お知らせ 【学生、教職員の皆さまへ】子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の接種について

学生、教職員の皆さまへ

 

久留米大学大学学長 内村 直尚
産婦人科 津田 尚武

 子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の接種について

宮頸がんは、我が国で年間約1.1万人の女性が罹り、毎年約2,900人が亡くなる女性にとって重大な疾患の一つです。その多くはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因となりますがHPVワクチンはこのウイルスへの感染を防ぐ効果があり、ワクチン接種の子宮頸がんの予防効果が確認されています。

現在、国の政策として子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種※」が行われており、誕生日が「1997年4月2日~2007年4月1日」の期間にある女性は、2025年3月末まで、HPVワクチンの接種(半年間で3回の接種が必要)を公費で受けることができます(但し第1回目の接種を2024年9月末までに受けることが必要)。この時期を過ぎると、それ以降は全3回の接種に対して約10万円の自己負担額が発生します。

本ワクチンは、久留米大学病院を含む、県内外の医療機関で接種することができます。まずは、以下の厚生労働省のページをご確認ください。

本学はキャッチアップ接種を推奨し、子宮頸がん撲滅に向けた取り組みに貢献したいと考えており、あらためてご案内するものです。 

(※)キャッチアップ接種

日本では子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は小学校6年~高校1年相当の女性を対象に定期接種が実施されていますが、接種勧奨が控えられていた期間に的接種の対象であった方の多くが接種の機会を逃している事から、公平な接種機会を確保するために設けられたもので、2025年3月までの期間限定で公費負担(自己負担なし)で接種できます。

本学の産婦人科でもこれまで女子学生約40名を対象に子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種行ってきましたが、重篤な副反応はなく安全に接種できています。

関連情報

問い合わせ先

久留米大学産婦人科 HPVワクチン担当:田崎和人
連絡先:医学部産婦人科学講座 医局(外線:0942-31-7573 内線:3569)