九州医学専門学校校歌
1928年に創設された本学の前身「九州医学専門学校」の校歌は、詩人「北原白秋」による作詞で作られました。
※音源は、昭和33年の創立30周年を機に制作されたレコード盤を、久留米大学医学部同窓会が「創立70周年記念校歌集」のCDで復刻したものです。
指揮:本間四郎、ピアノ伴奏:荻島秀男(医学部第5、昭和35年卒)
独唱:平島国雄、合唱:久留米大学医学部メンネルコール部
九州医学専門学校校歌
(作詞:北原白秋/作曲:小松耕輔/編曲:本間四郎)
一、
近代の医学興(おこ)れり、
我等承(う)けたり。
采(と)るべし、若き陽(ひ)、来れ、朝なり、
未来の青空、ここに騰(あが)れり。
思へよ、この道、
ただに愛なり、
輝く雲なり、旗なり、風なり、
國手(こくしゅ)の理想は常に仁(じん)なり。
九州の我が空、医専(いせん)、我が校。
九州医専(きゅうしゅういせん)、九州医専、
九州医専、フレー。
二、
近代の医学興(おこ)れり、
我等承(う)けたり。
窮(きわ)めよ、学理を、集(つど)へ、今なり、
東の翠巒(すいらん)、高く明(あか)れり。
思へよ、この道、
ただに眞(しん)なり、
輝く土なり、木々なり、草なり、
叡智(えいち)の瞳は常に聖なり。
高良の我が山、医専(いせん)、我が校。
九州医専(きゅうしゅういせん)、九州医専、
九州医専、フレー。
三、
近代の医学興(おこ)れり、
我等承(う)けたり。
潜(ひそ)めよ、心を、洗へ、世の塵(ちり)、
千歳(ちとせ)の大河もやまず響(ひび)けり。
思へよ、この道、
ただに一(いつ)なり。
輝く水なり、鰭(ひれ)なり、翼(はね)なり、
治法(ちほう)の觸手(しょくしゅ)は常に敏(びん)なり。
筑紫(つくし)の我が河(かわ)、医専(いせん)、我が校。
九州医専(きゅうしゅういせん)、九州医専、
九州医専、フレー。
四、
近代の医学興(おこ)れり、
我等承(う)けたり。
見守れ、現身(うつしみ)、救え、人なり、
幽(かそ)けき命も共に為(な)すあり。
思へよ、この道、
ただに愛なり。
輝く息なり、聲(こえ)なり、精なり、
國手(こくしゅ)の矜持(ほこり)は常に仁なり。
九州の我が空、医専(いせん)、我が校。
九州医専(きゅうしゅういせん)、九州医専、
九州医専、フレー。