重要なお知らせ 医療センターの病床の再編及び大学病院との統合について

このたび学校法人久留米大学は、福岡県南地域において本法人が担う医療提供体制を将来にわたり持続・発展させるため、久留米大学医療センターの機能を久留米大学病院へ統合し、新たな運営体制を構築する方針を決定いたしました。

久留米大学医療センターは、平成6年7月に旧厚生省より国立久留米病院の移譲を受けて以来、地域の中核的な医療機関として重要な役割を果たしてまいりました。大学病院と機能分化を図り特色ある診療体制の構築を進め、専門性を高めた診療を推進し、中規模病院としての機動力を活かして、変化する医療ニーズに迅速かつ柔軟に対応してまいりましたが、近年は経営的に極めて厳しい状況が続いており、今後も安定的に医療を提供し続けることが困難な状況となっております。

こうした状況を踏まえ、医療センターと大学病院双方の強みを最大限に活かしながら、地域医療を安定的かつ持続可能な形で提供していくための方策を慎重に検討した結果、医療センターの病棟機能を令和9年度末までの3年間で段階的に再編、縮小し、大学病院へ機能統合を進めていく方針を決定いたしました。

大学病院においては、医療センターが担っていた機能のうち必要なものを継承し、人的資源および医療機器・設備を集約することで、より信頼性の高い高度かつ先進的な医療の 提供を目指します。また、医療安全体制の維持・強化を図り、患者さまに安心して受診していただける環境整備に引き続き努めてまいります。なお、今後の統合に関する詳細につきましては、患者さまをはじめ、地域の皆さまや関係機関の方々へ丁寧な説明を行う予定としています。

学校法人久留米大学は、少子高齢化が進む社会の中で求められる健全な大学運営と地域貢献を両立すべく、引き続き努力してまいります。何卒、本方針につきましてご理解と ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

令和7年5月12日
学校法人久留米大学
理事長 永田 見生