年3月11日の東日本大震災の津波被害や福島原発の事故により、我が国は、甚大な被害を受け、政治、経済ともさらに混迷いたしました。その翌年の2012年4月に入学した君たちは、同年12月の政権交代を目の当たりにして、翌年7月の参議院選挙により、政治的混乱が終焉し政治が安定した時代に大学時代を過ごしました。そして、君たちは、第3次安倍政権の成長戦略による大胆な改革で経済が成長し、一億総活躍の号令のもと、日本再生が期待される、やりがいのある時代に社会人となる極めて幸運な世代と言えます。

 日本の現代史を考えた場合、現在は、第3の変革期と言われています。第1期は明治維新、第2期は太平洋戦争後の高度成長期、そして第3期はグローバルな大競争が繰り広げられている現在です。現在は、日本の社会のみならず世界が目まぐるしく変化していますが、以前の高度成長期のような急成長は望めず、成長が緩やかな時代です。これから20年後にはITやロボット技術の進歩発展、人工頭脳の開発等により、65%が現在存在しない職業に就いているとの予測があります。諸君は、そのような認識で、国の行く末を担っている責任ある世代であることを自覚すべきです。そして、「天から預かった此の命を、何のために使うのか」という自分自身の命題をしっかりと定めてください。そのために重要な事は、時代の変化を先取りし、柔軟に素早く変わり、時代に順応することです。まずは、新しい時代に活躍できる人物になるために高い志を持って船出してください。

 諸君の多くは、私が学長に就任した年である2012年の4月6日にこの場で入学式に参列した学生です。入学時の告辞を覚えている人は少ないと思いますが、私は、本学の理念である、正義と真理を探究する人であり続けて欲しいとお願いしました。そして、悩み多い年頃でしょうが、あれこれ考えて悩むよりも、この時を悔いなく生きるために、一歩一歩歩んで、あくまで善く学び、自分の国を照らす、立派な人格を身に付けた社会人として卒業することが使命ですとお話しました。

 今こそ、その使命を果たす時が来ました。諸君が、今後とも健やかであり、元気に社会で活躍されることを祈念し、学長告辞と致します。

久留米大学  
学長 永田見生

 

卒業式風景卒業式風景