研究・産学官連携の研究TOPICS 「第103回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

「第103回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました

3月25日(木)15:30~17:00、「第103回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました。

テーマ:「大きく変わった肺がん治療」

講 師:東 公一 先生(久留米大学医学部内科学講座 准教授)

会場:久留米大学福岡サテライト(福岡市中央区天神)

新型コロナウイルス感染予防対策を取ったうえで、会場開催とウェブ会議システムを用いたハイブリッド開催となりました。

肺がんは男女ともに年々増加しており、5年生存率は男性で25%、女性で41%と予後不良のがんです。肺がんは転移しやすく、血液とリンパを介して他の臓器に転移すること、組織学的には小細胞肺がんと非小細胞肺がんに分類されることを解説しました。20~30年前は、効果の高い抗がん剤はありませんでしたが、分子標的薬の登場により予後は改善し、遺伝子検査との併用により、遺伝子変異に対応した治療薬が選択されるようになったこと、さらに、最近では免疫チェックポイント阻害薬の出現により、ステージ4の肺がんであっても完全に治癒することが可能になったことをお伝えしました。

研究TOPICS

TOPICS:「第103回カフェで学ぼうがんのこと」を開催しました