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文学部国際文化学科 神本 秀爾 先生

神本先生顔写真

 

他者への共感の回路を広げる

 

文学部国際文化学科
講師 神本 秀爾(かみもと しゅうじ) 

 

※掲載内容は2017年1月発行本学広報誌のものです。

プロフィール

出身地/福岡県
最終学歴/京都大学大学院人間・環境学研究科
取得学位/博士(人間・環境学)
本学着任/2016年

Q1.研究テーマ・専門分野について教えてください

専門は文化人類学ですが、宗教研究やポピュラー音楽研究と言うときもあります。

主に、宗教や音楽に備わる、人々を非日常に誘う力や、人々をまとめる力に関心があります。

これまでには、(1)ジャマイカで始まったラスタファーライとレゲエの関係、(2)音楽とローカル・アイデンティティの関係、などについて研究を進めてきました。

今後も、ジャマイカをフィールドとした調査は継続するつもりですが、その他の英語圏の宗教・スピリチュアリティや音楽に関わる研究も進めていきたいと考えています。

Q2.研究テーマ・専門に興味をもったきっかけは何ですか?

21歳のときに、レゲエを通じてラスタファーライと出会ったことです。ジャマイカの風景

最初は純粋にレゲエを「音」として「楽」しんでいたのですが、徐々にそれらの曲で歌われる、植民地や奴隷制という過去を批判するメッセージや、宗教的なメッセージの奥深さに惹かれるようになりました。

数カ月後にはジャマイカに行き、ほとんど何も分からずに帰国したのですが、その時に自分の知らない世界に身を置くことの面白さを知りました。

このことが、現地調査を通じて現地の人々の見方に寄り添おうとする文化人類学という学問を選ぶきっかけになりました。

Q3.研究・専門と社会との関係について教えてください

文化人類学という学問の貢献のひとつは「文化相対主義」という考え方を広めたことです。

簡単に言うと、文化に優劣はなく、等しく尊重されるべきだという考え方です。

一人一人が他者に対する許容度を少しずつ上げるだけで、この世界はぐっと過ごしやすいものになると信じています。

先生からのメッセージ 

私たちの身の回りにはさまざまな異文化が溢れています。

同じように、それらの異文化を分かりやすく説明する文章や言葉も溢れています。

ですが、百聞は一見に如かず。簡単に分かった気にならずに、実際に体を動かして、五感を働かせて世界と向き合う機会をつくってください。

そして、他の誰のものでもない、みなさんならではの世界を理解する感覚や言葉を手に入れてください。

先生のこだわり ~やってみること~

チクゴノワ チクゴズ

興味を持ったことはなるべくやってみることにしています。

後期にはプロの手を借りて、学生たちとCKGZ(チクゴズ)名義で筑後をテーマにした楽曲を制作し、CDとしてリリースしました。