研究・産学官連携の研究TOPICS 「めくるめく宇宙博」で志波教授のNASA等との研究成果を展示

9/3、4に久留米シティプラザで第34回ISTSキックオフイベント「めくるめく宇宙博」が開催されました。このイベントは、来年(2023年)6月に久留米市で開催される第34回「宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)」に先立ち行われたもので、「小惑星探査機はやぶさ2」のミッションについての講演や、宇宙やロケットの魅力を伝える展示や、宇宙ベンチャーなどさまざまな企業や大学がブースを設けました。子どもたにも宇宙飛行士トレーニング・ウルトラライトプレーンの操縦体験ができるコーナーなどが用意され、子供から大人まで楽しめるイベントに多くの親子連れが訪れました。
本学からも、大学病院長の志波直人教授が、医学部整形外科学講座とJAXAと共同開発を行った宇宙飛行士が宇宙で筋肉を保つためのハイブリッドトレーニング装置の展示や、パナソニックと共同開発を行った「ひざトレーナー」などの展示を行いました。






志波教授は、運動しながら筋肉に電気刺激を与えることで運動効果を上げるハイブリッドトレーニング法を開発し、日米で特許を取得しました。重力がない宇宙でもこの装置をつけることでダンベルを持っているような効果があることを見出し、宇宙でも効率よく運動できる可能性があることが分かり、NASA、JAXAとの共同研究をスタートさせ、2014年に国際宇宙ステーションでの宇宙飛行士対象の実験を行いました。また、その装置を応用して、日常の生活でひざを鍛える「ひざザトレーナー」をパナソニックと産学共同開発し、これまでに1万台以上が市販されています。
志波教授の研究者インタビュー:
https://www.kurume-u.ac.jp/site/branding/20190610.html
「めくるめく宇宙博」について:
https://sites.google.com/view/ists-kurume-fukuoka/home