ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > バックナンバー > 年度別 > 2017年度 > 九州北部豪雨災害支援学生ボランティア活動状況および義援金募金活動について

九州北部豪雨災害支援学生ボランティア活動状況および義援金募金活動について

7月5日から6日にかけて福岡、大分等の九州北部を記録的な豪雨が襲い、土砂崩れ、増水等により多くの集落の孤立、また、複数の死者・行方不明者を出すなど、大きな被害が出ております。現在でも救助活動は続いており、多くの方が不安な毎日をお過ごしのことと思います。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

本学としましては現時点で、大学病院においてはDMATの派遣や患者さんの受け入れ、また、文学部社会福祉学科をはじめ経済学部や学生サークルなどが災害支援学生ボランティアの派遣を行い、さまざまな形で微力ながら支援をさせていただいているところです。


<<活動報告>>

学生による災害ボランティア活動状況について(2017/09/12)

8月29日、久留米大学災害ボランティアネットワーク「ゆめくる」等のボランティア団体と学生有志が企画した災害ボランティアが3回目の朝倉市の災害支援活動に参加しました。参加メンバーの内訳は、学生19名、教員3名の計22名でした。

今回は、久留米大学のバスで朝倉市災害ボランティアセンター杷木サテライトに行き受け付けをしました。

杷木サテライトから現場(松末地区)への移動は、大学のバスでは入れない狭い道を移動するため、ボランティアセンターが用意したマイクロバスを利用しました。

ボランティアセンター 現場に向かう様子

現場では、同じ依頼主の離れた土地で、14人の泥出しグループと8人の家屋内での作業グループに分かれて、作業しました。家屋内での作業グループは、さらに2班に分かれて作業しました。

一班(2名)は、農業に使う道具が災害で泥まみれになったり、錆がついていたりしたので、それらの道具の泥とり、水洗い、錆取りをしました。この作業に参加した学生は、「錆や泥のせいで使えなくなったペンチやネジはかなりの量があり、小さな被害もたくさんあると感じた」「午前中から昼御飯を挟み、その後も作業が必要なほど時間がかかり、小さなことでもかなりの負担になることに気付いた」と話していました。

二班(5名)は、消毒のために取られた根太(ねだ:床板を支えるための横木)の修復作業、床板をはめる、畳を敷く等の作業をしました。根太を釘で固定する作業と床板をはめる際の大きさの調整作業は自分たちの力ではできなかったため、依頼主さんに協力してもらいました。特に床板をはめる作業は、1枚ずつ場所が決まっていてパズルを解くような作業でした。やっとのことで床板をはめた後は、その上の土や埃を取り、畳を敷きました。この作業に参加した学生は、「メディアでは取り上げられない個人の家の被災状況をあらためて知った」と話していました。

泥出しグループもA・Bの2班に分かれて作業しましたが、それぞれ人手が足りない状況の時に応援を出し合うような形で作業を進めました。

A班(7名)は、泥出し、泥に埋まった農機具の発掘作業をしました。すべての土砂を取り除くことはできませんでしたが、みんなで協力してトラクターを移動させるぐらいまでは泥出しができました。この作業に参加した学生は、「現場を見たときは大量の土砂で機械が埋まっていて驚いた」「被災地域からも近い所に住んでいるので、一過性で終わるのではなく、継続的にボランティアを続けていかなければならないと思った」と話していました。

B班(7名)は、A班と同じような作業でしたが、裏山から水が流れ込んでいる所があり、作業がしにくい状況でした。しかし、依頼主の指導により、流れ込んできた岩や塩ビ管を利用して、その水の流れを変えて建物内に堆積した土砂を洗い流しました。私たちは、その逆転の発想に驚きました。依頼主の影響を受けた学生は、その後も水の流れを制御して、作業しやすい足場や、効率よく農機具を発掘する工夫をしていました。その結果、道具やショベルカーを運び出すことに成功しました。こちらも、まだ埋まっている農機具が残りました。この作業に参加した学生は「現場の状況が想定より深刻だったので驚いた」「思ったより時間がかかった。土砂が農機具の奥深くまで詰まっていたので、手持ちのシャベルでは掻き出しが困難だった」と話していました。


現地の様子 現地の様子 
作業現場周辺の様子

それぞれの活動を終えて、松末の活動拠点で合流し、杷木サテライトで活動報告を済ませた後、全国の学生の活動拠点「うきはベース」に立ち寄りました。そして、うきはベースで活動している全国の学生と一緒に活動の振り返りをしました。振り返りでは、「うきはベースにおいて活動での反省や課題をだし改善策を出していくことは、これからボランティアをする人が取り組みやすくなるためにも重要だと思った」「全国各地から多くの学生が参加してださっていることが分かり感謝の気持ちで一杯になった」などのコメントがありました。また、「方言や現場で話される専門用語が分からず意思疎通が難しかったので、頻出語リストを作ってはどうか」という提案もあり、その日のうちに、うきはベースのメンバーが頻出語リストを作成していました。議論は、白熱していましたが、バスの時間が迫っていていたので、うきはベースに宿泊する4名を残して、出発しました。

うきはベースでの振り返り
「うきはベース」での振り返り

なお、学生災害ボランティアの活動拠点&無料宿泊施設「うきはベース」の募集が9月18日月曜日まで延期になりました。
詳しくはこちらをご覧ください。http://www.nvc.pref.fukuoka.lg.jp/news/detail/261

これまで活動に参加した学生は、参加後も被災地支援の活動に関わっています。また、久留米大学の学生で被災地のためにできる新たなことを模索しているところです。

久留米大学災害ボランティアネットワーク「ゆめくる」 顧問 松田 光司

活動報告)
一班担当:災害ボランティアネットワーク ゆめくる 石田莉奈
二班担当:災害ボランティアネットワーク ゆめくる 海藤麻里奈
A班担当:経済学部  樋口翔
B班担当:経済学部  目黒耕征

 


<<活動報告バックナンバー>>

学生によるボランティア災害支援活動について-第2陣-(2017/08/28)

学生によるボランティア災害支援活動について-第1陣-(2017/08/14)

文学部社会福祉学科のボランティア活動状況について-第2弾-(2017/08/04)

文学部社会福祉学科のボランティア活動状況について-第1陣-(2017/07/27)


また、学内では、本学と共に一般財団法人久留米大学愛恵会および久留米大学教職員組合との3者協力のもと「平成29年九州北部豪雨災害義援金募金活動」を行っており、学内各所に募金箱を設置して募金活動に取り組んでいます。

被災地の一日も早い復興を心より お祈り申し上げます。