SDGs1 「貧困をなくそう」
この目標1は「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」のテーマのもとに7個のターゲットで構成されています。
子ども家庭支援サービスラーニングで「こども食堂」【人間健康学部】
7月30日に御井キャンパス内「つながるめ」にて、「こども食堂」というイベントが開催されました。
これは、人間健康学部総合子ども学科の「子ども家庭支援サービスラーニング」という授業の一環で、地域の小学生に案内を出し、夏休みの体験として子どもたちと学生が一緒に時間を過ごすという企画で、計画、準備から当日の仕切りまで学生たちの手で行われました。
この日はお土産に、お昼のお弁当も渡されました。このお弁当は、つながるめ内のシェアキッチンで濱崎教授と学生たちで手作りしたもの。メニューはハンバーグ、キッシュ、ポテトサラダにふりかけごはんで、美味しく食べられて、野菜もたっぷり摂れるよう工夫されていました。
子ども家庭支援サービスラーニング(子ども食堂の実践)について
貧困問題の解決を目指す行政・団体と連携【文学部社会福祉学科】
本学は、うきは市社会福祉協議会と「共同研究契約」(代表研究者:上原紀美子教授(文学部社会福祉学科))を締結しています。社会福祉学科の学生も、生活困窮者自立支援事業(学習支援事業)に「大学生ボランティア」として参画し、一定の成果(希望する高校に合格等)を上げてきました。
また上原教授は、うきは市の「子どもの貧困調査」、「うきは市子どもの未来応援地域ネットワーク形成支援事業実施計画」等、地域の貧困問題の解決を目指して、行政、社協と連携、2022年より、非営利活動法人「わたしと僕の夢」のアドバイザーに就任しました。「わたしと僕の夢」は、貧困などを理由に学校に通うことができない子供たちの人生を良い方向へ導くため、無料塾などの居場所づくり、無料の食事提供や交流会などさまざまな取り組みで支援している団体です。これまでも多くの子供たちが、この団体の支援を受け高校へ進学、その後の進路をより良いものにしてきました。
久留米市社会福祉大会の記念講演として文学部社会福祉学科の上原紀美子教授が登壇
2022年11月2日、久留米市文化センター共同ホールにおいて、永年にわたり日頃より地域福祉活動や共同募金運動など、地域福祉の向上に貢献された方を顕彰する「第50回久留米市社会福祉大会」が開催され、記念講演として文学部社会福祉学科の上原紀美子教授が登壇しました。
講演では「こどもの貧困と地域共生社会」と題し、近年社会問題として取り上げられる「子どもの貧困」について、調査データに基づき、貧困率や教育格差の問題、貧困の世代間連鎖などについて分かりやすく解説しました。
上原教授は、「経済的な事情、家族の問題等に直面する子どもたちの『今』をほんの少しだけでも変えること、それがその子供の未来を変えることになるかもしれない。これからの社会のあり方を考えていくうえで、私たち大人の責任は非常に大きいと言える」と講演を締めくくりました。