SDGs10 「人や国の不平等をなくそう」
この目標10は、「各国内及び各国間の不平等を是正する」のテーマのもと、10個のターゲットから構成されています。
さまざまな属性の人との対話イベント「ヒューマンライブラリ」
ヒューマンライブラリーは人を本になぞらえ、図書館で本を読むように、さまざまな人と積極的に対話し、理解を深める取り組みです。2021年12月12日(日) 13:00~15:00(Zoomによるオンライン開催)
内容
「水俣病患者家族」や「慢性疲労症候群」、「自閉スペクトラム」など、10人の”本”をお招きし、自身の経験や思いをお話しいただきます。特別講演「水俣病患者家族に生まれて」(30分)の後、各「閲覧室」に分かれて対話します(30分×2セッション)。
閲覧室のキーワード
<閲覧室1> 水俣病、福島原発事故
<閲覧室2> エジプト、エジプト
<閲覧室3> フードバンク、子ども食堂
<閲覧室4> 慢性疲労、妊活
<閲覧室5> 自閉スペクトラム、疎開体験
日本語教育学課程の学生が久留米市の「外国人のための日本語教室」で指導
昨年度に引き続き、今年度も本学の日本語教育学課程(外国人に日本語を教える教員を養成する)を履修している学生の中から、3名が久留米市協働推進部(広聴・相談課)主催の「外国人のための日本語教室」にアシスタントとして日本語指導に携わっています。
対象者は久留米市在住の外国人、日常生活でよく使われる表現や会話を身に付け、毎日の暮らしに少しでも役に立つように支援するのが目的です。
日本語教室は、7月下旬から10月下旬まで(毎週木曜日18時30から20時まで)、えーるピア久留米にて全10回開催されます。本学の日本語教育学課程で培った知識と経験が生かされています。
久留米市の小学校へ日本語教育学課程の学生を派遣
本学の日本語教育学課程では、その最終段階として日本語教育実習を履修している学生を久留米市教育委員会(教育部・学校教育課)主催の「外国人等児童生徒サポート事業」に派遣しています。
ここ数年、コロナ禍で延期されていましたが、今年度後期より派遣できるようになり、現在、久留米市立長門石小学校へ1名と久留米市立南小学校へ3名が外国人児童の日本語支援に当たっています。
また、他の履修生8名も体験学習として久留米市内の公立小学校5校を訪問して、外国人児童の実態や日本語指導の現状を知り、第二言語としての日本語の教育や学習の在り方について考える良い機会となりました。
学生国際交流会を開催【国際交流センター】
7月15日、御井キャンパスの御井本館において学生国際交流会を開催しました。参加したのは、台湾の長庚大学の学生5名と本学の在学生17名です。
長庚大学は台湾でもトップ10に入る優秀な大学で、学生5名は旭町キャンパスバイオ統計センターに夏期インターン生として来学しています。今回の受け入れは、バイオ統計センター江村剛志准教授と長庚大学の繋がりにより実現したものです。長庚大学の学生は、7月12日から8月11日まで統計学を学びながら、九州各地へ足を運びさまざまな日本文化についても学ぶ予定ですが、その中で、学生同士の交流の場として交流会が企画されました。
食べるボランティアプロジェクト×留学生別科でヴィーガンメニュー
これまで、国際交流・協力支援サークルなどと本学で食堂などを経営する一般財団法人久留米大学愛恵会が「食べるボランティア」プロジェクトとして、”TABLE FOR TWO(TFT)メニュー※”の販売を行ってきました。
※TABLE FOR TWO とは、開発途上国の貧困と先進国の食生活を改善するために行われている活動で、参加する団体は、TABLE FOR TWOの基準を満たすヘルシーメニューを提供し、その1食分の価格から20円(子どもたちの給食1食分)が開発途上国へ送られます。
今回、その第10回のプロジェクトとして、国際交流・協力支援サークルWorcal 、法学部松田研究室、学生有志などの協力を得て、2022年7月11日(月)から、御井キャンパスの食堂「ZIP」において卵・乳製品・はちみつなども含む動物性食材を使わない「ヴィーガンメニュー『菜野尽カレー』」の販売をスタートしました。
ポレポレ祭り「夢気球トリビュートコンサート」に本学学生が出演【医学部看護学科】
11月3日に石橋文化センター(久留米市)で夢気球トリビュートコンサート(主催:ポレポレ祭り実行委員会)が開催され、医学部看護学科の手話サークル、法学部松田光司ゼミ、器楽部、軽音楽サークル「わらびもち」の学生が出演しました。
夢気球トリビュートコンサートは、障害福祉サービスを展開する社会福祉法人「拓く」が地域住民との交流を目的に実施している「ポレポレ祭り」のプログラムです。同コンサートは、1987年に第1回が開催され、2007年以降は開催がありませんでしたが、今年15年ぶりに復活し21回目の開催でした。当日は過去の出演者のほか、地域の子どもたちや本学の学生も出演し、音楽を通じて多世代が交流する機会となりました。
誰もが安心して学べる個人に合わせた支援体制
本学では、「障がい学生支援に関する基本方針」に基づき、修学を希望する全ての学生さんに、障がいの有無にかかわらず修学の機会を提供しており、障がいのある学生に対して合理的配慮をもとにした修学支援や自立及び社会参加へ向けての支援を行っています。
学生支援室が窓口となり、障がいがあり、支援が必要な学生さんの相談を受け、保健管理センターと連携して支援内容を検討、安心して学べる支援体制を構築し大学全体でサポートを行います。また、発達障がい・社交不安をもつ学生に対する支援の在り方について、教員の立場を念頭においてまとめた「支援場面集」を作成し、ホームページに公表するとともに、教員、学生、保護者等にも周知して情報共有を図っています。
外国語教育研究所のコーディネートによるビジネスとアカデミックのコラボイベント「筑後エリアのニーズと外国語教育をつなぐ」
久留米大学では、ネイティブ教員を含む外国語教育研究所のコーディネートによる充実した語学教育が行われています。9月29日、その外国語教育研究所の教員を中心とした久留米大学産官学連携(Kurume University Industry Collaboration)ワーキンググループの主催による「筑後エリアのニーズと外国語教育をつなぐ」と題した産業界と教育界のコラボイベントを久留米シティプラザにて開催しました。
近年、交通機関とインターネットの普及によって、筑後地域の企業が海外向けの事業やインバウンド関連の事業を拡大していますが、コミュニケーションの中核を担う「外国語」に関して多くの問題が生じているのが現状です。
このような中、「地域のニーズに応えるために、どのような力を高める語学教育が必要か」という問いに対し、企業やNGOの関係者、大学生、留学生、研究者などが集まって意見交換を行う場を設けることが提案され、今回の催しを企画・実施することになりました。
演劇を通して異文化体験、久留米シティプラザと連携授業【文学部国際文化学科】
今年度、文学部国際文化学科で開講されている「異文化体験実習2」では、久留米シティプラザと連携し、学生たちが演劇から異文化を学ぶプログラムを実施しています。同実習は多様化、グローバル化する社会に適応、貢献する能力を学生に身につけてもらうのが目的です。
従来は学生が自ら企画した海外研修などを評価し、単位認定を行ってきましたが、コロナ禍で海外渡航が制限され、研修が難しくなっています。そこで「身近にある異文化から学ぶ」をコンセプトに考案されたのが今回のプロジェクトです。学生たちは、久留米シティプラザが主催する若者向け「新しい演劇鑑賞教室」の受講を通じて演劇を鑑賞し、劇作家などと交流することで、自分の常識を超える世界があることを体験します。>>詳しくはこちら
ダイバーシティ・インクルージョン(DI)推進の取り組み
久留米大学は、文部科学省令和2年度科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特性対応型)に選定されました。
本事業は、研究と出産・育児等のライフイベントとの両立や女性研究者の研究力向上を通じたリーダー育成を一体的に推進するなど、研究環境のダイバーシティ実現に関する目標・計画を掲げ、優れた取組を実施する大学等を重点支援するもので、平成27年度から導入されています。
事業概要は、女性研究者のライフイベント及びワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や女性研究者の研究力向上のための取組、女性研究者の積極採用や研究中断、あるいは離職した女性研究者の復帰・復職支援及び女性研究者の上位職への積極登用に向けた取組等を支援するものです。>>詳しくはこちら
ダイバーシティ・インクルージョン(DI)Dayを開催
5月20日、第3回久留米大学ダイバーシティー・インクルージョン(DI)Dayをオンラインにて開催しました。
内村直尚学長のあいさつの後、DI推進室の活動内容の紹介があり、第一部では、女性研究者の研究力向上のための取り組みである内村助成金の採択者女性研究者枠4名による成果発表が行われました。その中から、神経精神医学講座の松岡美智子先生が優秀賞を受賞され、「自分が子育てをしているからこそ気付いたことがあり、それが今回の研究の着想につながった。これからもヤングケアラーの啓蒙と支援を続けていきたい」と喜びの言葉が聞かれました。