研究・産学官連携の研究TOPICS 「第87回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

「第87回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

10月30日(水)15:30~17:00、久留米大学福岡サテライト(福岡市中央区天神)にて「第87回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました。

テーマ:乳癌について知ろう
講師:桜井 早也佳 先生(久留米大学医学部外科学講座 助教)

10月はピンクリボン月間。「カフェで学ぼうがんのこと」でも、乳腺外科の櫻井早也佳先生による「乳がんについて」の講演を行いました。

乳がんは女性の11人に1人が生涯で罹る病気で、40代と60代に多く発生すること、検診を受けて早期発見・早期治療を行えば極めて予後の良いがんであることを説明するとともに、気になる症状があるときには検診ではなく医療機関を受診することをおすすめしました。

講演の様子

乳がんの検査はマンモグラフィと超音波によって行われ、それぞれの利点と欠点について解説しました。若い女性ではデンスブラスト(高密度乳房)が多く、 マンモグラフィでは正常部とがん部の判別が難しいこと、一方で超音波検査では、正常部とがん部の判別は可能だが、石灰化病変を主とする初期(ステージ0)の乳がんを見つけるのが難しいことをお伝えしました。

後半ではセルフチェックの方法について模型を用いて解説し、参加者にも実際に模型に触れて乳がんの確認を体験していただきました。

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