研究・産学官連携の研究TOPICS 感染制御部が日本環境感染学会総会・学術集会「教育啓発動画コンテスト」で最優秀賞
久留米大学病院の感染制御部が、第39回日本環境感染学会総会・学術集会の「教育啓発動画コンテスト」で最優秀賞を受賞しました。
日本環境感染学会は、環境感染症の予防と制御に関する研究・教育を推進する学会で、一般の演題に加え、感染対策の教育啓発に活用できる「教育啓発動画」も募集されており、そのコンテストで見事最優秀賞の評価を受けたものです。
この動画を制作した感染症看護専門看護師の森田真介さんは受賞を受け、「他の施設で感染制御を担当されている方に、久留米大学病院の取り組みを知ってもらい、そして、久留米大学病院の医療従事者には、手洗いの大切さを再認識してもらえるように企画・制作をした。2分間という短い時間でたくさんの伝えたいことをまとめるのに苦労したが、このような賞をもらえることとなり大変光栄で嬉しく思う。感染制御の取り組みは一人ではできないことで、医療従事者だけではなく事務職員や技術職員といった、医療従事者ではないメンバーも加わり多職種連携のチームとして取り組んでいることも評価された。今後もチーム一丸となり感染制御の砦としての役割を果たせるよう精進していきたい」と話しました。
感染制御部には、現在医師3名、看護師3名、薬剤師1名、事務員1名の計8名が所属し、感染制御部および感染対策委員会のメンバー20名で構成されるインフェクション・コントロール・チーム(ICT)および各病棟の感染対策リンクナースと共に、院内各所の感染予防のための巡回を週に1度行い、まさに病院の感染を制御する(防ぐ)役割を担っています。2019年に発生したCOVID-19の世界的流行以降、感染対策の重要性は高まっており、病院内ではより高いレベルの対策が求められるようになりました。感染制御部では、今後も感染症の予防と制御に努め、地域社会の健康と安全に貢献してまいります。