学部・大学院のTOPICS スーパーラグビー「サンウルブズ」チームドクターの村上秀孝氏が医学部で講演

10月28日(土)、久留米大学の大学祭「あのく祭」(医学部)において、Super Rugby 「SUN WOLVES(サンウルブズ)」チームドクターの村上秀孝氏による講演会「スポーツドクターのすゝめ」が行われました。
村上氏は、本学医学部を卒業後、1992年に久留米大学整形外科に入局、2006年2月~2007年1月の47次南極・昭和基地遠隔治療ドクターを務められた経験をお持ちで、2011年にはラグビーワールドカップニュージーランド大会で日本代表のチームドクターを務められ、他にもUnder 21ラグビー日本代表南アフリカ遠征やラグビー高校日本代表のオーストラリア遠征に参加されるなど世界をまたにかけた活躍をされています。
現在では、福岡県田川市で村上外科病院の院長を務められる傍ら、Super Rugby 「SUN WOLVES(サンウルブズ)」のチームドクター、九州初のアメリカンフットボールXリーグチーム「オーパーツ福岡SUNS」のメディカルディレクターを務められています。本学では医学部整形外科学講座で講師として、また、2017年4月に開設された“文医融合”の新学部「人間健康学部」スポーツ医科学科でも非常勤講師として学生を指導されています。


「人間健康学部」スポーツ医科学科では、村上氏の他にも、永田見生理事長・学長をはじめ、本学医学部出身でアメリカンフットボール福岡SUNSのチームドクターを務められている副島崇教授や、ラグビー日本代表チームドクターの井上貴司氏などによる講義が行われています。
講演で、村上氏は、47次南極・昭和基地遠隔治療ドクターとしての体験談や、ラグビーワールドカップで日本代表のチームドクターなどの経験を踏まえた、スポーツ医療最前線の現場でのメディカルサポートについて話をされ、参加した学生たちは熱心に聴き入っていました。
また、各種目・カテゴリーで活躍されている本学出身のチームドクターとして、1996年アトランタオリンピック水泳日本代表チームに帯同された有吉護氏、2004-2011年ユースラグビー日本代表の世界大会に帯同され2016年からラグビー日本代表のチームドクターを務められている井上貴司氏、2011年U20ラグビー日本代表ドクターで2014年から7人制ラグビー日本代表チームドクターを務められている五反田清和氏、柔道日本代表でさまざまな世界大会に帯同されている木内正太郎氏、冬季種目が専門でフィギュア2013グランプリファイナルなどのドクターも務められた伊藤弘雅氏、アメリカンフットボールXリーグ「オーパーツ福岡SUNS」のチーフドクターを務められる野山めぐみ氏、頭部外傷担当の竹内靖治氏・音琴哲也氏などについても話がありました。


「オーパーツ福岡SUNS」メディカルチームのほとんどは、ドクター、トレーナー(文系学部)ともに本学の出身者で、今回の「あのく祭の」テーマ『Connect』にもつながる、スタッフ同士の連携の強さがあると熱く語られました。
講演後、学生からの「久留米大学出身でよかったことは?」という質問に、「各都道府県に同窓会組織がある。全国に久留米大学卒の医師がいて、どこに行っても久留米大学のOBが助けてくれる、そんな心強さと伝統がある」と答えられ、「今後も“スポーツ医学の久留米”と呼ばれるように若い人を育てていきたい」と話されました。