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第83回日本循環器学会学術集会でCirculation Journal Awardを受賞

Circulation Journal Award 2018の受賞

循環器病研究所と医学部外科学講座との共同研究の成果が、日本循環器学会公式英文誌「Circulation Journal」で「2018年度の最も優れた論文(Circulation Journal Award 2018)」に選ばれ、3月29日(金)から31日(日)まで横浜で開催された日本循環器病学会学術集会において、表彰式および記念講演が行われました。

表彰式の様子

この賞は、「Circulation Journal」の過去1年間の掲載論文から、実験研究、臨床研究、それぞれの部門で最も優れた論文に授与されるもので、今回は実験研究部門での受賞となりました。

循環器病研究所では、診療科の垣根がない研究を進めています。今回は外科学講座心臓血管外科部門の平田雄一郎先生が大動脈の病気の基礎研究を外科、内科共同で行い、その成果が評価されました。

講演の様子

【平田先生のコメント】
この度、Circulation Journal Award 2018 (Experimental Investigation部門)の第1位をいただくこととなりました。これも偏に青木教授、田中教授始め、循環器病研究所および心臓外科スタッフの皆様のご支援とご指導の賜物と、深く感謝しています。

受賞論文のテーマは、『大動脈二尖弁における上行大動脈拡大』についてでした。二尖弁に伴う大動脈組織の脆弱性に注目して研究をスタートし、中膜平滑筋細胞でのAkt活性化が、大動脈拡大に関与している可能性が示唆されました。ヒト上行大動脈病理では初めての結果であることが評価されたものと思います。

外科と内科の相互協力のもと研究を企画・遂行することができ、こうして形とすることができました。本テーマの研究継続だけでなく、今後もこのような多部門間でのコラボレーションを行っていきたいと思います。

 

医学部学生によるベストポスターの発表

また、同学会では、医学部医学科3年の加瀬聖也さんが行った大動脈解離に関する研究の成果がベストポスターセッションに採択され、発表を行いました。

医学科の加瀬さん

本学では2015年から、医学科3年生が学内外の研究室に1か月間配属されるRMCP(Research Mind Cultivation Program)制度を設けています。加瀬さんは配属された循環器病研究所で研究を行い、その研究成果が見事ベストポスターセッションに選ばれました。ベストポスターセッションは、1,000以上ある一般演題から42題の優秀演題のみが集められたセッションです。

発表の様子発表の様子

【加瀬さんのコメント】
私は、本学医学部学生の研究体験プログラムであるRMCPで大動脈解離の研究を行いました。その成果に基づく演題がパシフィコ横浜で開催された日本循環器学会学に採択され、ベストポスター・セッションで発表することができました。

RMCPでは、研究に触れることで、その楽しさだけでなく、さまざまな課題に取り組む姿勢や、自ら積極的に探求することの大切さを学ぶことが出来ました。初めての研究経験で、知らないことや分からないことばかりでしたが、研究テーマについての既知を自ら調べて実験を進め、未知の事柄を発見し考察していく過程でその内容や本質が見えてきました。その過程で、私の姿勢も受動的なものから能動的なものへと変わっていきました。このような姿勢や考え方の大切さは、研究だけでなくさまざまなことに通ずると思いました。

同じ学生相手ではなく臨床・研究の第一線で活躍する多くの研究者の前で行う学会発表は、学生としては滅多にない機会だと思います。今回の日本循環器学会で、その雰囲気や緊張感を体験できたことはとても貴重な経験でした。また発表の準備では、強調すべきことを明確にして組み立てを工夫するなど、分かりやすく伝わるプレゼンのポイントを学ぶことができました。