研究・産学官連携の研究TOPICS 「第81回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

「第81回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

5月15日(水)11:00~12:30、久留米大学福岡サテライト(福岡市中央区天神)にて「第81回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました。

テーマ:がんの予防 ~がんになるリスクを減らす方法教えます!~
講師:山田 亮(久留米大学先端癌治療研究センター 所長)

がんは二人に一人がなる病気。まだ完全に予防することはできませんが、がんに罹るリスクを減らすことは可能です。がん発生要因の大きなものは喫煙と感染であり、次いで飲酒や食事、運動などの生活習慣があげられます。

感染が原因のがんには肝癌や子宮頸がん、胃がんなどが知られており、すでに感染している場合でも治療によりこれらの病原体の多くは排除することが可能であること、また子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するにはワクチンが有効であることをお話ししました。

カフェで学ぼうがんのこと

さらに、生活習慣を見直すだけでもがんになるリスクを最大約40%減らせることを紹介しました。

生活習慣の見直しや原因病原体の排除を行ってもがんの発生を完全に予防することはできませんが、たとえがんに罹ってもがん検診を受診し、早期発見・早期治療を行えば完治可能であり、これらによりがんから身を守ることができることを最後にお伝えしました。

 


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