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【研究成果】医学部神経精神医学講座 内村直尚教授らの研究グループが“お香”の快眠効果を実証(ベチバー香)

本学学長で睡眠研究の第一人者である内村直尚教授らの研究グループ(医学部神経精神医学講座)が、株式会社天年堂(本社:福岡県久留米市)、株式会社アカル(本社:福岡県久留米市)との共同研究で、ベチバー※1、白檀※2を配合したお香に、寝つき、夜間の覚醒、早朝の目覚め、熟眠感不足の不眠症状を改善する効果があることを実証し、その研究結果をもとに配合したお香が「ベチバー香」として販売されています。(株式会社アカルが原料となるベチバーを提供し、株式会社天年堂が製造・販売。)

不安・緊張を原因とする不眠や生活習慣による不眠を、睡眠薬に頼らずに香りの芳香成分によって改善する役割が期待されます。

ベチバー香

 

研究は、眠りに不安を持つ成人を対象とした“終夜睡眠ポリグラフ検査※3”で、お香を焚かずに就寝した夜を基準として、お香を焚いて就寝した際の眠りの変化を客観的に測定した結果、眠りにつくまでの時間が減少し、総睡眠時間が増加するという改善が見られました。また、自覚的評価でも不眠の改善を認めました。研究結果は、アロマの学際的専門誌「AROMA RESEARCH(2020年11月号)」に掲載されました。


※1:ベチバーとは、インド原産のイネ科の多年生草本で、その根は強い香りを持ち、強い消臭効果があります。香料は多くの香水に高級感のあるウッディなベースとして用いられており、シャネルNo.5にも使用されています。

※2:白檀(ビャクダン)とは、インド原産の半寄生の熱帯性常緑樹で、爽やかな甘い芳香が特徴で香木として利用されています。

※3:終夜睡眠ポリグラフ検査とは、脳波・眼球運動・筋電図・心電図・呼吸・血液中の酸素濃度などを専用のセンサーを装着して記録し、客観的な睡眠の深さとその経時変化、睡眠中の呼吸の状態などを調べる検査です。