学部・大学院のTOPICS 看護職への決意を新たに 医学部看護学科で戴帽式を挙行
1月26日、筑水会館において、令和5年度医学部看護学科の戴帽式が挙行され、1年生119名が戴帽を受けました。
戴帽式は、看護師を目指す学生たちが初めての臨地実習に臨む前に、教員から学生一人一人にナースキャップが与えられ、看護の道へと進む自覚と覚悟を深めるための儀式です。
現在では安全、感染症対策などの面からナースキャップの使用はほとんどなくなっており、戴帽式を行う看護大学も少なくなってきています。本学科の実習先の一つである久留米大学病院でも、既にナースキャップの着用を廃止していますが、本学では看護職を目指す決意を新たにする節目の行事として戴帽式を行っています。
戴帽生のナースキャップは、昭和8年から平成16年まで70年余り久留米大学病院のナースに着用されていた伝統あるデザインで、同窓会から寄贈していただいたものを看護学科の教員がひとつひとつ心を込めて縫製しています。また、男子学生にはキャップの代わりに肩に付けるエンブレムが授与されました。
式では、ナースキャップとエンブレム授与の後、代表学生が「私たちは、たくさんの人との関わりを通じて看護を学べる環境に心から感謝し、確かな知識と技術を身につけていきます。看護師としてふさわしい倫理観と責任を待ち、患者さんとそのご家族に寄り添うことができる看護師を目指します。同じ志を持つ119名の仲間と共に、私たちを支えてくださる方々への感謝を忘れず、看護の道を歩んでいくことを誓います。」と決意の詞を述べました。
戴帽を受けた学生からは「戴帽式に参加して、気持ちが引き締まった。患者さんやご家族に寄り添える看護師を目指したい」「仲間と一緒にこの日を迎えられて嬉しい」「今日のこの気持ちをずっと忘れないように頑張っていきたい」など、決意と喜びの声が聞かれました。
授与されたナースキャップ、エンブレムを心の励みとして、学生たちは決意新たに臨地実習に臨みます。