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久留米大学病院放射線腫瘍センター公開講座「ここが知りたい がん治療」を開催

2019年1月19日、2018年10月に開設された久留米大学病院放射線腫瘍センター主催による公開講座「ここが知りたい がん治療」を久留米市石橋文化ホールにて開催しました。

公開講座の様子

この公開講座は、がんでお悩みの患者さんやご家族が安心して治療に向き合える毎日のために開催されたもので、放射線腫瘍センターに新たに導入された放射線治療機器等について紹介し、放射線腫瘍センターでできる温熱療法や放射線治療の効果について、外部から講師をお招きし、分かりやすくご紹介いただきました。

また、作家の谷村志穂さんをお迎えして、「これからのがん治療」をテーマに座談会も行いました。


会に先立ち、久留米大学病院の八木実病院長が「この公開講座をとおして、創立90周年事業の一環として建てられた病院北館内の放射線腫瘍センターで行っている最新機器を使ったがん治療について知っていただき、市民の皆さまの『がん』に対する知識が深まれば」と挨拶しました。

八木病院長の挨拶

公開講座概要:

施設案内 「久留米大学病院放射線腫瘍センター案内」
淡河 恵津世 先生(久留米大学病院 放射線腫瘍センター長)

放射線腫瘍センター長である淡河恵津世教授が、人型ロボット エミューくんと一緒に放射線腫瘍センターに導入された九州初導入した放射線治療機器や温熱治療機器などについて説明。最新機器の導入により、短時間で高精度な放射線治療や効果的な温熱治療を行うことができるようになり、がん治療をより効率的に行うことができる施設となったことが紹介されました。

 淡河教授による施設紹介 淡河教授による施設案内


新たに導入された放射線治療機器等

放射線治療機器トモセラピー「ラディザクト」

CTスキャナーと放射線治療装置が融合した最新機器で、腫瘍の形状に合わせたピンポイントな照射を行い、正常組織への影響を最小限にする。

  ラディザクト

高精度リニアック治療装置「トゥルービーム」

短時間かつ高精度で治療が可能に(放射線照射を行う時間が従来の1/2~1/3に短縮)

トゥルービーム

温熱治療装置「サーモトロンRF-8

がん細胞が正常細胞に比べて熱に弱いという性質を利用して、がん細胞を死滅させることを目的としたもの。

サーモトロンRF-8

放射線腫瘍センター開設に関する記事


講演「がん治療の効果を高め適応を拡げるハイパーサーミア」
寺嶋 廣美 先生(医療法人原三信病院 放射線治療・ハイパーサーミアセンター)

病巣に熱を加えることで、放射線治療効果を増強させ、がんの治療に効果的とされるハイパーサーミア(温熱療法)について医療法人原三信病院の寺嶋廣美先生から、治療実績などを交えご説明いただきました。

寺嶋先生の講演の様子 寺嶋先生による講演の様子

 

講演「がんを切らずに治す最先端のピンポイント放射線療法~トモセラピーの威力~」
芝本 雄太 先生(名古屋市立大学 放射線医学分野主任教授)

放射線に強弱をつけピンポイントに照射するIMRT(強度変調放射線治療)により、病巣以外の放射線量を少なくし、患者さんのQOLも良好な治療成績をあげているトモセラピーを使った治療について、名古屋市立大学放射線医学分野主任教授の芝本雄太先生に治療実績などを交えご説明いただきました。

芝本先生の講演の様子 芝本先生による講演の様子

特別座談会

ゲストに作家の谷村志穂さんをお迎えして、寺嶋教授、芝本教授、淡河教授による「がん治療の現在」や「これからのがん治療」についての座談会を行いました。

谷村志穂さんを迎えての座談会 座談会の様子

座談会の様子

特別座談会後、放射線腫瘍センター長淡河教授から放射線腫瘍センターの放射線治療専門医師、放射線診療技師、放射線医学物理士、品質管理士、治療専任看護師など、充実が図られた診療体制について紹介がありました。最後に医学部放射線医学講座の安陪等思主任教授が「参加いただいた市民の皆さまに感謝申し上げます。長時間にわたってがん治療の最先端を勉強していただきました。お疲れ様でした。創立90周年を迎えた本院は久留米、筑後、県南の皆さまに育てていただいた大学病院です。今後とも宜しくお願いします」と挨拶し、閉会しました。

スタッフの紹介 安陪教授の挨拶
淡河教授による診療体制の紹介(左) 医学部放射線医学講座の安陪等思教授の挨拶(右)