FAQ(スポーツ医科学科)
Q&A
久留米大学スポーツ医科学科の特徴を教えてください。
スポーツ医科学科には下記の3つの特徴があります。
1)幅広い学問領域にわたり、多角的に健康、スポーツ・運動の支援を学修する。
2)教育現場に生かせる健康、スポーツ・運動に関する知識・技術を専門的に学修する。
3)地域と連携・協働した健康、スポーツ・運動の支援について実践的に学修する。
他大学の体育・スポーツ系との違いは何ですか?
スポーツ医科学では、競技者養成ではなく、スポーツや運動を通して幼児から高齢者まで様々なライフステージの方の健康を支援できるような人材育成に力を入れているのが特徴です。その基盤となる人の「からだ」の理解を深めるために、医学部と連携協力した充実した教育プログラムを受けることができるのが久留米大学の強みといえます。
どのような資格が取れますか。
本学科では、下記の資格あるいは受験資格の習得が可能です。
- 中学校教諭一種(保健体育)
- 高等学校教諭一種(保健体育)
- アスレティックトレーナー受験資格
- トレーニング指導者受験資格
- 健康運動指導士受験資格
- 中級障がい者スポーツ指導員
- アシスタントマネージャー受験資格
- 図書館司書
- 日本語教育学(副専攻)課程修了証
どんな就職先がありますか。
一期生の主な内定先や学科として想定している就職先は以下のとおりです。
- 中学校、高等学校
- 公務員
- 医療機関
- スポーツ・健康関連の研究機関
- 健康・医療関連の企業
- 医療情報提供者(MR)
- プロスポーツチームなどのトレーナー
- スポーツクラブ
- 一般企業 など
推薦入試の内容を教えてください。
【学校推薦型選抜(一般)について】
学校推薦型選抜(一般)の入試は、書類選考(段階評価)、小論文(100点)、面接(100点)の3項目で評価します。
【総合型選抜(旧 スポーツ特別推薦)について】
総合型選抜は、書類選考(段階評価)、小論文(100点)、面接・プレゼンテーション(100点)の3項目で評価します。面接・プレゼンテーションでは、自己紹介を含んだ自己アピールおよび課題に関連したプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションの課題は、スポーツ医科学(スポーツ、健康、運動、体育、身体、栄養、トレーニング)に関連したものに限ります。
「アスレティックトレーナー」とは何ですか?
アスレティックトレーナー(AT)とは、スポーツ医科学に関する専門的な知識・技術をもとに、スポーツドクターと連携・協力して、競技者の健康管理、スポーツ外傷・障害の予防、応急処置、アスレティックリハビリテーションおよび体力トレーニングなどの役割を担う専門家です。
アスレティックトレーナーの試験を受けるためには、最低でも180時間の現場実習が必要となります。久留米大学では、「アスレティックトレーナー専門実習」を通して現場での実習経験を積みます。
教員免許とアスレティックトレーナーの両方の資格を取得することは可能ですか。
可能です。ただし、どちらの資格も多くの専門的知識を身に付けなければなりません。また、実習を通して実践力を養うことが求められますので相当な努力が必要になります。
教員採用試験について対策授業はありますか。
教員採用試験対策のための授業はありませんが、課外での対策自主ゼミは実施しています。2020年度は、マット運動とダンスの実技試験対策と集団討論の対策を行いました。
臨床心理学(文)とスポーツ心理学の違いは何ですか。
臨床心理学は心理学の中の一領域ですので、心理学を勉強する中で、臨床心理学を学びます。スポーツ心理学はスポーツ・体育科学の中の一領域です。スポーツ・体育科学を勉強する中で、スポーツ心理学を学びます。文学部心理学科では、人間の心について専門的に学修し、スポーツ医科学科ではスポーツや運動などについて科学的な視点から学修します。その点が、大きな違いです。
スポーツ選手やスポーツチームへの心理支援について学ぶには、臨床心理学(文)とスポーツ心理学に違いはありますか。
臨床心理学を学び、対人援助者として活躍するフィールドは主に、教育、産業、福祉、医療、司法といった分野です。それに対し、スポーツチームで心理担当者として活動したり、アスリートのメンタルトレーニングを担当している人の多くは、大学でスポーツ・体育科学を専攻し、その中でスポーツ心理学を専門領域としています。もちろん、大学で心理学を学び、臨床心理学を専門とし、現在スポーツ現場で活躍している心理担当者の方もいらっしゃいます。スポーツ心理学を学ばなければ、アスリートへの心理サポートができないわけではありません。ご自身の興味や、将来の自分をイメージして、選択されると良いのではないでしょうか。(注意)心理職に関する資格の多くは、資格試験や資格審査に合格する必要があり、受験資格として大学院修士課程修了や実務経験などが必要になります。
「障がい者スポーツ指導員」とはどのような資格ですか。
「中級障がい者スポーツ指導員」とは、地域における障がい者スポーツのリーダーとしての役割をもち、指導現場で充分な知識・技術技術と経験に基づいた指導者と位置づけられます。
カリキュラムについて教えてください。
スポーツ医科学科のカリキュラムは、下記のページで見ることができます。各種の実習があり、中でも医学部との協力により実施されている実習などが特徴です。
https://www.kurume-u.ac.jp/site/n-dsms/curriculum-sports.html
高校で理系の科目を勉強していなかったので、授業についていけるか不安です。
問題ありません。スポーツ医科学科で開講されている授業は、物理や化学、また生物や数学などのいわゆる理系科目と深い関連がありますが、それらの知識がなければ入学後困るということはありません。授業の多くは、基本的な内容から応用的な内容へと向かうため、入学後の勉強により問題なくカバーできます。また、いわゆる文系出身の先輩も少なくありません。
スポーツがあまり得意ではないので、授業についていけるか不安です。
特にスポーツができなくても問題ありません。スポーツ医科学科が学生に求めていることは、スポーツ選手になることよりも、スポーツと関わる人に対して、サポートや教育ができる人になることです。授業では多くの実技科目が開講されていますが、一方で、健康や運動の重要性を理解するための実習や演習の授業もたくさん用意されています。例えば、保健体育の教員を目指す場合、自らスポーツを行うことよりも、指導上、どのようなことに留意しなければならないか、について学ぶ必要があるでしょう。