ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > バックナンバー > 年度別 > 2021年度 > 公開シンポジウム「医療的ケアの必要な子どもがこどもらしく生きるために」を開催

本文


公開シンポジウム「医療的ケアの必要な子どもがこどもらしく生きるために」を開催

3月12日(土)、本学の研究ブランディング事業の一環で、オンラインによる公開シンポジウム「医療的ケアの必要な子どもが子どもらしく生きるために」が開催されました。

【内容】

文医融合プロジェクト研究の報告
久留米大学 人間健康学部 総合子ども学科 教授 濵﨑 裕子

シンホジウムに先立ち、人間健康学部総合子ども学科の濱﨑 裕子教授より、文医融合プロジェクト研究である医療的ケアの必要な子どもの子どもらしい生活を支える保育士および教師・心理師の職能に関する研究」について、2021年度に調査を行った保育所等での医療的ケア児へのサポートの現状と考察、今後の課題などについて報告しました。

シンポジウムの様子

シンポジストと濵﨑教授(写真下)

次に、医療的ケア児にかかわるシンポジストの皆さまから、それぞれの立場で活動のご紹介や思いなどについて語っていただきました。

【シンポジウム】

羽良 栄子 氏(保護者)

現在、小学校に在籍している医療的ケア児の保育所探しについて苦労されたご経験や母親としてお気持ちなど、実感の込もった内容で、視聴者の心に響くお話をしていただきました。


平野 理江 氏(いるべ保育園 園長)

療育・障害児保育の経験を生かして、医療的ケア児にも多面的な配慮をし、工夫を重ねた支援体制を整えて対応されており、医療的ケア児の保育園での様子などを写真を用いて紹介していただきました。


大野 真如 氏(一般社団法人あまね代表理事)

児童発達支援事業所をベースに多機能な事業展開をすることで、医療的ケア児の切れ目のない支援、看護師と保育士が協働する質の高い療育、医療連携による本人・家族の支援など、地域における医療的ケア児の支援を先進的に行っていることをお伝えいただきました。


小篠 史郎 氏(熊本大学病院小児在宅医療支援センター特任講師)

熊本大学病院「小児在宅医療センター」に勤務する小児科医の小篠 史郎氏は、小児在宅に関してさまざまな相談に応じ、医療的ケア児の保育・教育の支援や人材育成に貢献するなど、看護師・作業療法士・社会福祉士のスタッフとともに幅広く活動されており、今後の久留米市での医療的ケア児の支援体制づくりに大変参考になる実践報告と情報提供をいただきました。


後半の意見交換でも、シンポジスト同士の質疑・応答も活発に行われ、医療的ケア児を取り巻く環境整備に向けて、議論を深めることができました。

シンポジウムを閉じるにあたり、濵﨑教授は「現在、保育園や小学校に通っている医療的ケア児は、親の努力と行動力によって支援者に出会い、道が開かれてきた。これからは、個人の力ではなく地域社会の力により、社会全体で医療的ケア児が普通に集団の子どものなかで育ち、学んでいくようになることが望まれる。そのために今回のシンポジウムで得られた指針を活かしていきたい」と述べました。

医療的ケア児

SDGsSDGsSDGs