研究・産学官連携の研究TOPICS 医学部 堤翼助教が米国肝臓学会で「CLINICAL RESEARCH AWARDEES」を受賞

医学部 堤翼助教が米国肝臓学会で「CLINICAL RESEARCH   AWARDEES」を受賞

医学部内科学講座(消化器内科部門)の堤翼助教が、2023年11月10日から14日にかけてボストンで開催されたThe Liver Meeting 2023にて、「THE PROFESSOR MINDIE H. NGUYEN AWARD FOR OUTSTANDING CLINICAL RESEARCH BY EARLY CAREER INVESTIGATORS」を受賞しました。

The Liver Meeting 2023は、AALSD(アメリカ肝臓学会)が毎年開催している国際的な学術集会で、肝疾患の予防と治療技術の向上に取り組むことを目的に世界中から研究者が集まり、活発な情報交換の場となっています。

会場となったHynes Convention Center (ボストン/米国)
会場となったHynes Convention Center (ボストン/米国)
発表をする堤助教
発表をする堤助教

堤助教は今回「Hepatic Lobular Inflammation Is the Most Impacted Prognostic Factor Rather Than Fibrosis in Patients with Biopsy-Proven MASLD: Multi-Center Study」(生検で証明されたMASLD患者では、肝小葉炎症が肝線維化よりも最も影響を受ける予後因子である)という演題で発表を行い、優れた臨床研究に贈られる「THE PROFESSOR MINDIE H. NGUYEN AWARD FOR OUTSTANDING CLINICAL RESEARCH BY EARLY CAREER INVESTIGATORS」を受賞しています。世界120余名の受賞者のうち日本からの受賞は3名で、そのうちNamed awardの受賞は2名でした。

堤助教のコメント

この多施設共同研究によって、アジア人の脂肪肝患者さんにおける短期的な予後因子として、肝線維化以上に肝内炎症が重要であることが明らかになりました。オーラルでの発表は大変緊張しましたが、5名の質疑をいただくなど、関心を持っていただきありがたかったです。改めて、多大なるご指導をいただいた消化器内科の先生方及び、国内共同研究施設の関係各位に御礼申し上げます。


米国肝臓学会 presidentと一緒に(堤助教は写真右)
米国肝臓学会 presidentと一緒に(堤助教は写真右)
20231112

研究TOPICS

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