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教員コラム(10)

総合子ども学科/園田 貴章

 奥野先生よりバトンを受け取りました、総合子ども学科の園田 貴章です。

私は、発達障害のある子どもたちへの支援に携わってきました。発達障害は、症状によって「自閉スペクトラム症(Asd)」「注意欠如多動症(ADHD)」「限局性学習症(Sld)」に分類されています。保育園や幼稚園では、発達障害とわかっている子どものうち、指導を受けている子どもは約46%と言われています。

発達障害の子どもを支援するためには、まず早期に気づくことが大切です。早く気づいて支援すれば、症状の悪化を防ぐことができます。ところが、幼児期は成長中なので発達障害か、単に落ち着きがないだけなのかを見分けるのは簡単ではありません。保護者からの相談で気づく場合もあるので、保育者には気づく力と保護者との信頼関係が必要になります。

保育者は自立を支える支援を行います。発達障害の子どももそれ以外の子どもも同じように接し、その上で症状に応じた対応を行います。いつも保育者が注目してくれているという「つながり」を絶やさないようにすることが大切です。

例えば、ADHDの子どもの場合、授業中に何度も質問をして授業が中断することがあります。しかし、それをプラスに考えて、質問したことを褒めてあげます。つながりが深まれば、質問の回数を制限するといったルールを作り、自制を促すことも可能になります。

支援はこのように寄り添うことが基本ですが、自立のためには症状を周囲に説明して役割分担を決めることも必要です。人間はもともと1人で生きているわけではありません。お互いに助け合いながら生きているということを自覚して、それを実践する社会性を養うことも重要なのです。

次回はスポーツ医科学科の滿園先生にバトンをお渡しします。

滿園先生は、ダンディな雰囲気を持っていますが、陸上の先生でもある方です。どうぞお楽しみに!!