研究所・センター・関連企業のビジネス研究所ニュース ビジネス研究所の主催で国際情勢研究会を開催

ビジネス研究所では、マネジメント、ビジネスおよびアカウンティングに関する研究を基盤に、研究会や講演会の開催などを通じて、地域社会や企業活動に関する課題の解明と情報発信に取り組んでいます。

2026年2月12日、ビジネス研究所主催の国際情勢研究会を開催しました。講師には、岐阜大学地域科学部の小西豊准教授をお迎えし、「ロシアとウクライナ ― なぜ兄弟と称される国々が対立するのか?」をテーマに、現在の国際情勢の背景についてご講演いただきました。

講演は、大きく次の3つの視点から構成されました。

1.戦争の現状と変遷

冷戦終結後のNATO拡大という国際政治上の構造的背景を踏まえ、2022年に始まったロシアによる「特別軍事作戦」が、どのように現在の戦闘状態へと発展していったのかについて解説がありました。また、当初の想定との違いを踏まえたロシア側の戦略の変化についても言及されました。

2.歴史的背景と対立の要因

ロシアとウクライナが歴史的に「兄弟」とも表現されてきた関係性を振り返りながら、両国の間に存在する複雑な歴史的・政治的背景について解説がありました。ロシア側がこの戦いを「祖国戦争」と位置づける背景や、米国の政策動向、ウクライナ国内の政治状況などにも触れ、多角的な視点から対立の要因が示されました。

3.終戦に向けた展望

最後に、停戦や和平に向けた議論について紹介があり、メドヴェージェフ元ロシア大統領による提案や、ゼレンスキー・ウクライナ大統領の「平和の公式」、さらに経済制裁下にあるロシアの現状などを踏まえ、今後の情勢の見通しについて考察が示されました。

講演では、複雑化する国際情勢を理解するための多角的な視点が示され、参加者にとって理解を深める貴重な機会となりました。

講演する小西准教授
講演する小西准教授
公演の様子