研究・産学官連携の研究TOPICS 「第104回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

「第104回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

4月21日(水曜日)15時30分~17時00分、「第104回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました。

テーマ:「リンパ浮腫について」

講 師:上馬庭 昌恵 先生(医療法人にゅうわ会 及川病院 看護師長)

会場:久留米大学福岡サテライト(福岡市中央区天神)
 

新型コロナウイルス感染予防対策を取ったうえで、会場開催とウェブ会議システムZoomを用いたハイブリッド開催となりました。

がんは血液やリンパの流れにのって他の臓器へ転移する場合があります。そこでがんを外科的に切除する場合に近隣のリンパ節を同時に切除することがあります。これによりリンパの戻りが悪くなり手足にリンパ液が溜まり浮腫を起こす場合があります。これをリンパ浮腫と呼んでいます。乳がんでは手術をした側の腕に、子宮がん・卵巣がん・前立腺がん等では足に発症し、手術直後から術後数年ないし数十年後に発症することもあることをお伝えしました。リンパ浮腫は皮膚の小さな傷や感染がきっかけで発症することがあり、日ごろのスキンケアが重要であることや最新の治療法についても解説しました。

講演終了後には用手的リンパドレナージのマッサージの強さの体験等も行われ、参加者からの質問にも丁寧にお答えしました。

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