学部・大学院教育の特徴

人間性豊かな実践的人材の育成を目指します

共通教育

大学教育は大きく分けて、各学部の専門領域を学ぶ専門教育と、それを習得するための基礎力や幅広い知識を身に付ける共通教育から成っています。共通教育は全文系学部で開設しており、本学が目指す「人間性豊かな実践的な人材の育成」の基盤になっています。

大学入門科目

高等学校と大学との教育の接続を図り、大学での主体的学修の姿勢を身に付ける。

基礎科目

グローバル化・情報化に対応できるコミュニケーションツールとしての語学力と情報活用技術を習得し、自分の健康管理とスポーツに実践的に取り組む能力を身に付け、大学生活全体に必要な体力・コミュニケーション力・学力の基礎をつくる。

教養科目

現代社会における人文・社会・自然科学の必要性と基礎知識を理解・習得し、幅広い視野をもち、多角的な視点で思考する姿勢を身に付ける。

社会展開科目

基本理念に基づき、実践力の養成を目的とし、講義と体験をとおして実社会での応用力を身に付ける。地域と大学、医系と文系領域をつなぐ科目であり、個人と地域社会の持続的発展を支える力を育成する。

キャリア教育

本学では、「キャリアは自立した人間の仕事を含めた人生の在り方」と考え、入学から卒業までの4年間、一貫したキャリア教育、キャリア支援、進路・就職支援を行っています。キャリア教育科目は全文系学部共通科目として開講しており1年次からのキャリア教育、講義外のキャリア支援プログラム、そして、3年次からの進路・就職支援プログラムなど入学から卒業まで「キャリア」を軸に教育と支援の充実を図っています。

【講義】1年前・後期 大学とキャリア

大学生活をより充実したものにするために、大学での学びをはじめ部活動・サークル活動、旅・留学、その他の諸活動、アルバイト、インターンシップ、就職などのテーマ別に先輩・社会人からアドバイスをもらいます。最終的には、自らの将来のキャリアを検討しつつ、大学生活の目標の設定と行動計画を記した「アクションプラン・シート」を作成して、大学生活を充実させていくためのバイブルにしてほしいと考えています。また基礎力(ジェネリック・スキル)を測定する適性検査を実施し、この結果をもとに今後働く上で必要な基礎力の向上を意識して授業を行います。特に、他者とのベストな関わりをもたらす「コンピテンシー」の向上に注力しています。

1年後期 社会とキャリア

学生が将来のキャリアをより良く選択するために、幅広く現代の社会・ビジネスについて学びます。実際に起きている問題・テーマを取り上げて、多角度から検討します。また、「仕事とプライベート」「恋愛と結婚」「育児と介護」「離職と転職」などについても討論します。その他、批判的な思考(クリティカル・シンキング)と論理的な書き方(ロジカル・ライティング)の基礎を学び、大学での学びや将来に向けて実践できるように学びます。

2年前期 仕事とキャリア

学生が将来のキャリアをより良く選択するために、幅広く現代の社会・ビジネスについて学びます。実際に起きている問題・テーマを取り上げて、多角度から検討します。また、「仕事とプライベート」「恋愛と結婚」「育児と介護」「離職と転職」などについても討論します。その他、批判的な思考(クリティカル・シンキング)と論理的な書き方(ロジカル・ライティング)の基礎を学び、大学での学びや将来に向けて実践できるように学びます。

【実践】1年通年 インターンシップ

インターンシップとは、自らの専攻もしくは将来のキャリアに関係する就業体験のことをいいます。インターンシップでのより良い学びとするために本科目では、(1)業種・職種・企業の理解(2)社会人として必要なヘア・メイク、そしてビジネスマナーとコミュニケーション(3)職業観、人生観について検討する機会を設けています。

1年後期 グローカル・キャリア(筑邦銀行・三井住友銀行連携講座)

行政や銀行の方から直接、地域の現状や課題について話を聞き、学生自身が解決策を考えることで、久留米・筑後を中心とした地域、そして世界で活躍するグローカルな人材の育成を目指しています。

2年後期 キャリア・フィールドワーク

キャリア・フィールドワークとは、これまでの社会・ビジネスの基礎知識をもとに、実際に事業所(企業・行政)のオフィスやショールームなどに学生自らが出向いて、現場の方々から実際のビジネス・仕事について学びます。書籍やネットでは知ることのできないビジネスの現実を学びます。その後、各事業所からの問題を提示していただき、その解決のためにグループで検討した結果を事業所の方々の前でプレゼンテーションして評価してもらいます。

3年後期 キャリア・プロジェクト

キャリア・プロジェクトは、これまでキャリア教育で学んできた知識を応用して、実際にある企画をプロジェクトとしてグループ・クラス全員で取り組むPBL 型(プロジェクトを基礎とした学習)授業です。これまで大学の就職・キャリア支援課と提携して、大学で約150 社の企業を招致して行う合同企業説明会や学内の業界研究セミナーなど大規模なイベントの学生スタッフとして企画から運営までに携わってきました。

外国語教育

英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、第二言語としての日本語の6つの外国語を学ぶことができます。本学には、ネイティブの教員などから構成される外国語教育研究所があり、そこでの研究も教育に生かされています。英語は、入学時の「プレイスメントテスト」により、学生をレベル別に4つのクラスに分け、個人のレベルに合わせて英語力を伸ばせるようになっています。

アクティブ・ラーニング

学修者が体験学習や問題解決学習、調査学習などを通じ、能動的に学ぶことで人間性を磨き、知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力などの向上を目指すアクティブ・ラーニング。本学では基盤教育研究センターが中心となり、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークなどに加え、「久留米筑後体験演習」「アントレプレナーシップ論」「SDGs実践論」「シティズンシップ・スタディーズ演習」といった科目で大学と地域の連携を図りながら進めるアクティブ・ラーニングを提供しています。

全学副専攻課程

所属する学部学科で編成された主な専攻課程に加えて、「経済学副専攻コース」「ツーリズム英語副専攻コース」「データサイエンス副専攻コース」といったテーマ別に編成された学部横断型のプログラムを学ぶことができます。

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