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文学部学生と医療センターの「文医融合」で課題解決の2企画を制作

文学部情報社会学科では、毎年、医学部を持つ久留米大学の強みを生かして、医療センターと連携した課題解決型授業「ほとめきプロジェクト実習演習」(江藤智佐子教授担当)を行っています。

この度、医療センターの「心通わせる医療」を表現する企画提案として、車椅子の介助者用の「まごころポッケ」と「医療相談室スタッフボード」が完成し、その受け渡し式が12月16日に行われました。

受け渡し式
後列左から、管理課 福田課長、事務部 林田部長、医療連携推進室 丸山主任、濵屋室長、尾澤さん、
医療連携推進室 中島MSW
前列左から、看護部 大塚部長、森田さん

 

【車いす用「まごこころポッケ」】
車椅子介助をしながら院内を移動する際、書類や封筒などの持ち歩きが不便という課題がありました。そこで、介助者が車椅子を押しながら両手がふさがらない書類入れを考案しました。「まごころポッケ」は取り外し可能で、車いすのサイズに合わせた調節もできるように工夫されています。
(制作担当者:文学部情報社会学科 4年生 森田 絵里加さん)

車いす用「まごころポッケ」まごごろポッケ

 

【医療相談室スタッフボード】
患者さんから医療相談室の場所が分かりづらい、入りづらいという声がありました。相談室スタッフの温かい対応を可視化する方法として、似顔絵を描いたスタッフボードを制作しました。その日の担当者が分かるように用途に応じて配置を変更できる個別マグネットカードタイプとパズルでつながったデザインのスタッフ全員がわかるタイプの2タイプです。
(制作担当者:文学部情報社会学科 4年生 尾澤 知夏さん)

医療相談室スタッフボード医療相談室スタッフボード

 

車いす用「まごころポッケ」を制作した森田さんは「車輪に当たらないようポケットの位置に気を付けたり、感染防止のために素材にも注意が必要でした。看護師の皆さんの現場の声を反映するために、試行錯誤の繰り返しでした。やっとできあがったという達成感があります」とこれまでの制作を振り返りました。

スタッフボードを制作した尾澤さんは「医療相談室に親しみを持ってもらえるように工夫しました。イラストも似ていると喜んでいただけ安心しました」とほっとした様子でした。

スタッフボードを受け取った医療連携推進室の濵屋室長は「病院リサーチから始まり、意見交換を繰り返す中で学生ならではの視点でアイデアを提案してもらいました。私たちも、刺激を受け、元気をもらいました。今回の活動が学生の自信につながってくれたら」と学生の今後の成長に期待していました。

制作期間は約1年半。医療センターの看護師、ソーシャルワーカー、事務スタッフなどの関係者と意見交換を何度も繰り返し、試作品を提案し、やっと完成できた制作物を無事に渡すことができ、プロジェクトに参加した学生たちは、笑顔と達成感に包まれていました。