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教員コラム(9)

スポーツ医科学科/奥野 真由

 濵﨑先生よりバトンを受け取りました、スポーツ医科学科の奥野真由です。

奥野

 専門分野はスポーツ心理学です。私は競技スポーツの現場で、アスリートやチームへの心理サポート実践を大切にしており、今回はそのことについて少しご紹介します。

 心理サポートは、スポーツ心理学の専門的知識や技術に裏付けられた競技スポーツ場面への介入のことを指します。トップアスリートがメンタルトレーニングを実践していることが、しばしばメディアで取り上げられるのでご存知の方もいるでしょう。メンタルトレーニング技法のレクチャーや、カウンセリングや心理療法をベースにアスリートの心理的強化を支援するスポーツカウンセリングなどが心理サポートの主な内容です。(その他にも心理担当者はチームにおいて様々な役割を担いますが、そちらの紹介はまたの機会に。)

 スポーツカウンセリングでは、悩み(課題)はそのアスリートの可能性であると捉え、悩み(課題)と向き合い、取り組み、克服する過程で、こころは強くなると考えられています。悩みは無い方が良いと言われることもありますが、悩むことがこころを強くするスタート地点だと考えれば、無い方が良いとは一概に言えないのです。こころを強くするために重要なことは、“適切に”悩むことであり、そういったこころの成長過程をサポートすることが心理担当者の役割です。

 加えてこころの成長過程で重要なことは、アスリートにとって最も身近な存在である指導者やチームスタッフの関わりです。指導者やチームスタッフには、アスリートが悩みを抱えない様、過剰に配慮するのではなく、適切に悩むことができるよう指導または援助することが求められます。スポーツ医科学科の多くの学生さんは、指導者や対人援助者を志しています。スポーツ心理学での学びを通して、アスリートのこころの成長を援助できる指導者、対人援助者になって欲しいと思っています。

次回は総合こども学科の園田先生にバトンをお渡しします。

園田先生は、時には学生と同じ目線に立ち熱心に指導なさる先生です。どうぞお楽しみに!!