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演劇を通して異文化体験、久留米シティプラザと連携授業【文学部国際文化学科】

今年度、文学部国際文化学科で開講されている「異文化体験実習2」では、久留米シティプラザと連携し、学生たちが演劇から異文化を学ぶプログラムを実施しています。同実習は多様化、グローバル化する社会に適応、貢献する能力を学生に身につけてもらうのが目的です。従来は学生が自ら企画した海外研修などを評価し、単位認定を行ってきましたが、コロナ禍で海外渡航が制限され、研修が難しくなっています。そこで「身近にある異文化から学ぶ」をコンセプトに考案されたのが今回のプロジェクトです。学生たちは、久留米シティプラザが主催する若者向け「新しい演劇鑑賞教室」の受講を通じて演劇を鑑賞し、劇作家などと交流することで、自分の常識を超える世界があることを体験します。

6月11日に第1回目の講座が久留米シティプラザで開催され、同実習の受講生12名が参加しました。この日は、第2回目の講座で鑑賞する予定の演劇作品「妖精の問題 デラックス」(作・演出 市原佐都子(Q))の背景にあるジェンダーやセクシュアリティに関するレクチャーを受けました。

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久留米シティプラザ主催「新しい演劇教室」

ゲストスピーカーとして、うきは市吉井町で書店を営む石井勇さん、福岡市美術館の学芸員を務める正路佐知子さんを迎え、それぞれの立場・お仕事を通しての体験から見えてきたジェンダーやセクシュアリティーをめぐる諸問題についてお話しいただきました。

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(左)うきは市吉井町で書店を営む石井勇さん (右)福岡市美術館学芸員の正路佐知子さん

講座の後には、一般の講座受講者、本学と同じく授業の一環として参加している九州大学の学生たちとゲストを交えてレクチャーの感想をシェアしながら、今後の自分の生活や活動に生かしていきたい考え方などについて意見交換を行いました。

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参加した学生からは「(自分は女性なので)女性としての立場でものを考えることが多く『女性だけが差別されてばかり』という意識があった。けれど、レクチャーを受けて「男性はその“らしさ”に苦しんで生きづらさを抱えているということに気づきはっとした。自分本位で考えるばかりでなく、もっと周りのことに目を向けて生きていけるようにしたいし、それができるように学んでいきたい」というような感想が聞かれました。今回のレクチャーを通じて多くの学生が、自分の身の回りにある見えない問題に気づき、その問題について考えるきっかけを得たようです。

次回の講座で、学生たちは「妖精の問題 デラックス」(作・演出 市原佐都子(Q))の鑑賞を行います。作品の鑑賞後には、劇作家や演出家との対話も行う予定です。

 

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