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社会福祉学科開講科目「災害福祉論」講義報告「地域防災対策」

災害福祉論開講

 社会福祉学科では,先の熊本災害から「災害支援・復興支援」に対する取組みの一つとして,今年度後期より「災害福祉論」を開講しています。

本講義では,「災害」前・「災害」時・「災害」後において,保健・医療・福祉の連携による総合的な支援のあり方について学ぶことを目的としています。具体的には,災害予防教育から災害時の保健・医療・福祉支援の実際と理論,災害後の生活支援および地域復興支援の観点について,社会福祉専門職としての実践力を身につけることを目指しています。

 そのため,講義では,学生の学びを深めるために,行政,社会福祉協議会,災害福祉に実際に関わっておられる専門職をゲストスピーカーとしてお招きして,ご講義いただいています。今回は,久留米市都市建設部防災対策課防災チームの桑野高行さんに,「災害に備えて~日頃からの心構え~」と題してお話しいただ講義の模様と,災害支援活動に参加した学生の声を紹介したいと思います。

桑野さん講義風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※桑野さんの講義を真剣に聞く学生達

桑野さんは,近年発生した自然災害(地震・風水害・火山)だけでも,我々の周りでは多くの災害が発生しており,そのなかで生活(身をおいている)していることを認識することの必要性を話してくださいました。日頃からの防災対策として,災害時の情報をどのように集めるのか,伝えるのか,避難情報への正しい知識の蓄えが重要となること,また,災害による被害を最小限にするために,1人ひとりが取り組む「自助」,地域や近隣住民による協力による「共助」が最大限に発揮され,広がっていくことが重要になると話されました。

避難所について質問する学生
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※避難所について質問をする学生

 講義を受けた学生は,「災害に対する危機意識,自助・共助の意識をもつことの必要性を感じた」,「家族会議で,緊急時の連絡手段を決めたい」,「防災対策をできることから無理をせずに続けること,伝えることを再認識した」,「初動の救助において自助・共助の重要性を学んだ」等,自分たちができる防災対策について改めて考えることができたようです。

 

九州北部豪雨災害支援学生ボランティア活動状況

【朝倉市把木東林田地区の災害支援活動に参加した学生の声】

 初めての災害ボランティアはテレビで見るよりもずっと深刻な被災地の状況を肌で感じ,ただ驚くだけでした。あたり一面瓦礫の山,以前の景色や街並みが全く分からないようなありさまでした。猛烈な暑さや目が痛くなるほどの砂埃が舞うなかで,右も左もわからないまま作業をこなすことに必死だったように感じます。

藤井さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 ※被災地での活動を話してくれた大学院生の藤井志帆さん

被災地から戻るバスのなかで,「社会福祉を学ぶ私達には,この災害で何ができるのだろうか」とずっと考えていました。その答えが,私の足を再び被災地へと向かわせたのだと思います。

 二度目の被災地は,前回とはまた違う被害の爪痕を家々に残していました。刺さるような日差しや暑さで水分が蒸発した異様な匂い,重みを増した泥は一層作業を困難にしました。また,想いとは裏腹に,重労働で進まない作業に,そこにいた皆が歯がゆさを感じていました。それでも体調と相談しながら,自分たちにできることを精一杯やろうという気持ちだったように感じます。

 今回の災害では久留米大学文学部社会福祉学科のOB,OGの活躍を多く耳にしました。直接被災地で活動をする者もいれば,ボランティアセンターやコミュニティセンターでの物資の振り分け,被災地でのボランティアサポートなど,たくさんの仲間達が災害支援活動に尽力されていることに心を打たれました。

 福祉という言葉には「幸せ」や「生活の安定」という意味が含まれています。災害はまさに,社会のなかで暮らす人々の幸せや生活がはく奪された状態です。社会福祉を学ぶ私達にできることは,被災地の方々と復興までの道のりを共に歩んでいくこと,より多くの支援が受けられるように社会に対しても働きかけることではないかと思います。
(久留米大学比較文化研究科 前期博士課程 藤井志帆)

 

【お知らせ】
社会福祉学科では九州北部豪雨災害支援を今後も行ってまいります。ご要望,お問合わせ等ありましたら社会福祉学科実習指導室(田中・大野)までご連絡ください。

(平成29年11月24日 金曜日)

 

 


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