SDGsの取り組み
久留米大学にできること
久留米大学がSDGs達成のためにできることは次の2つ。1つ目は世界をリードする教育研究機関として課題解決のための活動や研究を進めていくこと。もう1つは「今ここ」と世界のつながりを意識し、誰かを思いやって行動できる人を増やすということです。1つ目はいうまでもなく大学の本質的な存在意義でもあります。2つ目は、特に久留米大学が人材育成の基本として大切にしている考えです。
人は一人では生きていけない
久留米大学の建学の精神には「仁(じん)」という言葉が出てきます。それは「相手を思いやる気持ち、周りの人に優しく接する心」という意味です。つまり、本学の目標は「仁」の精神を持った人材を育てるということです。人はひとりで生きてはいけないので、相手のことを思いやることが必要だと謳(うた)っています。SDGsも同じことで、地球規模の課題を考える時は、「自分の国のことだけではなく他の国のことも考えないと地球は守れないよ。だから考えようね、考えられるようになろうね」ということです。だから先ほど掲げた誰かを思いやって行動できる人すなわち仁の精神を持った人を増やすことがSDGs達成のために久留米大学ができることだと考えています。
みんながやれば地球が変わる
「誰かを思いやって行動する」ということを、頭ではわかっていても難しく感じる人もいるかもしれません。例えば、いつもより元気のない人を見かけたら、声をかけるだけでも、相手のことを思いやって行動できているということになります。本当にちょっとした優しさや、あるいは自分がされて嬉しいことでかまいません。それを1日1つでいいと思う。1日1つすれば1年間に365個になります。久留米大学には学生・教職員合わせて1万人くらいの人がいます。1日1つの優しさ、仁を、久留米大の1万人がずっと続けていれば、その仁が積み重なります。もしかしたら家族や友人も動かすことにつながるかもしれません。1人では変わらないかもしれないけれども、みんながやれば日本が変わる、地球が変わる可能性があります。きっと変わります。そうなったらSDGsの達成にもつながっていくのではないかと確信しています。
人にやさしく
よく「久留米大出身のお医者さんはすごく優しい。温かみがある」という話を聞きます。これは、効果を可視化することは難しいのですが、これは、大学生活の中で「誰かを思いやる気持ち」が育っているということです。それは1928年の創立以来、建学の精神に基づく大学の理念が大切にされてきたことの証(あかし)だと思います。ですから、学生たちには、知識だけではなく仁のマインドを受け継いだ卒業生や教職員からたくさん刺激を受けて、それを学んで経験して、また次の世代につないでほしいと願っています。そういうこともひとつのSDGsだと思います。
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