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平成28年度久留米大学入学式を挙行

平成28年度久留米大学入学式が、4月4日(月曜日)御井キャンパスみいアリーナで挙行され、5学部11学科1,645名が入学しました。
式では、学長告辞、学部長等紹介、理事長挨拶の後、同窓会長、久留米市長から祝辞をいただきました。
続いて、在学生総代の工藤一平さん(法学部)が歓迎の辞を述べ、新入生代表の彌冨 真帆さん(文学部)が宣誓を行いました。
最後に全員で校歌斉唱を行い、閉式しました。

 

入学式会場学長

 

【学長告辞】

伝統ある久留米大学に入学する皆さん、そして、入学式にご臨席の保護者の皆さまに、教学を代表して歓迎申し上げ、心から入学をお喜び申し上げます。


皆さんは本日、大学生としてのスタートラインに立っていますので、学生生活の心構えを告辞致します。皆さんはまず、自分自身を造ることに主眼を置かねばなりません。皆さんには二つの課題があります。一つは「天から預かった此の命を、何のために使うのか」という人生最大の課題、いま一つは「大学で何をするのか」という課題です。意気を新たに心のチャンネルを変え、スイッチを入れ替えて、卒業までにこの二つの課題をクリアーし、人間を確立して、高い志を持って本学を卒業してください。


高校までと違い、大学では時間を自由に使うことができ、多様な個性を磨き、自分の能力を最大限伸ばすことができる絶好のチャンスです。正課や正課外活動による一般教養の修得、自己の人格形成、人間関係特に友人、先輩、後輩との繋がりの構築は、社会に出てきっと役に立ちます。また、正課授業で取得できる資格の他、自由に選択できる多くの資格を取得することが、自分の財産となり、就職に有利に働きます。本学では、就職・キャリア支援課が資格取得を支援します。


皆さんの多くは、バブル崩壊後の失われた20年と呼ばれる低成長期、まだ閉塞感が満ちあふれていた時代に生まれ、2011年3月11日の東日本大震災の津波被害や福島原発の事故で、我が国が甚大な被害を受けた時期に中学時代を過ごしました。その翌年の衆議院選挙、2013年の参議院選挙の結果、政治的混乱が終焉し政治が安定した時代に高校時代を過ごしました。そして、皆さんは、第3次安倍政権の成長戦略により経済が成長し、日本再生が期待される現在に4年間あるいは6年間の学生生活を営みます。日本の近代史を考えた場合、現在は、第3の変革期と言われています。第1期は明治維新、第2期は太平洋戦争後の高度成長期、そして第3期はグローバルな大競争が繰り広げられている現在です。現在は、日本の社会のみならず世界が目まぐるしく変化していますが、以前の高度成長期のような急成長は望めず、成長が緩やかな時代です。

安倍総理は、平成28年の年頭所感で「いよいよ一億総活躍・元年の幕開けです」、挑戦あるのみで、果敢に「未来へと挑戦する1年とする」と述べています。国の日本再興戦略で大学に求められる使命は、ガバナンス改革、教育の質的転換、地方創生の中核となり日本を支える人材の育成等が挙げられ、大学への期待が以前に増して高まっています。また、IT、ロボット、人工頭脳の進歩発展により、20年後には65%が現在存在しない職業に就いているとの予測があります。新入生の皆さんはこれらを認識し、我が国のみならず自国の行く末を担っている世代であることを自覚して、本日から強い決意を持って、新しい世の中を創造する時代に活躍できる人物に、自分自身が成長することを目標として勉学に励んでください。学生の使命の第一義は、つねに善く学ぶことです。本学は、学士課程教育の改革と共通教育の充実などで常に進化し、多様な教育を提供しています。昨年、以前から協定を締結していた久留米市に加え、地域連携センターの介入で筑後市と、また、理事長のご尽力で三井住友銀行との包括連携協定を結び、両市の地方創生事業に参画したり、学生のインターンシップの推進など就職が有利に展開できるような方策を実行しています。

日本私立大学連盟の学生委員会は4年ごとに大学生の生活実態調査を全国的に行い、平成27年9月に「私立大学学生生活白書2015」を公表しました。この調査は、本学を含めた加盟120大学の6,791人の学生諸君からの回答によるものです。アンケートは62項目ですが、その中で有意義な大学生活を送るヒントとなる「特集として取り上げられた3項目」と興味ある3項目の計6項目の分析結果を紹介します。

特集1.「留学」と学生生活の関係。留学経験がある学生は8.3%と少数派ですが、留学経験者は学生生活の充実度・満足感が高いという結果が出ています。一方、「留学は考えていない」学生が全体の47.3%あり、その主な壁は経済面と語学力です。本学は現在12カ国24校と協定校関係を結んでおり、留学や語学研修については国際交流センターがサポートしています。

特集2.「朝食」と学生生活の関係。「朝食を毎日とる」層の方が、学外での活動を含めて積極的かつ充実した学生生活を送っています。これは、生活習慣との関係が深く、夜1時以降の就寝が「朝食を毎日とる層」は22.6%に対して、「朝食を毎日とらない層」は54.5%で、圧倒的に多くが夜型の不健康な生活をしていました。本学では、朝食をとる時間がない学生に対して、朝8時から学食で朝食を準備しています。授業が始まる前に登校し、朝食を毎日とるように心がけましょう。

特集3.「身についた力・身につけたい力の推移」。4年生の時点で「論理的思考力」は身についた学生が比較的に多いが、「リーダーシップ」は身につけたい要望は大きいわりに達成度が低い。また、語学力は必要性を感じている学生が多いが、4年間を通じて能力は横ばい、または低下という結果であった。語学力は自ら進んで積極的に勉強しなければ向上しないので、4年間あるいは6年間に少しでも語学能力を高め、グローバルな視点を身につける努力をしてください。

4.正課外活動について。クラブ、サークル活動などの正課外活動の参加は70%を超え、活動内容は、1位の「体育会活動」が29.7%、2位の「文化・芸術活動」が26.3%と突出しており、以下、スポーツ・レクレーション活動16.2%、「学生の自治的活動」10.6%、「ボランティア活動」8.3%と続き、正課外活動の参加による満足度の内容では、「友人、居場所を得た」が65.5%で第1位です。

5.学生生活の充実度。75%の学生が学生生活は充実していると回答し、「課外活動に参加している」、「授業内容に満足している」、「何でも話せる友人がいる」と回答した学生は、そうでないと回答した学生に比べ顕著に学生生活の充実度が高くなっています。大学生活を有意義に過ごす秘訣は、「何でも話せる友人」を得ることです。

6.不安・悩みについて。悩みの内容の1位は「就職や将来の進路」で、1年生でもこれが1位にランクされています。不安・悩みの主な相談相手の1位は「友人」で70.3%、次に「家族」が45%と続き、それ以外は16%以下でした。本学では平成21年4月に就職・キャリア支援課を設置し、進路相談や就職活動をサポートするなど卒業後の満足度を高める努力をしています。本年4月からは、不安、悩みなど何でも相談できる学生支援室も設置します。心の不安・悩みは膨らまない内に対処することが大切です。自分一人で解決するのは難しいので、あれこれ悩むよりも学生支援室を訪ねてください。

本学は、私立大学学生生活白書や本学の教職員による自主点検評価および外部評価委員による評価、さらに学生の意見を真摯に受け止め、新入生が、久留米大学で学ぶことを喜びとし、常に有意義な大学生活を送ることができるように配慮しています。そして、主体的に考える力や企画力が育成され、優しさと頼もしさといった人間力を身に付ける事が出来るように、常にソフト、ハード両面とも進化を続けています。

結びに、教職員は、新入生が4年間あるいは6年間で、目標とするする進路を歩むことができ、久留米大学で学んで良かったと実感できるように、全力を尽くして応援することを約束し、学長告辞と致します。


平成28年4月4日

久留米大学 学長 永田 見生

 

新入生代表の宣誓在校生総代

入学式会場