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久留米高校での模擬授業:2016年12月3日号

   みなさん、こんにちは。

 今日は、大学の近くにある福岡県立久留米高等学校に模擬授業に行きました。前期もご紹介したように、法学部では、高校から模擬授業の依頼を受けて、専任教員が大学説明をかねて、授業をしに行くことがあります。今回の模擬授業は、土曜日の総合学習の一環で、年に一回行われているそうです。今回も、担当の先生に快諾を得ましたので、ブログでご紹介します。

 久留米高校は、明治41年創設の私立久留米女子職業学校に起源をもち、100年の伝統を持っています。入口の門には、有馬藩家紋笹竜胆がデザインされた、久留米高校の校章があります。毛筆で書かれた「挑戦」という文字も掲げられていました。

久留米高校 久留米高校

 

 昭和24年に県立となり、現在普通科と英語科が設置されました。玄関上の横断幕に掲げられているように、NEWセサミプランというキャリア教育で、優良校として文部科学大臣表彰を受けたそうです。

久留米高校 久留米高校

 校訓は、少し見えにくいですが、誠実・叡智・気迫です。玄関内には、表彰されたトロフィーなどが並んでいました。

久留米高校 久留米高校

 

  廊下には、生徒の皆さんの絵が飾られており、通された進路指導室には進路資料と赤本がずらり。今回は、西南福大長崎大などから14人の講師が招かれました。教頭先生のあいさつでは、学校説明とキャリア教育の取り組みで文科省の表彰を受けたことが強調されました。

久留米高校 久留米高校

  時間になると、写真のように授業を受ける生徒代表の皆さんがお迎えに来てくれました。廊下でも挨拶が行き届いており、すがすがしく思いました。

             久留米高校

   今回の模擬授業は、60分でそれぞれ1年生と2年生を対象として、行われました。まず法学部で学ぶことの概要を簡潔に説明した後、刑事裁判のわかりやすい事例を使って、ディベートを行い、判決まで出してみました。生徒の皆さんは、はきはきと自分の意見を述べてくれました。知的な前向きな姿勢と素直さがあり、基礎教養がしっかり身についている印象を受けました。

   進路指導室に戻って、パンフレットを読みました。セサミプランは、自分の在り方や生き方を考えて、学び方を学び、コミュニケーション能力を身に付けるのが目的です。そのポイントは、ディベート、実地調査に基づく課題研究、進路志望別講座です。なるほどディベートに慣れているはずです。ちなみに、修学旅行はカナダだそうです。

久留米高校 ​久留米高校

  実は、この内容は、現在法学部で実施している新しいカリキュラムの考え方とかなり共通します。

   まず、法学部では、ディベートは基礎教育の大切な要素として位置づけられており、その成果をディベート大会で競い合います(ブログの10月21日号と11月16日号を参照)。次に、実地調査に基づく課題研究は、共通教育科目の一つである筑後体験演習(7月11日号参照)とその発展形である国内・海外体験実習(7月27日号参照)として、組織的に体系的に取り組んでいます。絣フェスタもその成果の一つといえるでしょう(7月23日号参照)。もちろん各ゼミごとに調査研究などのさまざまな取り組みが行われています。最後に、語学習得の仕組みが段階的に整えられており、法学部内に英語コースが設けられ、専門外書購読の授業も豊富です。また、留学も盛んで、資金的なサポートも行われています(8月27日号参照)。

   久留米高校で基礎教養を身につけた皆さんには、法学部のカリキュラムは違和感がないと思いますし、さらなるステップとして大いに活用できると思います。是非一度、近くにある大学に足を運び、オープンキャンパスなどにお越しください。

   今回の模擬授業の感想は以下の通りです。

 

・今回の講座を聞いて、自分が思っていたよりも、法が日常生活と深く関わりがあり、奥が深いものだと知ることができました。また、ディベートの際には、みんなそれぞれ考え方や意見が違うのだと実感しました。今日学んだことをこれからの進路選択にきちんと役立てててきたいと思います。

・法学部は、興味はあったけど、少し難しくて堅苦しいというイメージがありました。けれど、今日の講演会を聞いて、法学とは日常生活にとても関係していて、すごく身近なものとして考えることができて、興味がもっとわいてきました。髪を切ることは傷害罪に当てはまる行為であるため、美容師の人などは、法と隣り合わせで仕事をしていると聞いて、驚いたとともに、多くの仕事が、法と密接に関わりをもっていることが分かりました。これから進路を考えていく上で、とてもためになる講演でした。

​・社会の授業で裁判や法律について、基礎の基礎ぐらいしかしていないんだということに気づきました。法律に関して興味がなかったけど、実際の事案でディベートをしてみて、同じ事案でも異なる考え方ができるので、とてもおもしろいと思いました。私たちの今の知識だけでもここまで議論できるので、弁護士など法律にたずさわる仕事をする人は、憲法・民法・刑法をしっかりと身に付けているので、さらに熱い議論ができるのではないかと思いました。視点の違いで人の人生がかわるのはとてもすごいことだと思います。

​・今日の法学の講座でディベートを行い、実際にみんなで意見を共有し合って、同情はするものの、法律としては許されないことがあることを学ぶことができました。また、裁判員制度で素人の人たちが呼ばれる理由についても、このように多様な「感情」がある意見が出されるからなのかなと自分なりに考えることができました。将来、自分も呼ばれるとしたら、この講座のことを思い出して、頑張ろうと思いました。

  大学案内はともかく、模擬授業で若い方々に出会い、法学は学ぶに値するのだということをともに実感できることは、とても素晴らしいことです。それぞれの適性に合ったよい進路が見つかりますように。

 それでは、次回まで。