学部・大学院のTOPICS 大学院医学研究科第11回研究発表会を開催
12月9日、10日の2日間にわたり、旭町キャンパスにて大学院医学研究科の研究発表会が開催されました。本発表会は、医学研究の最新成果を共有し、研究者同士の交流を深めることを目的として、毎年この時期に開催されており、今回で11回目の開催です。
当日は、医学研究科博士課程に在籍する大学院生21名の口頭発表と、論文提出を通じて学位取得を目指す25名の研究者によるポスター発表が実施され、熱心な議論が繰り広げられました。
特別講演
また発表会初日には、特別講演が行われました。本学循環器病研究所の青木浩樹教授をお迎えし、「今の大学院生活が、あなたの未来をつくる」と題した講演が行われ、参加者からは多くの関心が寄せられました。
表彰式
発表会の閉会式では、表彰式が行われました。
研究発表については厳正なる審査の結果、個別最適医療系専攻の山下 裕也さんが最優秀賞に選ばれ、同じく個別最適医療系専攻の菊池 仁さんと牧 悠之さんが優秀賞を受賞しました。
素晴らしい質問者に贈られる質問賞には、大場 健一郎さん、藤本 健一さん、長野 友彦さんが選ばれました。
賞状と副賞は、溝口研究科長より手渡されました。
最優秀賞を受賞した山下 裕也さんコメント
このたびは、このような名誉ある賞を賜り、身に余る光栄に存じます。
未知の世界であった研究の道に足を踏み入れてから今日まで、多くの先生方の惜しみないご指導、温かいサポートに支えられ、このような賞を受賞することができました。私一人の力では到底成し得なかったことであり、この賞は、皆様と共に積み上げてきたものであると考えております。改めて深く感謝申し上げます。
また、青木教授の特別講演にもございましたように、大学院での研究生活は、日々の臨床とは異なる視点から自分自身の可能性を広げ、医師としてまだ気づいていなかった力を育む貴重な機会であると強く感じております。その言葉を胸に刻み、研究を通じて新たな能力を磨き上げられるよう、これからも一層励んでまいりたいと存じます。
最後に、このような貴重な機会を与えてくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
本発表会を通じて、多くの研究成果が共有され、今後の医学研究のさらなる発展に向けた充実した2日間となりました。久留米大学大学院医学研究科は、地域医療と医学の未来を担う研究者の育成に引き続き取り組んでまいります。