研究・産学官連携の研究TOPICS 第16回 九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウムを開催

第16回 九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウムを開催

2025年9月25日(木)、本学旭町キャンパスの筑水会館にて 「第16回 九州・沖縄アイランド女性研究者支援シンポジウム in 久留米大学」 を開催しました。

本シンポジウムは、女性研究者支援や働きやすい環境づくりに関する情報交換や情報発信を目的に毎年実施されており、今年度は本学主催で 「未来を拓く 女性研究者 × 大学 × 地域社会」 をテーマに掲げ、学内外から多くの参加者が集いました。

基調講演をする大森氏
基調講演をする大森氏
基調講演の様子
基調講演の様子

基調講演では、共愛学園前橋国際大学 学長 大森昭生 氏をお迎えし、「育成・定着・地方創生:男女共同参画の力と高等教育の役割」と題してご講演いただきました。大森氏は、同大学における地域と大学が一体となった人材育成の事例を紹介しながら、地方創生における高等教育の重要性や、男女共同参画の推進がもたらす可能性について語られました。

第1部パネリスト 琉球大学、佐賀大学
第1部パネリスト 琉球大学、佐賀大学
第1部パネリスト 久留米大学、熊本大学、九州大学、沖縄科学技術大学院大学
第1部パネリスト 久留米大学、熊本大学、九州大学、沖縄科学技術大学院大学

続いて行われたパネルディスカッションでは、「なぜ女性は地元に残らないのか ― キャリア形成の視点から」「地域を変える女性研究者 ― 大学が担うダイバーシティ推進と地域創生」の2つのテーマを軸に議論が交わされました。Q-wea参加大学(11大学)による具体的な取り組み事例が紹介され、質問も交えながら多角的な意見交換が行われました。

第2部パネリスト 大分大学、九州産業大学
第2部パネリスト 大分大学、九州産業大学
第2部パネリスト 宮崎大学、長崎大学、鹿児島大学
第2部パネリスト 宮崎大学、長崎大学、鹿児島大学
コメンテーターの山村氏と大森氏
コメンテーターの山村氏と大森氏
九州各地からの集まった参加者
九州各地からの集まった参加者

また、コメンテーターとして参加した大森氏と科学技術振興機構(JST)の 山村康子 氏からは、「大学が積極的に多様な取り組みを実践していることに感銘を受けた。九州・沖縄Q-weaの活動は全国的にも先進的であり、アンコンシャスバイアスの解消など難しい課題もあるが、地方大学が果たすべき役割と可能性は大きい」との講評をいただきました。

今回のシンポジウムを通じ、女性研究者のキャリア支援や大学の役割、地域との連携について改めて考える機会となりました。ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

研究TOPICS

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