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食べるボランティアプロジェクト×留学生別科でヴィーガンメニュー

これまで、国際交流・協力支援サークルなどと本学で食堂などを経営する一般財団法人久留米大学愛恵会が「食べるボランティア」プロジェクトとして、”TABLE FOR TWO(TFT)メニュー※”の販売を行ってきました。

※TABLE FOR TWO とは、開発途上国の貧困と先進国の食生活を改善するために行われている活動で、参加する団体は、TABLE FOR TWOの基準を満たすヘルシーメニューを提供し、その1食分の価格から20円(子どもたちの給食1食分)が開発途上国へ送られます。

今回、その第10回のプロジェクトとして、国際交流・協力支援サークルWorcal 、法学部松田研究室、学生有志などの協力を得て、2022年7月11日(月)から、御井キャンパスの食堂「ZIP」において卵・乳製品・はちみつなども含む動物性食材を使わない「ヴィーガンメニュー『菜野尽カレー』」の販売をスタートしました。

学生と愛恵会のスタッフ
プロジェクトにかかわった学生と愛恵会のスタッフ

今回のプロジェクトは寄付を目的としたものではなく、この企画をとおして
 ・宗教やアレルギーで食事が制限されている方々への理解と共感を促進する
 ・食肉を作る過程での環境負荷や食料問題について考えてもらう
ことを目指した取り組みです。

今回はプロジェクトメンバーとして、さまざまな国から留学生を受け入れている「留学生別科」の留学生が参加しました。留学生別科は、海外から学生が日本の大学に入学する前に日本語を学ぶための予科で、現在28名が学んでいます。

歓迎会の様子
留学生別科のWelcome Ceremonyの様子

宗教上の問題などで肉や魚などを食べることのできない留学生も多く、そのような学生からの意見を取り入れながら、肉の代用食材として水分を除いた木綿豆腐を使用したカレーを販売すべく検討を進めました。また、このメニューを維持するためには、ある程度の販売数が必要となるため、「食べるボランティア」参加学生と愛恵会の間でさまざまな議論を重ね、今回のメニュー販売に至りました。

ミーティングの様子
メニューについて議論する学生たち

この企画にかかわった日本人学生からは、「学食のメニューを考えるだけでなく、肉が食べることができない方々のことや環境や食料の問題を一緒に考えることができて、その解決の一歩を踏み出すことができてよかった」と話してくれました。

留学生
学食にて ネパールや中国などからの留学生

カレーを食べた留学生からは、「とても美味しく、スタートしてから何回も食べた」「ベジタリアンでとり肉、豚肉、牛肉、魚を食べることができないが、このメニューができて、食堂で食事ができるようになり、日本人の学生ともそこで交流することができるようになった」「これからも、このメニューを続けてほしい」といった声が聞かれました。

学食は、学生や教職員だけでなく、地域の皆さまにもご利用いただけますので、この機会に是非ヴィーガンメニューを味わってみてください。

【ヴィーガンメニューの販売期間】
 2022年7月11日(月)~7月28日(木) ※土日を除く 10:00~19:00 [売切れ次第終了]
 場所:久留米大学御井キャンパス 800号館1階学食「ZIP」
 メニュー:菜野尽カレー 380円(税込)
※ヴィーガン対応ルー、ニンジン、ジャガイモ、水分を除いた木綿豆腐を使用


ポスター

メニュー
学生がデザインしたポスターや掲示物

ネパール語のポスター中国語のポスター
(左)ネパール語 (右)中国語のポスターも留学生別科で制作

 

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