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国際交流~外国人に日本語を教える~


 

本学の日本語教育学(教員養成)について

本学では、「国際交流に関する基本方針」として「日本語教育学ならびに日本語教員養成の充実強化」を掲げています。

従来の国際交流の概念では、海外留学による外国人との交流、留学生受入れによる日本人との交流に主な焦点が当てられていますが、この他にも外国人に日本語を教える教員の養成が考えられます(帰国した留学生が母国で日本語を教える場合も含まれます)。

近年、日本語教員に対する需要は高まっており、認知度も増しているなか、国内はもとより海外で日本語を教える教員を育てることにより、在学中は日本語・日本文化を客観的に見る目が養われますし、卒業後は日本語・日本文化について発信していくだけでなく、相互の交流を通して必然的に国際的視野を培うことになります。

本学では、別科の日本語教育、学部の留学生教育、学部の日本語教育学副専攻課程、大学院の日本語教育学コースが連動して、有機的に運用されています。今後は、学外の日本語学校や外国人の子供達が多い小学校/中学校と協力して、地域の日本語教育を支えていくことになります。最後になりましたが、一人でも多く本学の学生が在学時から積極的に国際交流を推進し、卒業後、国際舞台で活躍してくれることを期待します。

学部の日本語教育学副専攻課程について

副専攻

 

1.日本語教育学副専攻課程とは?

外国人に日本語を教える日本語教師の養成を目的としています。日本語教師になるために、国や自治体などの公的機関による認定や国家試験による資格認定の制度はありません。しかし、一般的には、大学の主専攻または副専攻として日本語教育学を修めたことが、求人の際の最低条件となっています。本学では、日本語教育学副専攻課程(28単位)を修了することにより、その条件を満たすことができます。

従来、本課程は文学部のみ開講となっていましたが、カリキュラムの大幅な改定により、現在では文学部だけでなく、その他の学部(人間健康学部・法学部・経済学部・商学部)の学生も受講できるようになりました。

2.カリキュラムのポイントは?

本課程のコア科目となるのが、「日本語教育概論 I ・ I I 」(各2単位)「日本語教授法 I  ・ I I 」(各2単位)「日本語教育実習」(2単位)であり、これらの科目はいずれも必修となります。その他「言語学 I ・ I I」「社会言語学 I ・ I I」など言語一般に関する科目、「日本語音声学」「日本語文法論」など日本語に関する科目の履修を勧めています。

3.修了後の進路は?

国内あるいはアジア諸国を中心とした海外の日本語教育機関で教えるという道があります。もちろん、就職は必ずしも容易ではありませんが、本学の課程修了者で現在日本語教師として第一線で活躍している方々も少なくありません。

なお、本学の大学院比較文化研究科の専修文化コースの中にも、日本語教育学コースが設置されています。学部卒業後、大学院でより深い専門知識を修得することも可能です。

4.教務情報はこちらから

本課程の履修要領や開講科目表を載せています。
https://www.kurume-u.ac.jp/site/b-kyoumu/nihongo.html

5.コラム「日本語教育を通して、もう一人の自分を演じる」

外国人に私達の母語である日本語を教えてみたいと思ったことはありませんか。既に本学の卒業生が国内国外を問わず日本語教師として活躍しています。外国人と言っても、日本在住の留学生だけでなく、日本の国際化に伴って、対象が帰国子女であったり、海外在住の駐在員の子供達であったりするかもしれません。

私は日本語のみならず、基本的に語学教師には芸人的な素地が必要であると考えています。一旦舞台に立てば、辛いことも悲しいことも顔には出せません。観客を沸かせるために、創意工夫をし、サービス精神を持って接しなければならないのです。

また、日本語教師の魅力は言語を伝えるだけでなく、国境を越えて、異なる文化・価値観を持つ人々と接することができる、その結果、自分の世界が広がることでもあります。私の場合、日本語教師として初めて訪れた国が台湾でした。同じ風貌をした人々から発せられる意味不明な言葉、街角に溢れる繁体字の看板、鮮烈にして新鮮な驚きの連続でした。あれから30余年、地理的には近いですが、文化的には遠い台湾に対する興味は尽きません。今でも、その当時の学生とは付き合いが続いています。

本学の副専攻課程のコア科目である「日本語教育概論」「日本語教授法」および「日本語教育実習」では、特に第二言語として日本語を外国人に教える場合に必要な知識および方法を皆さんに伝授します。最初は日本語教師を演じることが苦手でも、日々の鍛錬を通して場数を踏めば、誰でも驚くほど上達することでしょう。

最後になりましたが、もちろん、日本留学を終えて母国で日本語を教えてみたいと考えている外国人留学生の皆さんも大歓迎です。いずれにせよ、人前で自己表現できる、忍耐強い学生の受講を期待しています。

(日本語教育学副専攻課程担当:文学部国際文化学科 浅田浩文)

大学院の日本語教育学について

本学の大学院で日本語教育学を専攻しようと考えている方は、比較文化研究科前期博士課程専修文化コースの「言語教育学(日本語)コース」を選択することになります。 本コースでは日本語音声、日本語構造、教育方法、研究方法、教授法実習等を通して、理論と実践を身につけた日本語教育の指導者、研究者の育成を行っています。具体的には修士論文(4単位)の他に、コースワーク(28単位以上)を修得することが求められます。これは大学院前期博士課程「言語教育学(日本語)コース」の修了要件であり、学部の日本語教育学副専攻課程とは関係ありません。

入試については、年2回(秋期9月・春期2月)実施され、言語教育や言語学習、言語習得に関する基本的な知識が問われます。詳しくは大学院のサイトをご覧ください。

在学生の声

本課程の必修科目である日本語教育概論・日本語教授法・日本語教育実習から在学生の声を随時紹介しています。

1.「日本語教育概論」

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日本語教育概論では日本語の成り立ちについて学び、先生と生徒みんなで話し合いながら、授業が進められていきます。毎週楽しく授業を受けながら、将来に直結する内容を学ぶことができるので、とても意欲的に授業に参加することができています。

<文学部国際文化学科(国際)1年:I.M.>


日本語教育概論は意見しやすい雰囲気が特徴の授業です。先生にも質問しやすく、一人一人の疑問に皆で向き合います。和やかな雰囲気の中、日本語教育に必要な事を学んでいます。

<文学部国際文化学科(国際)1年:Y.M.>


日本語教育概論には様々な学部学科から日本語教育について学びたい学生が集います。教科書に沿いながら、意見交換も行うので、多様な意見を知ることができ、興味深いです。今後は海外での日本語教育研修に挑戦したいと考えているので、引き続き理解を深めていきたいと思います。

<文学部国際文化学科(英語)1年:U.M.>


日本語教育概論では日本語教育の基礎知識を学びます。授業は机を「コ」の形に配置し、皆が顔を見合わせながら、和気あいあいとした雰囲気で行われます。皆で例文を考えたり、ポイントを抑えたりしながら、教科書に沿って進められます。

<文学部国際文化学科(英語)1年:Y.M.>


日本語教育概論では授業の雰囲気が良く、みんなで積極的に意見を出し合いながら、授業を行っています。私たちが普段使っている日本語に関するしくみや特徴を詳しく学び、日本語を教えるために必要な知識を勉強しています。

<文学部国際文化学科(英語)2年:I.Y.>


日本語教育概論では日本語教師になるために「外国人が学ぶ日本語」を基本から学んでいます。どのような言葉の発音が難しいかということや、つまずきやすい表現などを学び、改めて日本語の難しさに驚き、奥深さを知りました。教室では先生と学生の距離が近く、楽しく学んでいます。

<文学部情報社会学科1年:H.H.>

2.「日本語教授法」

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日本語教授法では外国人に日本語を教える方法を学びます。日本語の基礎知識はもちろん、世界にある様々な教授法についても深く勉強します。グループでの学習が多く、積極的に意見を言える雰囲気のある授業です。より実践的な模擬授業をおこなったり、先生が海外の研修や日本語教員の就職に関する情報まで詳しく紹介してくださいます。

<文学部国際文化学科(国際)2年:I.K.>


日本語教授法では先生と学生のコミュニケーションが盛んな環境で楽しく授業が行われています。模擬授業ではそれぞれの個性を出しながら準備を行い、お互いの模擬授業を生徒として参加して、意見を共有しあい、全員の意欲を向上させています。

<文学部国際文化学科(国際)2年:O.R.>


私は日本語教師に関心があり、一年次から日本語教育学課程を受講しています。外国の方に日本語を教えるにあたって、どのような工夫が必要なのか、授業を通して先生や生徒と意見交換や模擬授業などを行なって日々学んでいます。先生は生徒一人一人と向き合い、指導やアドバイスをくださいます。時には先生が日本語教師をしていた頃の体験談なども聞くことができ、とても楽しくやりがいのある授業です。

<文学部国際文化学科(英語)2年:Y.M.>


日本語教授法では日本語の基礎や模擬授業を通して、日本語教師になるための力を養うことができます。どのように教えたら理解してもらえるかなど、毎回の授業で考えさせられます。また、日本語教授法を履修した学生の中から、希望者は実際に台湾の大学に行き、現地の学生に日本語を教えることもでき、自分の実力を知ることができるチャンスもあります。

<文学部国際文化学科(英語)2年:A.H.>


日本語教授法の授業では少人数であることに加え、学生と先生との距離が近く、楽しい雰囲気で授業が行われています。また、先生が一人一人の学生と向き合って、丁寧に指導してくださり、学部学科関係なく協力し合いながら、学習することができます。

<文学部心理学科3年:M.K.>

3.「日本語教育実習」(国内)

本学では、2020年度より、日本語教育実習(国内)の内容を一新しました。教育実習の目標は以下の通りです。

1) 授業観察を通して、第二言語としての日本語教育を取り巻く環境を理解する。

2) 地域の外国人支援事業に参加することによって、異文化理解を深める。

3) 教壇実習を通して、現場で求められる直接法(初級レベル)を習得する。

卒業生の活躍

本学を卒業後、国内外で日本語教師として活躍している先輩諸君を紹介します。


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私は在学時、商学部商学科に在籍しており、当時は文学部も日本語教育学課程も設置されていませんでした。日本語教員になったきっかけは、留学生のお世話をさせていただいていたからで、色々な国の留学生と接するうちに台湾へ留学することとなり、現在に至っています。現在、少子化に伴い日本は労働力不足となっており、外国人の就業者は毎年増加しています。よって、日本語の学習者は特にアジアにおいて増加中です。もし、海外においての日本語教育従事希望者がいらっしゃいましたら、一つ言えることは、日本語教育以外の専門科目も必ず役立つと言うことです。私の経験上、地理・歴史・文化等の日本についてのあらゆる知識は、必ず日本語教育者にとって役立ちます。ですから、今後日本語教育関係に従事されようと考えていらっしゃる方は、日本語教育学は勿論ですが、自分の自信のある専門も身に着けることをお勧めいたします。

<静宣大學(台湾):山下昭洋>

海外実習の報告

本課程の日本語教育実習(国内)とは別に、文学部の希望者を対象に、台湾において日本語教育海外実習を行なっています。


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2019-2021年度は新型肺炎のため止む無く中止となりましたが、2022年度も台湾の大学において教壇実習を行う予定です。

 

よくある質問

本学を志望する高校生から、よくある質問をまとめてみました。


Q:私は将来、日本語教師になりたいのですが、久留米大学で勉強できますか?

A:日本語教師になりたい人のために、本学では「日本語教育学副専攻課程」を設置しています。詳しい情報は以下の2点を開いてみて下さい。

https://www.kurume-u.ac.jp/soshiki/21/japanese-education.html

https://www.kurume-u.ac.jp/site/b-kyoumu/nihongo.html


Q:「日本語教育学副専攻課程」では、どんな勉強をするのですか?

A:日本語教師になるべく、外国人のための日本語の教え方や異文化理解について学びます。


Q:国語教育と日本語教育の違いは何ですか?

A:前者は日本人のためのもの、後者は外国人のためのものですから、客観的に日本語や日本文化を捉えることが求められます。例えば「私は田中です」と「私が田中です」という二文では、助詞だけが異なりますが、日本人はどのように使い分けているでしょうか。


Q:外国人に日本語を教えるには、外国語も必要ですか?

A:多国籍の日本語クラスであれば、基本的に日本語以外は使用しませんが、学習者の言語を多少なりとも知っていれば、いろいろな面で役に立ちます。


Q:「日本語教育学副専攻課程」を修了すれば、どんな資格が取れるのですか?

A:小中高の教員免許のような国や自治体などの公的機関による資格認定とは異なり、本学独自の修了書を取得できます。これは日本語教師になるための最低条件の1つです。


Q:「日本語教育学副専攻課程」を修了するには、どれくらいの期間が必要ですか?

A:コアになる必修科目は3つしかないのですが、段階的に履修することになるので、少なくとも3年(1年次から3年次まで)はかかります。


Q:実習はありますか?

A:1年次に「日本語教育概論」、2年次に「日本語教授法」を履修した人は、3年次に「日本語教育実習」があります。外国人を対象とした教壇実習や地域の外国人支援事業に参加することになります。


Q:教職課程(国語・英語・社会など)と同時に、「日本語教育学副専攻課程」を履修することは可能ですか?

A:可能です。実際に同時履修している学生がいますが、時間を有効に使うことが必要でしょう。


Q:留学生でも「日本語教育学副専攻課程」を履修することはできますか?

A:できます。修了後は帰国して、日本語を教えている人もいます。


Q:「日本語教育学副専攻課程」を履修している人は多いのでしょうか?

A:毎年、15-20名前後です。履修している学生の多くは文学部(国際文化学科)に所属しています。


Q:「日本語教育学副専攻課程」を修了後、考えられる進路は?

A:国内あるいはアジアを中心とした海外の日本語教育機関で教えるという道があります。英語圏では高度な英語能力が要求されます。


Q:日本語教師になるためには、教員免許は必要ですか?

A:小中高のような教員免許は必要ありません。ただ、一般的に以下の三つの条件のうち、一つ以上を満たすことが求められます。

1)主専攻または副専攻で日本語教育学を修めること

2)日本語教師養成講座(日本語教育振興協会)で420時間の講義を修了すること

3)日本語教育能力検定試験(日本国際教育支援協会)に合格すること


Q:久留米大学を卒業して日本語教師になった人は、どのくらいいますか?

A:正確には把握できていませんが、国内だけでなく海外で活躍している卒業生も少なくありません。


Q:「日本語教育学副専攻課程」を修了すれば、卒業後すぐ日本語教師になれますか?

A:日本語学校であれば、一般企業と同じように就活する必要があります。副専攻課程を修了するだけでなく、在学中に「日本語教育能力検定試験」にチャレンジすることを勧めています。


久留米大学 教務課
〒839-502 福岡県久留米市御井町1635
http://www.mii.kurume-u.ac.jp/kyoumu
mii-kyomu@kurume-u.ac.jp (問合せ先)


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