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経済学部文化経済学科 冨吉 満之 先生

冨吉先生顔写真


久留米を、食や農業の情報発信の基地に
していきたいです。

 

経済学部文化経済学科
准教授 冨吉 満之(とみよし みつゆき)

 

※掲載内容は2016年10月発行本学広報誌のものです。

プロフィール

出身地/福岡県
最終学歴/京都大学大学院地球環境学舎
取得学位/博士(地球環境学)
本学着任/2016年

Q1.研究テーマ・専門分野について教えてください

本の表紙大学院の修士課程までは植物遺伝学が専門で、蕎麦(ソバ)の作物としてのルーツについて研究してきました。

その後、農業経済学に専門を移し、里山保全や農業に関わるNPOについて調べてきました。


現職では「地域農業論」の講義を担当し、持続的な農業や農村、食の在り方ついて研究しています。

最近では、地域に古くからある「伝統野菜」をどのように守っていくかについて、フィールド調査を進めています。

昨年には、これまでの研究成果をとりまとめ、『伝統野菜の今』という書籍の形で出版しました(香坂玲氏との共著、清水弘文堂書房、2015)。

                                                『伝統野菜の今』、清水弘文堂書房、2015.

Q2.研究テーマ・専門に興味をもったきっかけは何ですか?

中学時代に漫画『美味しんぼ』(小学館)を読んで衝撃を受けてから、日本の食や農業問題に関心を持ち、農学部を目指すようになりました。

また、作物のルーツに興味を持ったきっかけは、高校卒業後の浪人時代に中尾佐助著『栽培植物と農耕の起源』(岩波新書)を読んだことです。

今、私達が食べているコメやコムギ、トウモロコシや野菜は、世界のどこで栽培され始めたかが書かれていました。

Q3.研究テーマ・専門と社会との関係について教えてください

一番身近な関わりは、「毎日の食卓」の中にあると思います。

ラーメンやうどんを食べる時に「九州産小麦使用」とあるのを見たことがありますか?

その背景には減反政策が関わっています。

国の農業政策も、実は自分たちの暮らしに深く関わることなのです。

伝統野菜については、皆さんの暮らす場所にも残っているかもしれません。

アンテナを張ると面白い世界が見えてくるはずです。

先生からのメッセージ

棚田見学の様子「生産者と消費者の距離が遠くなっている」と言われています。

でも、久留米をはじめ九州は、「農」と食卓の距離が近い恵まれた地域だと思います。

そのことを活かし、学生には生の情報を伝えることや現地で体験してもらうことを大事にしています。

久留米を、食や農業についての情報を世界に発信する場所にしていきたいと思います。

先生のこだわり ~どこでも菜園~

ベランダ菜園の植木鉢学生時代の1人暮らしでは、ベランダの植木鉢で水菜やネギを作っていました。

今は庭の小さな菜園で野菜を作っています。

どこに住んでも、いつも「食べられるもの」を栽培しています。

「適当に無理なく」が継続の秘訣です。