研究・産学官連携の研究TOPICS 先端癌治療研究センター「第122回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

先端癌治療研究センター「第122回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

 10月21日15:00~17:00、先端癌治療研究センター(腫瘍免疫学部門)とNPO法人ウィッグリングジャパンの主催による「第122回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました。

テーマ:乳がん治療の過去と現在

講師:唐 宇飛 先生(久留米大学医学部外科学 乳腺・内分泌外科 教授)
会場:久留米大学福岡サテライト(福岡市中央区天神) + オンライン によるハイブリッド開催
 
新型コロナウイルスの感染防止対策を取ったうえで、福岡市天神の久留米大学福岡サテライトでの会場開催とウェブ会議システムZOOMを用いたハイブリッド形式で開催しました。

講演の様子

最初にがん全体の部位別罹患状況や死亡数についてお話し、乳がん患者の死亡数は年々増加して現在4位であること、どんな人が乳がんになりやすいのか、乳がんの危険因子についてお伝えしました。続いて、乳がん診断の手順や基本的な治療方針について紹介しました。従来の乳がん手術は根治性に重点が置かれていましたが、現在では低侵襲であること、更に整容性にも重点が置かれるようになり、乳頭温存乳房切除術や手術と同時に乳房再建が行われていることを紹介しました。また、抗がん剤やホルモン治療の過去と現在、遺伝外来についてもお話し、乳がんは早期に発見すればほぼ治ることをお伝えしました。(先端癌治療研究センター 山田亮)

研究TOPICS

TOPICS:先端癌治療研究センター「第122回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました