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教員コラム(17)

教員コラム(17)

スポーツ医科学科/ 野田 耕 

「意味のあることを,情熱を持って,上手に教えてこそ,真の保健体育科教師である」.およそ25年前,私が中高一貫の男子校で講師をしていた時にその学校のベテランの先生から説いてもらった言葉です.25・26歳頃の私は,有り余る体力,学生時代に培った運動能力を武器に,体育(実技)の時間は生徒と一緒に汗だくになって運動・スポーツを行うというだけの指導?しかできていませんでした.その恩師の授業を参観した後は「保健体育の授業観」が一変し,50分の授業で生徒にからだや運動・スポーツの知識や技能,運動への取り組み方をどのように工夫して修得させられるのかということを意識するようになりました.その後は先輩教師や良い授業実践者の授業を所々へ見に行き,自分なりに考えながら教育実践に取り組みました.以来,教育現場の恩師から説かれたこの言葉を大学においても教育・指導の柱として位置づけ,私自身がより一層,具現化できるよう努めています.(なかなか“上手に教える”ことはできていませんが・・・まだ修行中です)

昨年度,ご縁があって小学三年生の「保健授業」をゲスト・ティーチャーという立場で担当する機会をいただきました.内容(単元)は「毎日の生活と健康」で,毎日を健康に過ごせるよう,食事・運動・休養を調和良く生活しましょう,というものです.実際に9歳の子どもたちに先述した内容をどのように思考させ,理解させるのか.学級担任の先生と学習内容や方法について何度かやり取りをさせてもらい,当日の授業を終えることができました.この授業では,発育発達の適時性や主体的に取り組むことの意味などを,データを基にお話しました.まだまだ私も,“発達し続けねばならない!”ということを子どもたちに教えてもらったような日でした.正に子どもも教師も共に育つ共育を体現した機会でした.
スポーツ医科学科でも,「意味のあることを 熱意を持って 分かりやすく 言葉で教える」ことができる教師を育成していきたいと思いますし,私自身もはやくその境地に立てるよう一層の研鑽を積みたいと思います.

以上,スポーツ医科学科で保健体育の教員養成科目を担当している “のだ こう”でした.最近,頭が涼しくなってきたのが悩みです(>。<)

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次回は、総合子ども学科の小栗 正裕 先生です。

次回は総合子ども学科の小栗正裕先生に襷をつなぎます.保育や子育て支援がご専門で、私に負けづ劣らず寡黙で真面目な先生です。