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思いが詰まった御井本館 【Zoom in Kurume】

遠山先生顔写真

 

今回は、文学部の遠山潤先生が御井本館などの施設の事に携わられたという情報を入手したため、その事について取材しました。

Q.今回、「学生生活の場の構築」を遠山先生が行われたと伺い、取材をお願いしました

遠山:「学生生活の場の構築」というのは、新しい建物を建てたり、渡り廊下を作ったりすることを指していると思います。御井本館の建築と渡り廊下の設置、古い建物(200、300号館)の解体後は芝生にするということは全部セットで、実行委員会で話し合って決めたことです。私が実行委員会の委員長だったので、学生生活の場の構築をしたというような表現になったのだと思います。

Q.御井本館から500号館、800号館へ繋がる通路に屋根を作る提案は遠山先生によるものと聞きましたが

遠山:「ぜひそういったものが欲しい」と言ったことはあります。ただ、雨の日に濡れずにキャンパス内を行き来できるようにしたいと思っていたのは私だけでなく、皆の意見がまとまった結果だと思います。

御井キャンパスの風景

Q.それはいつ頃のことですか

遠山:御井本館を建てる時です。2016年に本館ができて、2017年に屋根つきの通路が完成しました。

Q.以前はなかったということですか

遠山:今の庭にあたる部分に200、300号館があった時にも通路はありましたが、御井本館の建築に伴い、取り除かれました。

- その後、インタビューの内容は本館を作る際の話に進んでいきました。

遠山:学生が静かに学習できる環境や空間が足りないと思ったので、御井本館を建てる際に、新しくそういう空間を作りたいという要望を出しました。
構想としては、学生の生活の場に相応しい空間、それから学生が長時間滞在したくなるようなキャンパスです。授業が終わったら帰るしかないというよりは、綺麗で整った環境を作れば、学生が自分のスタイルで学生生活を送れるようになります。
御井本館には、1階にコンビニ(以前はカフェ)を置き、飲食ができるスペースを設けました。2階のラーニングコモンズは、授業やサークルのミーティングをする場、一人で勉強する場所として作りました。

色々な形の椅子やテーブル講義などができる空間

Q.その他、工夫された点について教えてください

遠山:ラーニングコモンズには、組み合わせて大きくできるテーブルやホワイトボード、ディスプレイを置くことでグループワークを行え、ついたてで区切ることで講演や発表ができるようになっています。
また、今の学生さんがどういったところを好んで座るかというのを調べるために、他大学のラーニングコモンズを見学に行きました。学生にとって人気のある椅子はファミリーレストランのような椅子で、本学でも取り入れています。更に、窓際には一人で使いたい人用の椅子など、授業時間以外も大学で過ごせるようにというのが大きな柱になっています。

Q.苦労した点があればお聞かせください

遠山:まぁ、全部大変でしたが(笑)、やはり最初ですね。御井本館を作る際、各部署から代表を出し、20名程の建築実行委員会を開きました。着工前に5~6社の設計会社から完成イメージをいただきましたが、それぞれに良さがあり意見が分かれなかなか決まらなかったのです。最終的には委員の教員が自分の学部や学科の学生たちにどれがいいかアンケートを取って多いほうに決めようということにしました。職員の中には、こんな大きな建築物の知識を持っている人は私を含めていなかったので、最初こそ何を基準に決断すればいいのか、判断に悩むことが多かったです。御井本館は完全にオーダーメイドですから、色から形から、全てその都度決めながら進めていきました。完成まで8年間、ほぼ毎月議論して、細かいところまで自分たちで作りました。

-インタビューをしてみて、御井本館は教職員の方々による8年間もの努力の賜物で、多くの工夫と苦労、そして思いが詰まっているのだと分かりました。

Q.最後に、学生にメッセージをお願いします

遠山:大学生活というのは、通常4年間。多くの大学生は保護者に経済的に支えてもらっていると思うのですが、大学進学率が上がっているとはいえ、いろいろな事情で大学に進学できない人もいます。人生の中で大学生活の4年間はすごく大事です。でも、なんとなく過ごす人が多いと感じています。だから、いい友達を作り、サークルにも入り、ゼミで頑張り、単位を取って、就活もやって、とにかく毎日が忙しかったという生活が送れたら、充実した学生生活だったと思えるのではないでしょうか。

御井本館正面玄関


今回、取材をして、今まで気づかなかった御井本館の仕組みや目的、さらに大学の施設が出来上がる過程など、貴重な話を聞くことができました。また、最後のメッセージは、とても心に響きました。これからは有意義な学生生活を送るように意識しつつ、キャンパス内の施設を有効に利用していこうと思いました。

今回の取材担当者

新郷 皓大(文学部3年)

山領 清悟(文学部3年)

 

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