学部・大学院のTOPICS 「九州ジョブフェス in 久留米大学」を開催

「九州ジョブフェス in 久留米大学」を開催

6月20日、御井キャンパスにおいて、文系学部1〜3年生を対象としたキャリア支援イベント「九州ジョブフェス in 久留米大学」を開催しました。学生のキャリア形成を支援し、企業との有意義な接点を創出することを目的とした本イベントは、産学連携により実施されたものです。

本イベントは、福岡市博多区に本社を構えるLINE ヤフーコミュニケーションズ(株)との共同開催であり、企業と学生が直接交流できる場を提供することで、採用の早期化が進む中でのミスマッチの防止にもつなげることを目指しました。当日は、500名を超える学生が参加。参加者には学年ごとに色分けされたリストバンドが配布され、それに応じた対応がなされるなど、学生一人ひとりにとって有意義な時間となりました。

多くの学生が参加しました
多くの学生が参加しました
オレンジは3年生、グリーンは2年生 ※ブルーが1年生
オレンジは3年生、グリーンは2年生 ※ブルーが1年生

今回ご参加いただいた企業は以下の7社です。

(株)麻生 / 九州朝日放送(株) / 福岡ソフトバンクホークス(株) / (株)ベガコーポレーション / (株)福岡銀行 / LINE ヤフーコミュニケーションズ(株) / (株)ジャパネットホールディングス

当日は、タイムスケジュールを4つのセッションに分け、ワークショップや講座、説明会などを実施しました。学生たちは各セッションで興味のあるプログラムに参加し、企業担当者の説明に耳を傾けました。

自己理解ワークショップ

LINE ヤフーコミュニケーションズ(株)による講座では、自分の「好きなこと(よくやること)」を付箋に書き出し、それを自分の才能と定義することで、「自分の強みは何か」「なぜそれが強みと言えるのか」などを整理し、言語化するワークショップが行われました。

好きなことを20個以上書き出した学生も
好きなことを20個以上書き出した学生も
付箋をカテゴライズして自分の強みを見つけていきます
付箋をカテゴライズして自分の強みを見つけていきます

アナウンサー直伝!伝え方講座

九州朝日放送(株)による講座では、インターン選考等の面接に向けて、KBCの現役アナウンサーから「人に情報を伝える基本」についてのレクチャーを受けた後、参加者同士で「自己PR・志望動機・入社してやりたいこと」などを伝え合うロールプレイに取り組みました。

現役アナウンサーから情報を伝えるポイントをレクチャー
現役アナウンサーから情報を伝えるポイントをレクチャー
面接のロールプレイの様子
面接のロールプレイの様子

数字から見る企業分析講座

(株)麻生による講座では、売上高や営業利益率などの分析指標や、損益計算書・貸借対照表の読み方についての解説が行われ、決算書の数字をもとに企業の経営状況をどのように読み解くかを学ぶ、実践的な講座となりました。

貸借対照表の解説
貸借対照表の解説
真剣に耳を傾ける学生たち
真剣に耳を傾ける学生たち

コラボレーション説明会

2社によるコラボレーション説明会では、あらかじめ設定されたテーマに基づき、各企業の代表者が互いに質問をし合うトークショー形式で進行しました。企業のビジョンやビジネスモデル、特徴や社風などを相対的に比較・理解できる貴重な機会となりました。

【社会に影響を与えたい】(株)麻生✕九州朝日放送(株)
【社会に影響を与えたい】(株)麻生✕九州朝日放送(株)
【モノで暮らしを豊かにしたい】(株)ジャパネットホールディングス✕(株)ベガコーポレーション
【モノで暮らしを豊かにしたい】(株)ジャパネットホールディングス✕(株)ベガコーポレーション
【地域づくりに関わりたい】LINEヤフーコミュニケーションズ(株)✕福岡ソフトバンクホークス(株)
【地域づくりに関わりたい】LINEヤフーコミュニケーションズ(株)✕福岡ソフトバンクホークス(株)
【日々の暮らしを支えたい】九州朝日放送(株)✕(株)ジャパネットホールディングス
【日々の暮らしを支えたい】九州朝日放送(株)✕(株)ジャパネットホールディングス

その他のコラボレーション
【日常に+αの楽しさを与えたい】福岡ソフトバンクホークス(株)✕(株)ベガコーポレーション
【地域づくりに関わりたい】(株)麻生✕LINEヤフーコミュニケーションズ(株)

カジュアル交流&キャリア相談ブース

7社の各ブースでは、学生と担当者が気軽に会話できるスペースが設けられ、大人数や少人数、1対1など、さまざまなスタイルでの交流が行われました。事業内容だけでなく、担当者のプライベートに関する質問も飛び交うなど、幅広い話題で会話が弾んでいました。

大勢の学生で賑わう各ブース
大勢の学生で賑わう各ブース
落ち着いて話しができた学生も
落ち着いて話しができた学生も
他の学生の質問も参考になります
他の学生の質問も参考になります
気軽に相談できたようです
気軽に相談できたようです

参加企業7社によるパネルディスカッション

プログラムの締めくくりとして行われたパネルディスカッションでは、参加企業の代表者が一堂に会し、学生がスマートフォンから送った質問がリアルタイムで表示されるインタラクティブな形式で実施されました。「インターンシップには何社くらい参加すべきか?」「面接で目に留まる人物とは?」「貴社ならではの制度や福利厚生は?」など、多くの質問が寄せられ、各企業の代表者は笑いを交えながらも真剣に回答し、学生たちに向けて具体的なアドバイスを送ってくださいました。

学生の質問に本音で答えていただきました
学生の質問に本音で答えていただきました
参考になる具体的なアドバイスも
参考になる具体的なアドバイスも

イベントを終えて

参加した学生からは、「企業の見方や自分との向き合い方が分かったので、参加してよかった」「選考する側の貴重な意見が聞けたのは大きな収穫。面接はもっと堅いものだと思っていたが、少し緊張が和らいだ」「自分自身のことなのに、分からないことが多いと感じた。自己PRを考えるうえで参考になった」といった感想が聞かれました。

本イベントの共催企業であるLINEヤフーコミュニケーションズ(株)の担当者であり、本学法学部の卒業生でもある穎川将貴さんは、「『自分は何がしたいんだろう?』『どんなことに向いているんだろう?』そんな問いを持ちながら、自分と向き合う時間をつくってみてください。すぐに答えが見つからなくても大丈夫。自分自身へ問いかけながら、サークルでも勉強でもアルバイトでも、行動してみることで、気づけることもたくさんあります。学生時代は、たくさん失敗できる貴重な時間です。挑戦して、うまくいかなかったり、人からいろんな言葉をもらったり…そのひとつひとつが、自分自身を知るヒントになります。悩んだ時間も、迷った経験も、きっと将来のあなたの力になります!」と後輩たちへエールを送りました。

就職・キャリア支援課では、学生一人ひとりが目的意識を持ち、効率的に情報収集ができるよう、それぞれの事情に配慮した支援を行っています。今後も、学生の傾向やニーズに即した柔軟な対応を心がけ、よりよい支援のあり方を継続的に検討・改善してまいります。

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