大学院 心理学研究科前期博士課程

前期博士課程

前期博士課程における臨床心理学専攻と人間行動心理学専攻の概要は以下のとおりです。

臨床心理学専攻

臨床心理学専攻は、(財)日本臨床心理士資格認定協会の第一種指定大学院に認定されています。 本専攻は、心身の成長・発達、心身の健康・障害、心理臨床実践の視点から、高度の専門的な教育・研究・実習を行い、臨床心理学における優れた学識と実践力を有する高度専門職業人(公認心理師、認定臨床心理士など)の養成を図り、かつ研究者養成をめざします。

人間行動心理学専攻 

人間行動心理学専攻では、人間行動と社会とのかかわりや、家庭・学校・社会の中で行われる人間形成のシステムを多面的な角度から学び研究します。将来そのような分野で専門的素養のある人材として活躍できる基礎的能力を身につけるために、社会、教育・発達、知覚・認知の高度な知識を持った専門家(学校心理士・認定カウンセラーなど)および研究者の養成をめざします。

学位授与

 本研究科(前期博士課程)を修了した者には、「修士(臨床心理学)」または「修士(心理学)」の学位を授与します。
 

前期博士課程 カリキュラムと担当教員

カリキュラム及び担当教員

心理学に関する高度な能力の修得をめざした授業科目を準備しています。授業科目は基礎科目と専門科目に大別され、第1年次においては各専攻の基礎科目を主として履修するほか、専門科目と論文指導を受ける教員の開講する科目を履修します。


第2年次においては各専攻の基礎科目と、主として論文指導教員が開講する科目を引き続き履修するとともに、その他の専門科目を履修します。

また、本課程の修了要件の一つである修士論文の作成に関しては、2年間にわたって当該指導教員の論文指導を受けなければなりません。セメスター制を導入していることより、開講科目は若干の基礎科目を除き、すべて半期完結の2単位であり、学生は各自の要望に合わせてさまざまな組み合わせで受講できる構成になっています。

臨床心理学専攻

臨床心理学専攻の、各授業科目の詳細な内容はWebシラバスをご確認ください。

基礎科目(コースワーク)

授業科目 担当教員 授業科目 担当教員
臨床心理学特論

佐藤 剛介
伊藤 弥生
江村 理奈
岡村 尚昌
田上 恭子
富田 真弓
山本 眞理子

臨床心理面接特論

山本 眞利子
江村 理奈
岡村 尚昌
佐藤 剛介
田上 恭子

臨床心理査定演習I
(心理的アセスメントに関する理論と実践)

富田 真弓

臨床心理査定演習II

富田 真弓
向笠 章子※

臨床心理基礎実習

山本 眞利子
岡村 尚昌
佐藤 剛介
岩元 澄子※
日高 三喜夫※
大江 美佐里
石田 哲也

心理実践実習I

富田 真弓
伊藤 弥生
江村 理奈
岡村 尚昌
佐藤 剛介
田上 恭子
山本 眞理子
徳田 智代※

臨床心理実習I(心理実践実習II)

江村 理奈
伊藤 弥生
田上 恭子
富田 真弓
高松 真理※
山下 潤子※

臨床心理実習II

江村 理奈
伊藤 弥生
田上 恭子
富田 真弓
高松 真理※
山下 潤子※

注)※印は、非常勤講師。

専門科目(コースワーク)

授業科目 担当教員 授業科目 担当教員
心理実践実習 III

富田 真弓
伊藤 弥生
江村 理奈
岡村 尚昌
佐藤 剛介
田上 恭子
山本 眞利子

心理実践実習 IV

江村 理奈
伊藤 弥生
岡村 尚昌
佐藤 剛介
田上 恭子
富田 真弓
山本 眞理子

臨床心理面接実習

富田 真弓
伊藤 弥生
岩元 澄子※
稲谷 ふみ枝※
高松 真理※
徳田 智代※
日高 三喜夫※

心理統計解析特論I・II

原口 雅浩

発達心理学特論

園田 直子

認知心理学特論

2023年度休講

教育心理学特論I・ II

安永 悟

社会心理学特論

浅野 良輔

知覚心理学特論

原口 雅浩

家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践(家族心理学特論)

伊藤 弥生

司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開(犯罪心理学特論)

田口 真二※

産業・労働分野に関する理論と支援の展開

稲谷 ふみ枝※

心の健康教育に関する理論と実践(健康心理学特論)

岡村 尚昌

投映法特論

富田 真弓

精神医学特論

2023年度閉講

福祉分野に関する理論と支援の展開(障害者(児)心理学特論)

佐藤 剛介

臨床薬理学特論

福山 裕夫

心理支援に関する理論と実践(心理療法特論)

山本 眞利子

教育分野に関する理論と支援の展開(学校臨床心理学特論)

江村 理奈

生徒指導の心理学

2023年度閉講

キャリアカウンセリング理論と実際

平井 達也※

小児科学

2023年度休講

行動療法特論

上田 幸彦※

保健医療分野における理論と支援の展開(精神生理学特論)

2023年度閉講

保健医療分野における理論と支援の展開(精神医学特論)

田上 恭子

臨床心理地域援助特論

2023年度休講

注) ※印は、非常勤講師。

専門科目(リサーチワーク)

授業科目 担当教員 授業科目 担当教員
心理学研究法特論(研究倫理を含む) 原口 雅浩 健康心理学研究特論I,II,III,IV 2023年度休講
臨床心理学研究特論I,II,III,IV(伊藤) 伊藤 弥生 臨床心理学研究特論I,II,III,IV(江村) 江村 理奈
臨床心理学研究特論I,II,III,IV(岡村) 岡村 尚昌 臨床心理学研究特論I,II,III,IV(佐藤) 佐藤 剛介
臨床心理学研究特論I,II,III,IV(田上) 田上 恭子 臨床心理学研究特論I,II,III,IV(富田) 富田 真弓
臨床心理学研究特論I,II,III,IV(山本) 山本 眞利子 論文指導I,II
論文指導I,II,Ⅲ 長期履修生のみ履修可能

人間行動心理学専攻

人間行動心理学専攻の、各授業科目の詳細な内容はWebシラバスをご確認ください。

基礎科目(リサーチワーク)

授業科目 担当教員
心理学研究法特論(研究倫理を含む) 原口 雅浩

基礎科目(コースワーク)

授業科目 担当教員
心理統計解析特論 I・II 原口 雅浩

専門科目(コースワーク)

授業科目 担当教員 授業科目 担当教員
発達心理学特論 園田 直子 社会心理学特論 浅野 良輔
教育心理学特論I・II 安永 悟 認知心理学特論 2023年度休講
知覚心理学特論 原口 雅浩 キャリアカウンセリングの理論と実際 平井 達也 ※
行動療法特論 上田 幸彦※    

その他の科目(コースワーク)

授業科目 担当教員 授業科目 担当教員
福祉分野に関する理論と支援の展開(障害者(児)心理学特論) 佐藤 剛介 臨床薬理学特論 福山 裕夫
精神医学特論

2023年度閉講

教育分野に関する理論と支援の展開(学校臨床心理学特論)

江村 理奈

専門科目(リサーチワーク)

授業科目

担当教員 授業科目 担当教員
人間行動心理学研究
I・ II・ III

浅野 良輔
園田 直子
原口 雅浩
安永 悟

人間行動心理学研究Ⅲ 長期履修生対象科目
発達心理学研究特論
I・ II・ III・ IV
園田 直子 社会心理学研究特論
I・ II・ III・ IV
浅野 良輔
教育心理学研究特論
I・ II・ III・ IV
安永 悟 認知心理学研究特論
I・ II・ III・ IV
2023年度休講
知覚心理学研究特論
I・ II・ III・ IV
原口 雅浩 論文指導I,II  
論文指導
I・ II・ III・ IV
長期履修生のみ履修可能

※印は、非常勤講師。

前期博士課程 修士論文一覧

大学院心理学研究科「前期博士課程」 修士論文題目一覧

2023年度

臨床心理学専攻

  • 自閉症スペクトラム障害児をもつ父親の育児ストレスとソーシャルサポート ―量的・質的データによる検討―
  • 子どものモバイル端末利用と自己制御及び睡眠の関連―保育園調査・Web調査による検討―
  • 大学生における両親の夫婦間葛藤に対する認知が心理的自立に及ぼす影響 ―家族の健康性過剰反応を媒介変数として―
  • 否定的な内容の自己開示と精神的健康との関連 ―多様な年代を対象とした性差の検討―
  • 組織マネジメントにおける感情と精神的健康 ―中間管理職の感情労働に係る探索的研究―
  • 大学生の自閉症スペクトラム傾向とストレッサー及び友人関係がストレス反応に及ぼす影響
  • 大学生の人格的成長感に対するストレスコーピングスタイルと生理心理学的反応との関連性
  • 大学生における完全主義・卓越主義と心理的適応の関連 ―日本語版SCOPE尺度作成の試み―
  • ストレングスカードを用いたグループワークがレジリエンスに及ぼす影響
  • 大学生が悩みを相談する際の相談者選択と心理距離の関連 ―PRISM+の有用性の検討―

2022年度

臨床心理学専攻

  • LINE利用におけるストレスとアサーションが精神的健康に及ぼす影響 ―過剰適応傾向に着目して―
  • 被害妄想的観念およびワーキングメモリと性急な結論づけとの関連
  • 幼少期の子どものモバイル端末利用と自己制御の関連 ―保育園調査による検討―
  • 実態調査と印象評定調査による望ましいとされる相談室環境とは何かに関する研究 ―一般人と心理職の両者の比較検討―
  • 死別経験における心的外傷後成長 ―青年期以前の両親との死別に注目して―
  • 肢体不自由のある高校生の対人関係が学級の居心地に及ぼす影響
  • 利用動機及びアタッチメントスタイルとInstagram依存との関連

2021年度

臨床心理学専攻

  • 母子関係が娘のアイデンティティ形成と精神的健康に与える影響:赤城(2018)の概念的追試と拡張
  • 場面想定法を用いた相談内容とコンプリメントの違いが問題解決に及ぼす影響
  • フィンガーペインティングの色彩の違いがストレスに及ぼす影響
  • 大学受験の捉え方が学校適応感に及ぼす影響 ―不本意入学に着目して―
  • 大学生におけるストレスマインドセットと楽観性が睡眠の質に与える影響
  • 日常的出来事の経験頻度・評価とストレス反応の関連―認知の柔軟性の視点から―
  • 子どもの肥満改善に対する母親の動機推移プロセス ―肥満外来に通院する患児の母親を対象として―
  • 大学生の情動知能が精神的健康に及ぼす影響
  • 学生の対人感受性と精神的健康の関連に「ひとりの時間」が与える影響
  • 新たなHighly Sensitive Person Scale作成と信頼性・妥当性の検討 ―HSPの4つの特性に着目して―

人間行動心理学専攻

  • 想起する出来事の感情価と認知的構造欲求が虚偽記憶に及ぼす影響

2020年度

臨床心理学専攻

  • 中学生における学校ストレッサーとソーシャルサポートが長期休暇明けの不登校傾向に及ぼす影響
    -緊急事態宣言に伴う休校措置に着目して-
  • 過去に乗り越えた重要な自伝的記憶の想起が自己肯定感とジリエンスに及ぼす影響
  • 家族機能がDark Triadの利他行動に及ぼす影響
  • 幼少期の子どものモバイル端末利用と自己制御の関連
  • 読書習慣が大学生のレジリエンスと心理的ウェルビーイングに及ぼす影響
  • 障害受容過程における障害児者をもつ保護者の感情尺度開発の試み
  • 大学受験期における達成目標志向性とソーシャルサポートがストレス関連成長に及ぼす影響
  • 中学生に対する向社会的行動を高めるプログラムの作成と効果の検討
  • 反すうと被援助志向性・援助要請行動が大学生の適応感に及ぼす影響
  • 肥満児と健常児のQOL・自己効力感と被養育態度
  • A Scale to Assess Human Capital Sustainability Leadership(人的資本の持続可能なリーダーシップ尺度)邦訳版の開発について
  • 大学生のセクシュアルマイノリティ受容感に関する研究─セクシュアルマイノリティへの共感的態度に着目して─

2019年度

臨床心理学専攻

  • 高齢者福祉施設の介護職員に対する職場内ソーシャル・サポートがワーク・エンゲイジメントと仕事継続意思に及ぼす影響
  • 成人2型糖尿病患者のアドヒアランスに及ぼすポジティブ心理的要因
  • 小児肥満児のQOLと親の養育態度
  • 社会的自己制御に対する自意識・被養育態度の影響
  • 大学生の悩み相談に乗った経験が獲得的レジリエンスに及ぼす影響―共感性と経験の評価に着目して―
  • 学級での意図的な関係構築が中学生の本来感・学級集団への認知・学校享受感・不安に及ぼす影響
  • 大学生の友人関係における主張性が適応感に及ぼす影響
  • 大学生の不注意傾向と自己調整学習方略が学校適応感に及ぼす影響
  • 大学生におけるストレッサーとコーピングの柔軟性がソーシャルゲームへの没入傾向に及ぼす影響
  • 青年期における悩み方と自己受容と悩み方に関する研究
  • 大学生における日常生活スキルと社会的自己制御が適応感に及ぼす影響
  • 視点取得能力と居場所感がソーシャルスキルに及ぼす影響
  • 書道が芸術療法体験と感情に及ぼす影響
  • 大学生における過剰適応傾向と心理生物学的ストレス反応の関連性
  • コミュニケーション能力やソーシャルサポートが大学生の学校適応に及ぼす影響
  • 被養育体験による大学生のハーディネスおよび挫折のとらえ方の違い

人間行動心理学専攻

  • 理学療法士・作業療法士養成専門学校の学業継続に悩む学生の適応感および学業に関する要因の縦断的研究

2018年度

臨床心理学専攻

  • 青年期女子と妊娠期の女性における親になる意識と幼少期の傷つき体験及び現在の母子関係との関連
  • 中学校教員の個人のチームワーク能力と知覚されたソーシャルサポートが職務満足感に及ぼす影響
  • 発達障がいがある子どもを育てる保護者の自己効力感-保護者の帰属と感情の影響-
  • 中学生に対する反すう低減プログラムの効果の検討
  • 一般企業就労者の努力-報酬不均衡とワーク・エンゲイジメントとの関連性-年代別で異なる就労観の役割に着目して-
  • 小児肥満児のバウムテストの特徴
  • コンプリメントが大学生のソーシャルサポート期待・不安・適応感に及ぼす影響
  • 過剰適応の学生におけるグループワークが自己肯定意識に及ぼす影響-ストレングスカードを用いて-
  • 物語を用いた認知再構成法が自動思考に及ぼす影響
  • 小児肥満児の家族機能とQOL
  • 相談室における照明の照度の違いが自己開示に及ぼす影響
  • 認知症介護職員におけるメンタライゼーションと共感性に関する研究
  • 不快情動回避心性及び自己統制感が課題先延ばしの意識特性と大学適応感に及ぼす影響
  • 離島高齢者におけるフレイルと社会的孤立,QOLとの関連性
  • オペレーターの感情労働がワーク・エンゲイジメントとストレス反応に及ぼす影響-主観的感謝経験の調整効果に注目して-
  • ペットとの主観的類似性が飼い主の自尊感情と孤独感に与える影響
  • 図形変化認識課題と結論への飛躍バイアスの関係-図形変化認識課題の作成-
  • LINE疲れ尺度の作成と信頼性・妥当性の検討

人間行動心理学専攻

  • 文化・経済からみた日中大学生の化粧意識と化粧行動

2017年度

臨床心理学専攻

  • 定型発達児と発達障害児の親の夫婦関係とストレスに関する研究
  • 大学生における適応的性行動とパーソナリティ傾向の関係性についての検討
  • 保育士におけるストレングスカードを用いたエンカウンターグループの試み 
  • 精神科看護師のメサイア・コンプレックス傾向と感情労働・ストレスの関係性
  • 大学生における家族の諸側面と協同認識との関係
  • 大学生の友人グループへの所属の在り方とグループ内での疎外感及び自尊心との関連
    ―背景にある依存性を含めた検討―
  • 施設入居高齢者の睡眠パターンの客観的評価
  • ストレスフルな体験についての反すうと意味づけが抑うつに及ぼす影響
  • 女子大学生の母子関係が自己効力感と未来展望に与える影響
  • メンタライジング的応答がメンタライゼーションと衝動性,シャイネスに与える影響
  • 大学生における嗜癖傾向と自尊感情及び推論の誤りの関連
  • Stress Mindset Measure邦訳版の信頼性と妥当性の検討

人間行動心理学専攻

  • 大学生の日常生活行動のリスク認知とメディアの活用
  • セルフコントロールの水準と変動の大きさが大学生活適応感に及ぼす影響

2016年度

臨床心理学専攻

  • 有料老人ホーム入居者を対象とした脳実行機能の向上に向けた統合生理心理学的研究
  • 夫婦関係および家族システムの機能状態が大学生の不安に及ぼす影響
  • 友人関係と家族関係が大学生の対人的疎外感に及ぼす影響
    -対人的疎外感の主観的幸福感への影響を含めた検討-
  • 抑うつと対人恐怖心性が大学生の不登校傾向に及ぼす影響
  • 自律訓練法とイメージ呼吸法の効果の検討
  • 保育士と保護者が捉える「気になる子」に対する認識の差異の検討
    -保育士が捉える親子関係と保護者の子どもへの受容が及ぼす影響-
  • 「自分らしくあること」に関する尺度作成の試み
  • ソーシャル・サポートが死別経験への意味付けを介して大学生の成長感に与える影響
  • ストレングス・カードを用いた個人回想法の実践
  • ストレングスシンキングシートを用いた認知再構成法が反すう・自動思考・抑うつに及ぼす影響
     

人間行動心理学専攻

  • 協同認識の構造とその発達 -協同認識尺度の開発を中心に-
     

2015年度

臨床心理学専攻

  • 青年期の自閉症スペクトラム障害者の背景感情を伴う表情認知
  • SNSの利用に悩んだ経験のある大学生に対するストレングス認知再構成法の試み
  • 性格特性とコミュニケーションスキルが他者受容に及ぼす影響 -大学適応とストレスを踏まえた検討-
  • 母親に対する甘えが大学生の精神的自立に及ぼす影響
  • 大学生によるポジティブな自己像の筆記が抑うつに及ぼす影響
  • 認知方略と絶望感、被害的思い込みへのとらわれやすさに関する研究
  • 大学生におけるポジティビティがレジリエンス、コーピング、落ち込み、感情に及ぼす影響
  • 精神科看護師のバーンアウトに影響する共感性、内省力及び対人ストレスコーピングの検討
  • 非行少年に関わる対人援助職の職業性ストレスとソーシャルサポートの関連
  • 乳幼児をもつ母親の自己効力感の源泉に関する研究
  • ハラスメントにより生じるストレスに対する対処方略の選択および精神的健康との関連
  • 大学生における自己注目と自己受容、抑うつに関する研究
  • 心身症傾向尺度開発の試み
  • 友人、先輩に対する発言抑制と精神的健康との関連
  • 視覚シンボルの意味理解に関する研究 -コミュニケーション支援のJIS絵記号を用いて-

人間行動心理学専攻

  • 協同学習が批判的思考態度の育成に及ぼす効果
  • 一般大学で教職を目指す学生の教師観と教師不安
  • 養護教諭の一人前意識と自己教育力の視点からのキャリア発達

2014年度

臨床心理学専攻

  • 障碍のある子どもをもつ母親の育児不安へ対する祖父母サポート機能に関する研究
  • 臨床心理学専攻大学院生における「ストレス体験と自己成長感をつなぐモデル」の構築―ストレス体験に対する意味の付与に着目して―
  • 行動評価尺度を適用した認知症高齢者の行動観察によるBPSDの理解
  • アダルト・チルドレン特性の嗜癖傾向とストレスに関する研究
  • 女子大学生における月経前不快気分障害と境界例心性および過食傾向との関連
  • 青年期版こころとからだの早期健康チェック
  • 児童期の共食状況が家族イメージに与える影響―大学生を対象に―
  • 大学生のふれあい恐怖に関する研究―家族・個人内要因の影響―
  • 小児がん経験者の困難と対処に関する基礎研究
  • 自閉症児の偏食に関する母親の困りとピアサポートの効果
  • ストレングスカードとSFAシートを用いた大学生の就職活動不安低減の試み

2013年度

臨床心理学専攻

  • 大学生の就職活動版ストレングス尺度の作成および就職活動版ストレングスカードを用いたグループワークに関する研究
  • 青年の親性準備性と自我同一性及び親役割受容との関連
  • 大学生版スピーチ場面不安尺度の作成および自意識とスピーチにおける否定的見積もりがスピーチ場面不安に及ぼす影響
  • 発達障害児の母親の育児ストレスに関する研究―母親の認知的評価とソーシャルサポートに焦点をおいて―
  • 青年期における自己嫌悪感に関する研究
  • 単位取得不良学生の行動特徴と個人要因の関連および支援の検討
  • ペットとの関係性がペットロス後の心理的回復過程に及ぼす影響について
  • 天然クスノキ精油の鎮静効果における心理生理学的検討
  • 思春期のダウン症きょうだい児の親の養育態度 ―同胞関係および生活充実感との関連-
  • ストレングスの認知再構成法が自動思考と抑うつに及ぼす影響
  • 介護専門職者の死別体験と心理的適応
  • 大学生における社会的望ましさ反応と自尊感情が主観的well-beingに及ぼす影響‐自己欺瞞の視点から‐
  • メンタライゼーション中心面接法の作成とメンタライゼーションベースドセラピーの効果に関する研究
  • 大学生における過剰適応と完全主義および摂食障害傾向との関連
  • ポジティブ心理学的ウェルビーイングと心理生物学的ストレス反応との関連性

人間行動心理学専攻

  • 情短施設の入所児の特性と施設への適応・社会的スキルとの関連
  • 高齢女性の化粧
  • 焦りの程度が時間制約下におけるパフォーマンスへ及ぼす影響
  • 絵画の秩序性と評価の関係
  • 感情喚起刺激が有効視野に及ぼす影響
  • 精神疾患患者の家族の患者への感情に影響を及ぼす要因

2012年度

臨床心理学専攻

  • 時間不安に関する基礎的研究
    ―時間不安場面尺度の作成と強迫傾向・タイプAとの関連―
  • 親子関係・夫婦関係認知が青年の恋愛依存傾向に及ぼす影響
  • 保育士と保護者による「気になる子」の行動特徴についての評価
  • 母親が幼児に施すタッチケアの心理的効果
  • 援助要請促進尺度の作成と援助要請促進要因の悩み領域別における違い
  • 就労者のメンタルヘルスに関連する心理社会的要因 -パーティション分析の適用-
  • メンタライジング能力の測定に関する基礎的研究
  • 大学生の食行動異常傾向に関連する心理社会的要因の検討
  • 青年期の愛着の変容に関する研究
    ―「見捨てられ不安」と「親密性回避」の低減を目的とした内観的ワークの効果―
  • 第1空間感覚練習が自律訓練法の練習動機に及ぼす影響
  • ゆるし尺度日本語版の作成および侵害利益の記述が大学生のゆるしに与える影響
  • 日本人大学生のレジリエンス尺度の開発及びレジリエンスと立ち直りと精神的健康に関する研究
  • 知的障害のある子をもつ親の防犯意識―子どもが被害に遭うことに対する不安と対処―
  • 大学生活に対する不本意感の解消過程
  • 大学生における睡眠の質および睡眠時間が精神的健康度に及ぼす影響性

人間行動心理学専攻

  • ワーキングメモリがテキスト学習に及ぼす影響
  • 高齢者の認知症予防
  • 後期高齢者の自伝的記憶に関する研究 -バンプ現象と適応の関連-
  • ネガティブ感情対処方略の発達的変化と体調不良との関連

2011年度

臨床心理学専攻

  • 対人支援ボランティアにおけるボランティア満足とバーンアウトの関係
  • 大学生におえる対人恐怖心性の違いと対人関係場面に関するロールレタリングの研究
  • Systematic Treatment Selection (STS)自記式日本語版作成の試み
  • 高校生の自己評価と自己受容が進路選択自己効力に及ぼす影響
    ―包括的自己認識の観点に基づくワークを用いて―
  • 大学生の将来目標に対する意識が無気力低下に与える影響
    ―学年別による検討―
  • 児童の領域別効力感に及ぼすボディパーカッションの効果に関する基礎的検討
  • 青年期・成人前期に受傷した脊髄損傷者の障害と共にある日常
    ―日常の再構築プロセス――加齢に伴う変化と対処プロセス―
  • 死生観の世代間研究
    ―Erikson, E. H.の心理社会的発達と死別体験,宗教との関連―
  • 大学生の自己分化度と精神的健康との関連および家族に関する諸要因からの影響について
  • 精神科看護師の職業ストレスと職務満足に関する研究
    ―病棟機能別の比較―
  • 自律訓練法・標準練習の指導方法に関する研究
  • 家族介護者の認知的介護評価の特徴
    ―家族会を通した男性介護者の支援のために―
  • 乳児期早期の基本的情動の発達と活動水準および母親の情動表現性の影響
  • 中国人留学生におけるストレスマネジメント行動とソーシャルサポートが精神的健康と精神的回復力におよぼす影響
  • 発達障害児をもつ母親の抑うつに関連する要因の研究
    ―子供と母親の属性とソーシャルサポートに着目して―
  • 特異的自己効力感および重要性認知と一般性自己効力感の関連
    ―卒業論文作成と進路選択を課題として―

人間行動心理学専攻

  • 作業療法における統合失調症入院患者の主体性回復のプロセスの検討と行動観察尺度の作成
  • 恋愛における告白の規定因に関する日中比較
  • ペットとのかかわりによる癒し効果
  • 貢献パターンがチームの目的達成に及ぼす影響

2010年度

臨床心理学専攻

  • 成人アトピー性皮膚炎のかゆみの構造と心理的援助に関する質的研究
  • 軽度認知障害における継時的アセスメントツールとしての日本版Montreal Cognitive Assessment
    ―Mini-Mental State Examination と比較して―
  • 認知症ケアにおける「認知症の行動および心理症状(BPSD)」に対する介護職員の認識に関する研究
    ―認知症高齢者のコミュニケーション能力との関連―
  • 積極的な治療を受けているがん患者への回想法の適用とそのスピリチュアリティの表出
  • 中途身体障がい者の被サポート感と自立に関する研究
    ―受傷から就労までの期間と心理社会的自立―
  • 糖尿病患者の自己意識に関する臨床心理学的研究
  • 中年期夫婦の自己分化度と対人葛藤方略・夫婦関係満足度との関連
  • 子どもの抑うつの特徴および関連する心理社会的要因についての検討
  • 小学校1年生の実態とレジリエンスとの関連
    ―入学期の情緒・行動の特徴と学校適応感に着目して―
  • 地域在住高齢者に対する構造的個人回想法の効果の検討
    ―エピソード記憶と回想との関連―
  • 循環器疾患患者におけるうつ病と睡眠障害に関する観察研究
  • 自律訓練法の習得と完全主義傾向の関連
  • 定期的な身体活動の継続に影響を及ぼす心理的要因の検討
    ―男性勤労者を対象として―

人間行動心理学専攻

  • 同性愛者の心理的な所属集団移動の検討
  • 作業療法場面での情報収集におけるモニタリング能力の熟達過程
    ―作業療法士教育の改善を目的とする熟達過程の分析―
  • 姿勢制御と半側空間無視
  • 協同の認識と学校適応の関係
    ―中1ギャップをてがかりに―

2009年度

臨床心理学専攻

  • 介護職員におよぼすエイジズムの影響
  • 視覚に障害のある高校生における進路意識と自己評価との関連
  • 介護職員のストレスマネジメントにおけるストレスマネジメント自己効力感
  • 主観的幸福感がストレス過程に与える影響
  • 多理論統合モデルに基づく中国人大学生のストレスマネジメント行動に関する研究
  • SSTの宿題にHTRSを用いた実験的研究 ―大学生のコミュニケーション場面における言語・非言語スキルに及ぼす影響―
  • 外在化を用いたワークシートとフォーカシングが問題認識に及ぼす実験的研究
  • アスペルガー障害の症状と情緒・行動的特徴および学校生活との関連
  • 産後の抑うつに対する妊娠期からの介入の検討
  • 特別支援教育現場における発達障害児に対するソーシャルストーリーの介入の効果
  • 特別養護老人ホーム入居者の家族介護者における施設家族介護負担感に関する研究 ―ソーシャルサポートに着目して―
  • 看護専門学生の自尊感情・自己肯定感における構成的エンカウンター・グループの効果

人間行動心理学専攻

  • PISA型読解力を促進する授業の開発と評価
  • 会話の公準と欺瞞性認知
  • バーチャル・ペットによる癒し

2008年度

臨床心理学専攻

  • 多理論統合モデル(TTM)に基づく減量行動の変容と実践に関する研究
  • 場面の違いにおける友人に対する怒りの表出行動のズレと精神的健康および満足感に関する研究
  • 青年期の自己分化とその変容に関する研究
  • 大学生を対象としたストレスマネジメント教育に関する研究 -アサーション・トレーニングを中心としたプログラム-
  • コンプリメントシート記述プログラム(CDP)が問題解決力に及ぼす影響
  • 精神科急性期病棟入院の統合失調症患者に対する心理教育の効果に関する研究
  • 大学生における自己受容に至るプロセスのモデルの検討
  • 青年の孤独に対する捉え方 -孤独感,自己意識,精神的健康,自我同一性との関連-
  • 大学生のアパシー傾向の研究 -理想自己の視点から-
  • 権威的信念と社会不安 -社会不安発生過程と面接上の留意事項に関する考察-
  • 話の焦点の当て方の違いが面接の効果と相互作用に与える影響の検討
  • 自己愛人格傾向のロールシャッハ・テストの特徴 -自己心理学的観点からの検討-
  • 幼稚園教諭のストレスに関する研究
  • "介護施設スタッフの精神的健康度に寄与する対人関係要因の検討  -ソーシャル・サポートと主観的反応としての被受容感・被拒絶感に着目して-"
  • 児童期の抑うつについての横断的研究 -家族機能と孤独感との関係から-
  • 発達障害児を対象としたソーシャルスキルトレーニングについての実践研究 -プログラム評価ならびに評価方法の検討-
  • 女性のワークストレスと主観的幸福感,起床時コルチゾール反応との関連性
  • 新人看護師の職業ストレスと職場適応のプロセス -病棟を単位とした職場コミュニティのエスノグラフィー-
  • マルチモード・アプローチ:BASIC I.D.のストレスマネジメントへの応用 -介護福祉施設女性管理職を対象として-
  • ひきこもりのリスクに関連する心理的特性の研究 -愛着と家族システム機能状態の視点から-
  • 関連性理論からみた自閉症児の発話解釈
  • メンタルストレス・テスト負荷時の終末呼気中二酸化炭素分圧(PetCO2)の変化に関する基礎的検討
  • 自律訓練法・標準練習における練習者の特性に関する検討 ~曖昧さの非耐性について~
  • 統合失調症患者の服薬行動に影響を及ぼす心理的要因について

人間行動心理学専攻

  • 中国語母語話者の日本語漢字単語処理と心的辞書

2007年度

臨床心理学専攻

  • 試行カウンセリングにおける信頼感を中心とした自己意識・他者意識に関する研究
  • ロールプレイを用いた構成的EGが対人援助ボランティア学生のストレス低減に及ぼす影響
  • 緩和ケア病棟看護師における二次的外傷性ストレスに関する研究
  • 箱庭印象評定尺度作成及び母子合同箱庭制作による効果の事例的研究
  • ADHD児の自尊心に関する研究 - 一般児童との比較およびA市Summer Treatment Program の効果-
  • 保護者の要求と保育士の実践に差が生じている対応の検討
  • 青年期における内的作業モデルの変容可能性と変容にかかわる要因についての研究
  • 項目反応理論による不安反応尺度の作成と運用 -自立訓練法による不安低減の効果-
  • 青年の対人ストレス状況における認知的評価とコーピングの組合せと精神的健康との関係
  • 過去のいじめ被害体験への意味づけと心的影響に関する研究
  • 心の整理法による心理的変化の数量化への試み
  • 精神療法過程Qセットを用いた試行カウンセリング場面の検討
  • 大学生のライフイベントに対する認知の違いが精神的健康と性格特性に及ぼす影響
  • うつ病についての知識を提供することによる効果測定
  • 現代青年の友人関係に関する研究 -基本的信頼感、社会的スキル、精神的健康との関連-
  • ストレスマネジメント行動変容に対する多理論統合モデル(TTM)尺度の開発
  • ロールレタリングが家族との心理的距離と自己肯定感に与える効果
  • 強迫性を有する神経性食欲不振症患者の臨床的特徴 -強迫性と完全主義との関連について-
  • 「微笑みがカウンセラーの印象に及ぼす影響」

人間行動心理学専攻

  • "青年期における恋愛関係の形成状態と捉え方 
    -アタッチメント理論をベースにした「現在」と「現在から過去」へのアプローチ-"
  • コミュニケーションメディアが自己呈示と印象形成に及ぼす影響
  • 視覚系と運動系の解離

2006年度

臨床心理学専攻

  • 施設入所高齢者のソーシャルサポートに関する研究 -ソーシャルサポートと精神的健康との関連-
  • 青年期における「悩み方」の分類に関する研究 -悩み方質問紙を用いて-
  • 青年の恋愛依存傾向に関する尺度の作成および親子関係との関連について
  • 幼児を育てる親の発達に関連する要因の検討 -就業形態に注目して-
  • 本来感と社会的スキルに関する研究
  • 個人志向性・社会志向性が怒りの経験および精神的健康に与える影響
  • 被虐待幼児の行動特徴に関する研究 -乳児院・児童養護施設における調査から-
  • 夫婦関係および家族システムの機能状態が青年期の不安に及ぼす影響
  • 不登校生徒を対象とした宿泊体験におけるウォーミングアップ導入の効果
  • 大学生の進路不決断に関する研究 -ロールレタリングが大学生の進路不決断に及ぼす影響-
  • Grünwaldの空間図式の発達的観点からの実証的検討
  • 某市某エリアにおける消防職員の健康状態と、生活習慣及び性格・行動パターンとの関連
  • 唾液中カテコラミン代謝産物によるストレス状態の評価に関する基礎的研究
  • 大学生を対象にしたコンプリメントの効果に関する研究
  • 学生を対象にした気分に関する箱庭療法の研究 -効果検定および不安指標作成の試み-

人間行動心理学専攻

  • 教師との共感(好意的)関係及び非好意的関係の成立と教師のリーダーシップに関する研究
  • 読み手を特定することが文書産出におよぼす効果

2005年度

臨床心理学専攻

  • 大学生の抑うつに対するソーシャルサポートとソーシャルスキルの効果について
  • 初回面接におけるカウンセラー側の要因がその後の面接でのカウンセラーとクライエントとの関係に及ぼす影響
  • 高校生の食卓とメンタルヘルスとの関連
  • パーソナリティ特性としての対人感受性の諸側面に関する研究-質問紙法およびロールシャッハ・テストによる検討-
  • 入院児の不安と不安へのサポートについて
  • 陽性・陰性情動が探索眼球運動に及ぼす影響-情動機能を把握する客観的指標としての有用性の検討-
  • 妊娠への態度と夫との関係が周産期の抑うつに及ぼす影響
  • ADHD児の自尊心の向上・維持に関する研究-Summer Treatment Programを通して-
  • 中核葛藤関係テーマ(CCRT)法による初心の心理臨床家の訓練に関する研究-紙上訓練とロール・プレイにおける検討-
  • 身体障害者における心理的自立の検討-身体的自立、統制感、自尊感情との関連
  • 肝がん患者のQOL、不安・抑うつの入院経過による変化  胃がん・ポリープ患者との比較-生きがいと前向きさとの関連-
  • 高機能広汎性発達障害児のP-Fスタディとウェクスラー知能検査の関連
  • 中学生のタイプA行動パターンと社会性と情動の能力-自尊感情関係との関連性
  • 子どもの行動特徴と親の子どもに対する気持ちとの関連-児童精神科を受診した子どもの親の場合-
  • 学習障害周辺児にみられる読字困難と眼球運動の関連について
  • 幼児のストレスへの保護者の対応に関する研究-保護者のストレスと親発達に着目して-
  • 認知症高齢者の在宅介護者における介護評価について-抑うつ・不安・自尊感情との関連-
  • 不安反応に関する研究-項目反応理論による不安反応尺度の作成-
  • 思春期のアトピー性皮膚炎に関する研究-質問紙と連想をもとにした面接による検討-
  • ひとはどのように”多発性硬化症と共にある”という経験をしているのか-神経難病患者の語りの質的研究-
  • 子どものバウムテストにみる抑うつ指標-Birleson’s Scale for Childrenを用いての検討―
  • 健常者学生の身体像境界得点に示された自我機能の特徴について―Barrier Score と Penetration Scoreの関係―
  • 活命法の心身のリラクセーションに及ぼす効果

人間行動心理学専攻

  • 社会と自己の関係性からみた進路決定
  • 健康型高齢者住宅入居者の生活満足度と人間関係

2004年度

臨床心理学専攻

  • 間主観的アプローチによる臨床的「共感」への接近
  • 自律訓練法・標準練習のリラクセーション効果測定の試み-自己評定式尺度を用いた検討-
  • 言語表現による内的変化の過程-体験過程理論からみた「ぴったりきた感触」を中心に-
  • 女子高校生を対象としたアサーティヴネス・トレーニングの自己・他者評価による効果検討
  • 医療面接満足感に及ぼす医師の診察態度の影響-ロールプレイ場面の分析-
  • 潰瘍性大腸炎患者に対する心理的アプローチ-再燃防止を目的としたアプローチ-
  • 風景構成法における項目逐次提示による構成プロセス-保護‐強制の側面から-
  • イメージプログラムが幼児に及ぼす影響-感情の変化と主観的ストレス反応を中心に-
  • カウンセリングにおける雰囲気と治療関係について-試行カウンセリングを用いた検討-
  • 障害児きょうだいの抑うつと不安について-家事の手伝いや障害児の世話との関連-
  • AD/HD児の欲求不満場面での反応特徴と生活場面への認知および自尊感情との関連性
  • デイケア通所統合失調症患者におけるソーシャルサポートとQOLとの関係について
  • "思春期不登校の子どもの社会参加を促進した母親による援助プロセスの研究 
    - グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて-"

人間行動心理学専攻

  • 自己開示における受け手の反応と開示者の感情との関連

2003年度

臨床心理学専攻

  • 観察的自我をとおしてみるロールレタリング(役割交換書簡法)
  • 不登校児を持つ親への臨床動作法による援助-適応指導教室での実践-
  • がん患者の家族が語る療養過程における問題とその援助
  • 神経性食欲不振症患者の、親の養育態度認知と心理的特性について-質問紙とバウムテストによる検討-
  • WATの臨床的活用へ向けて
  • 受動的注意集中に関する研究-受動的注意集中の教示と心理的効果の検討-
  • 対象選択と家族イメージ-動的家族画を通して-
  • 治療関係形成に関わる要因の検討-ラポールを中心に-
  • 夢の想起頻度と夢の記録に関する研究
  • 悲嘆に関する比較研究-「二人称の死」と「三人称の死」による悲嘆-
  • 成人女性のwell-beingと精神的健康-社会活動による影響-
  • 児童期における抑うつと母親との愛着の関連-母子画に表現される母親との愛着をとおして-
  • 読み返しを伴う筆記による自己開示が健康に及ぼす効果-ストレス・マネジメントの一技法としての検討-
  • ADHD児を持つ母親の子育てストレッサーに関する質的研究~母親の語りから見えてくるもの~
  • 高次脳機能障害のリハビリテーション-注意機能の改善をねらったトレーニングの有用性-
  • アサーション・トレーニングが女子学生に及ぼす自己評価と攻撃性への効果
  • バイオフィードバック訓練の適用による月経痛及び月経随伴症状の緩和効果について
  • 共感過程における体験過程の意義
  • 女子中学生を対象とした通い型アサーション・トレーニングの適用
  • 乳幼児をもつ母親の情緒応答性に影響する諸要因:主に母性,その環境と育児不安の関係から

人間行動心理学専攻

  • 集団同一性と内集団成員評価に関する研究
  • 認知的バイアスと社会的手がかりが交渉結果の評価に及ぼす効果
  • 看護学生の人生目標と社会的適応
  • 糖尿病患者の飲酒習慣とその改善に関する心理学的研究
  • 同調経験の有無が、その後の同調行動生起に与える影響
  • 認知過程の外在化が文章理解に及ぼす影響-「縮約」の視点から-

2002年度

臨床心理学専攻

  • 首尾一貫感覚からみた育児期女性-心理的援助プログラムの実践報告-
  • 中学生のオプティミズム・ペシミズムに関する研究-学校ストレス・学校適応との関連性を中心に-
  • 障害児をもつ父親の養育上のストレスと育児・家事における変化-親訓練が父親に及ぼす影響-
  • AD/HD児と精神遅滞児の親における養育行動変容過程の共通点・相違点~親訓練のビデオ解析~
  • 精神神経免疫学的指標を用いた心理社会生物学的研究
  • バイオフィードバック訓練における習熟度の個人差とトレーナーの役割
  • 高校生におけるソーシャル・サポートの学校ストレス軽減効果に関する研究
  • 超低出生体重児における発達的特徴-聖マリア病院の発達支援の蓄積から-
  • 母親の持つ育児グループへの関心と子育て条件の関連-自主型グループが主な地域を例にとって-
  • 精神疾患患者をもつ家族の健康と患者への対応に関する研究-家族を対象とする心理教育プログラムを通して-
  • 大学生における一人でいる能力に関する基礎的研究-一人でいる能力尺度の作成,共感性との関連性について-
  • 感情と認知についての精神生理学的研究-事象関連電位に及ぼす色の影響-
  • 近景・中景・遠景の視点から見た風景構成法
  • プレイセラピー記録の数量化の試み~場面緘黙児の事例より~
  • 睡眠時無呼吸症候群における気分状態とQOLの検討
  • 睡眠相後退症候群におけるパーソナリティ要因と気分状態の検討
  • アルコール症の季節性に関する研究
  • 自律訓練法・標準練習の初期練習過程における練習中の諸反応に関する研究-心理身体的反応と不安・気分感情の関連性についての検討-
  • 低出生体重児をもつ母親の育児不安に関する研究
  • 中学生における規範意識が学校ストレスおよび学校生活の楽しさに及ぼす影響
  • 術後乳がん患者への心理社会的グループアプローチによる実証研究
  • 解決志向アプローチによる面接の効用

人間行動心理学専攻

  • 保育園児を持つ母親のワーク・ファミリーコンフリクト-子どものときの母親就労に対する認知と現在子どもに与えている影響の認知との観点から-
  • 父親の家庭関与と大学生の精神的健康・将来の展望との関係

論文指導

論文指導について

1.研究題目及び指導教員の登録までの流れ

本学では入学後、所定の期限までに「研究題目届」により、指導教員及び研究題目を教務課に提出することとしています。

  1. 入学後、自分が研究しようと思うテーマを指導できる教員(主指導教員)を、学生便覧に記載している各教員の講義内容等を参考に探し、直接、教員に会って依頼してください。ただし、主指導教員になることができる者は、研究科が認めた専任の有資格者に限られているので、注意してください。(主指導教員一覧を参照のこと)

  2. 主指導教員が決まったら、研究題目、副指導教員の選定、研究に必要な科目の履修について、主指導教員と相談してください。

  3. 副指導教員は、前期博士課程の方は必ずしも選定する必要はありませんが、研究に必要な場合は、専任教員(論文指導資格者又は授業担当者)から選んでください。後期博士課程の方は、副指導教員を名選定してください。(副指導教員一覧を参照のこと)

  4. こうして、指導教員と研究題目が決まったら、「研究題目届」に必要事項を記載して、所定の期限までに教務課に提出してください。

2.論文指導と指導計画の提示

心理学研究科においては、円滑かつ段階的な論文指導を行うために「論文指導」という科目を設けています。

「論文指導」は、その科目設置目的から、学年毎に段階的に履修することを基本としており、修了要件に必要な単位をまとめて修得することはできないようになっています。

「論文指導」の評価は、指導状況、論文作成状況、論文発表会での発表状況等により、総合的に評価されます。特に最終の論文指導の単位については、提出した論文(修士論文又は博士論文)が合格しなければ、修得することができません。

また、具体的な指導計画については、各学生の研究テーマにより指導方法が異なるため、各主指導教員が、学生と相談した上で、「論文指導」の初めに学生毎に提示することとしています。

なお、各専攻の基本的な指導計画は事前に策定しているので、参考にしてください。(論文指導計画一覧を参照のこと)

(注)「論文指導」の科目を履修するためには、主指導教員の「論文指導」を履修登録する必要があります。研究題目届を提出しただけでは、「論文指導」の科目を履修することはできないので注意してください。

3.論文審査と結果通知

論文は、前期博士課程では2年次、後期博士課程では3年次に、大学が指定する期限までに提出することとしています。

特に後期博士課程の過程博士論文の審査は、最低でも半年の期間を要することから、在学中に論文審査を終了し、修了判定まで行うために、3年次の9月末日までに提出することとしていますので、注意して下さい。

この期間以降に提出された場合は、在学中に審査を完了することができないため、退学後の論文提出者と同様の扱いになります。

提出された論文については、主査、副査(通常は主指導教員を主査、副指導教員を副査として選定しています)において、論文発表の内容や口述試験の結果等も含めて、論文審査が行われ、最終的には研究科委員会で学位授与が決定されます。

学位授与者については、決定後、速やかに掲示や該当者への通知により連絡します。

また、論文の評価については、修了者には成績通知表に記載します。

ただし、後期博士課程の退学後に論文を提出し、合格した者については別途方法により、論文の評価を通知します。

論文指導計画(前期博士課程)

論文指導計画

以下の論文指導計画は基本的なものであり、実際の具体的な指導計画は、各学生の研究テーマにより異なるので、主指導教員と相談の上、計画を立てることになります。

スケジュール

1年目 4~5月

  指導教員・研究題目の決定

  具体的な論文指導計画の立案

  論文作成のための研究の開始

2年目 原則として6月までに研究実施に関する倫理申請を行う

  1月末  論文提出

  2月   論文の評価を研究科拡大委員会で承認する

修士論文審査

  1. 修士論文は、心理学に関する研究論文とする。

  2. 審査は、主査名(論文指導教員)、副査若干名(心理学科専任教員)で、以下の1次審査、2次審査を通して行う。

    1次審査 提出された修士論文および要旨による書類審査

    2次審査 修士論文発表会での口頭試問による審査

審査に当たっては次の(1)~(7)の観点を考慮する。

  1. 問題設定が明確か

  2. 先行研究が適切に検討・吟味されているか

  3. 方法論が適切か

  4. 論理が一貫しているか

  5. 独創性があるか

  6. 有用性があるか

  7. 引用・出典・文体などが適切に処理されているか

  8. 論文評価基準は、段階とし、以下の標語を用いる。

    A 特に優れている

    B 優れている

    C 水準に達している

    D 不合格

  9. 修士論文発表会での審査をやむを得ない理由で受けられなかった場合は、主査と副査同席での口頭試問による審査を行い、上記と同様に評価する。