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医学部看護学科で「感染症の脅威から身を守ろう~新型インフルエンザから生物テロ対策・災害まで~」を開催

2019年8月4日、私立大学研究ブランディング事業の一環として久留米大学医学部看護学科で「感染症の脅威から身を守ろう~新型インフルエンザから生物テロ対策・災害まで~」を開催しました。

この取り組みは、中学生・高校生を対象に、身近なインフルエンザなどの感染症について、最新の医学・看護学の情報をもとに講義や実験を行うものです。

今回は33名の中学生・高校生が参加、手洗いやマスクのつけ方など効果的な予防方法から、感染症の集団発生や生物テロなども想定したシミュレーション見学や、最新の防護具や防護服などを着用した訓練などの専門的な内容まで、幅広く「感染症対策」について学びました。


講義1:「感染症と水」 医学部看護学科長 三橋睦子教授

感染症と切り離せない「水」についての知識を深めました。

三橋先生の講義 三橋先生の講義

 


講義2:「感染症と環境について」医学部小児科学講座 屋宮清仁医師

感染症を引き起こす細菌、ウイルス、真菌などについて知識を深めました。

屋宮先生の講義 屋宮先生の講義

 


実習:「感染予防のポイント(手洗いとマスク)」 
久留米大学病院感染制御部 三浦美穂 感染症専門看護師 感染管理認定看護師

感染症の3つの伝播経路である「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」、それを防ぐマスクや手洗いなどについて説明し、実習を行いました。

三浦先生による講義 三浦先生による講義

1.マスクフィットテスト:マスクがきちんとフィットしているかチェックし、正しいマスクのつけ方を学びました。

マスクフィットテスト マスクフィットテスト

2.ATP測定コーナー:生物の細胞内に存在するATP(アデノシン三リン酸)を酵素などと組み合わせて発光させ、その発光量を測定する方法で、手についた汚れを測定し、普段手にどれ位の汚れがついているのかを確認しました。

ATP測定コーナー ATP測定コーナー

3.手洗いチェックコーナー:実際に手を洗い、どれだけ汚れが残っているか(手洗いのくせ)をチェックし、効果的な手洗いの方法を説明しました。

手洗いコーナー 手洗いコーナー


ランチタイム:グループごとに大学生と一緒に食事をしました。


午後からはゲームやグループワークを取り入れた実践コーナーで、さまざまな体験をとおして感染症の予防対策について楽しみながら学びました。

ゲーム:「感染症予防の落とし穴/-試行とばらつきの関係」福岡教育大学 大坪康直教授

感染症は完全には防げないが、「感染する確率を減らすには?」をゲームをとおして考えてもらう講義です。

大坪先生の講義 大坪先生の講義

まず、実施者とプレイヤーが2人1組となります。プレイヤーの前に当たりとするコインが入ったコップ1つとはずれ(何も入っていない)のコップ2つを置き、プレイヤーはコインの入ったコップを当てるゲームです。プレイヤーが1つのコップを選択した後、実施者が残りのコップのうち何も入っていないコップを開けて見せます。はずれが1箇所分かった時点で、選択を変えた方がよいのか、変えない方がよいのか、確率について考えました。


見学:「新型インフルエンザ・生物テロのパンデミック発生時 除染・トリアージ」

生物テロが起こった想定で行われた除染活動のシミュレーションを見学しました。

訓練見学 訓練見学

訓練見学 訓練見学

シミュレーション:「久留米市のお祭”そろばん踊り”で、炭疽菌と思われる白い粉が振りまかれて人々がバタバタと倒れ、バイオテロが疑われる」との一報が入り、ドクターカーで一人の患者が搬送された、という特殊災害を想定した除洗・救助活動訓練。


グループワーク「感染症サバイバルゲーム」:医学部看護学科 佐藤祐佳 准教授
 
感染症によるパンデミックが起こり、ライフラインがストップした想定で、生き残るためには、何が必要かをグループで検討して、その内容を得点化し、グループ間で競い合う「生き残りをかけたゲーム」を行いました。

サバイバルゲーム


実習:「一類感染症防護具の着脱訓練」「環境汚染の計測」

エボラ出血熱などのウイルス性出血熱やペスト、天然痘といった「一類感染症」発生時の防護具を着脱する訓練と、エレベーターなど普段手で触る場所の汚染の状況を測定しました。

防護具着脱訓練 環境汚染の測定
(左)防護具着脱訓練 (右)汚染測定


最後に、講義を全て修了した参加者に大坪教授から未来博士号が授与されました。

修了証の授与


医学部看護学科では、8月5日(月)、8月7日(水)にも「ちくご子どもキャンパス」で、同じ感染症をテーマにした講義を行いました。
(※子どもキャンパスでは、プロブラム内容は異なります)