6.日本における冤罪の研究

日本における冤罪の研究

刑事訴訟法は、「犯罪の証明があった」ときにのみ有罪判決において「刑の言渡し」ができ、「犯罪の証明がないときは、判決で無罪の言渡しをしなければならない」と規定する。しかし日本の刑事裁判では裁判官の自由な証拠評価を優先する「自由心証主義」が過度に重視され、有罪判決の前提である「犯罪の証明」が軽視されてきた。その結果、「裁判官の自由な判断」により誤った有罪判決(冤罪)を生み出す「暗黒裁判」が後を絶たない。本講座では、そのうちのいくつかの誤判事件(再審無罪事件)を分析することで、人権を無視した刑事実務の実態や裁判官が誤判を犯す原因を明らかにし、冤罪の防止策を考える。

開講日・演題・講師

開講日:11月7日(木)18:3020:00
演題:4件の死刑再審事件~免田事件を中心に~

開講日:11月14日(木)18:3020:00
演題:最新の再審事件~袴田事件~

開講日:11月21日(木)18:3020:00
演題:共犯者の自白と誤判~梅田事件を中心に~

開講日:11月28日(木)18:3020:00
演題:科学的証拠と誤判~足利事件と飯塚事件~

講師
久留米大学法学部 教授 吉弘 光男

受講料

2,500円(全4回合計)

定員

20名

会場

御井キャンパス 御井本館131教室

申込締切

10月16日(水)

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