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学長メッセージ

 久留米大学学長の内村直尚です。一昨年に創立90周年を迎えた伝統ある久留米大学に入学する新入生の皆さんに、久留米大学の教学を代表して歓迎申し上げ、心から入学をお喜び申し上げます。

 最初に久留米大学の歴史について紹介します。本学の前身は九州医学専門学校です。大正時代末期、医師不在解消の目的で、当時の福岡県医師会長の溝口喜六先生(後の第3代九州高等医専校長)が福岡県医師団の事業として、医学専門学校設立を提案され、1927年11月、久留米市に設置することが決定しました。そして、東京帝国大学医学部卒業、九州帝国大学名誉教授の伊東祐彦先生を初代校長に迎え、1928年4月28日に第1回入学式を行いましたので、同日が本学の創立記念日に定められました。その後、九州高等医学専門学校、久留米医科大学と名称を変更し、1950年に商学部と附設高等学校を開設し、総合大学として再出発しました。現在では、旭町と国分町に2つの附属病院を有し、旭町には医学科、看護学科と臨床検査専門学校を擁する医学部、御井町には文学部、人間健康学部、法学部、経済学部、商学部の6学部13学科、4つの大学院研究科と19の研究所・センター、これに野中町の附設中学・高校を加え、学生総数8000人を超える、西日本でも有数の私立総合大学として発展しています。

 ところで、昨年末、久留米大学の創立以来明確な言葉として示されていなかった「建学の精神」について、建学の精神成文化委員会で検討を重ね、本学創立2年後の1930年に制定された北原白秋作詞の九州医学専門学校の校歌の一節である「国手の矜持(ほこり)は常に仁なり」と定めました。「国手」とは名医の意味だけではなく、優れた名人の意味があり全学的に通じる言葉であり、「仁」とは「礼に基づく自己抑制と他者への思いやり」を意味します。皆さんには、この建学の精神を忘れずに自信と誇りを胸に常に他者への思いやりを持ってほしいと願っています。

 また、昨年の9月12日に公表されたイギリスの高等教育専門誌Times Higher Educationの世界大学ランキングで本学は、国内の大学では16位(同位)、私立大学では5位(同位)、九州では産業医大、九大に次いで3位にランクインし、本学の研究力の高さが証明されました。

 皆さんは、本日から強い決意を持って、情報通信技術(ICT)を最大限に活用し、時代に適応し活躍できる人物に成長することを目標として勉学に励んでください。大学は高校までと違い、時間を自由に使うことができます。多様な個性を磨き、無限の能力を最大限伸ばすことができる絶好のチャンスです。本学は、学士課程教育の改革と共通教育の充実などで常に進化し、多様な教育を提供しています。相手を思いやり、コミュニケーションがとれ、国際的に活躍できる人材を育成したいと願っています。

 結びになりますが、本学の基本理念は、「真理と正義を探求し、人間愛と人間尊重を希求して、高い理想をもった人間性豊かな実践的人材の育成を目指すとともに、地域文化に光を与え、その輝きを世界に伝え、人類の平和に貢献することを使命とする」です。

 皆さんが、この使命を達成できるような社会人に育つように、学力にとどまらず人間力を磨くことを目的とした学生生活が送れるように、全学を挙げて応援することを約束し、学長メッセージといたします。

久留米大学学長 内村直尚

 

本館イメージ 御井キャンパス