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国際政治学科の名物ゼミとパキスタンの核問題:2016年6月3日号

   

  みなさん、こんにちは。

 法学部には、ユニークな教員がたくさんいますが、今回は学生に人気の高い名物先生のゼミの一つをご紹介します。これまで法律学科の教員が担当するゼミを紹介しましたので、今回は国際政治学科です。

  お邪魔したのは、一年生の基礎ゼミです。このゼミは、毎回教員の研究室で、行われています。ちょっと狭いですが、たくさんの本に囲まれて、雰囲気は満点。紅茶やコーヒーなど飲み放題で、リラックスしながら、いろんな話をすることができます。

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 担当の教員は、元外交官で、パキスタン日本大使館などに勤務した経験があります。アジア・イスラム情勢に詳  しく、イスラム法の専門家です。学生委員長を務めた経験もあり、大変学生思いです。いつもコミュニケーション力の大切さを力説しています。議論が白熱することもしばしばです。

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  壁一面に専門書がそろっています。飲み物はご自由に。

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  今回お邪魔したときは、報告の内容や順番などを決めていました。一年生ですので、統一シラバスを踏まえて、大学での学び方を学びますが、基本テーマは政治や国際情勢のようです。新聞や本などを読んできて、基本的な訓練を行なっています。

 後期には、大きなテーマについて、意見や問題点などを述べることができるように各自準備し、1~2時間かけてみんなで討論を行います。例えば、イスラエル・パレスチナ紛争・中東問題、北方領土問題、尖閣列島問題、カシミール紛争、テロ問題、シベリア抑留問題、日米安全保障条約と砂川事件、国際的な人権保障、国際紛争の解決方法、異文化交流問題etc.です。世界のことに詳しくなりそうなゼミです。ニュースを見るのが楽しくなりそうです。

  

  さて、このゼミの担当教員の主導で、後日学術講演会が開催されました。テーマは、「パキスタンの核開発と核の漏洩」です。講師は、外部から招かれました。元パキスタン国カラーチ日本国総領事でウルドゥ語に大変お詳しい先生です。

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 最近、北朝鮮の核問題についてはマスコミで報道されますが、パキスタンについてはほとんど触れられることはありません。若い方は、パキスタンが7番目の核保有国であることさえ知らないかもしれません。お話は、核保有の経緯と背景、今日の状況と拡散の危機などについて、詳細に行われました。いくつも質問が出て、時間が足りない位でした。核を開発したカーン博士と直接お話した経験がおありだそうです。

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 学生の参加者には、英語はとにかく日常で使うことができるように話せる人を捕まえて、貪欲に話す量を増やさなければ、国際社会ではやっていけないと、熱く力説しておられました。非常に貴重なお話でした。

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 学内では、このような講演会や研究会が頻繁に行われています。アンテナさえ張っていれば、世界情勢の裏側や実情だけでなく、他学部の専門領域についても詳しくなることができます。これは専門の研究者がそろっている総合大学ならではのことです。

  今現在すでに、地方にある会社に就職しても、普通に、中国や東南アジアで働く機会があります。

  外国には日本では思いもしない世界が開けています。法律学科や国際政治の授業で国内のことを多面的に学び、それを発展著しいアジア諸国をはじめとする地域の研究に応用していくことができれば、どれだけ世界や未来が開けることでしょう。各専門科目のご紹介は、後期(9月~1月)のブログで行う予定ですが、世界のつながりが深まっている今日、各国ごとの深くて正確な地域研究が大切であることは、特に強調しておきたいと思います。

 それでは、次回まで。