和田崇氏(九州大学)講演「海を越えた日本プロレタリア文学」

日時・会場
【開催日時】2025年2月27日(木) 15:00~16:30
【会場】久留米大学御井キャンパス 御井本館3階133教室
【参加費】無料
【予約・申込】不要
※駐車場のご用意はございません。公共交通機関でお越しください
講演内容
日本の近代プロレタリア文学を代表する作品は「蟹工船」(小林多喜二)と「太陽のない街」(徳永直)と言われています。特に熊本出身の徳永直が1929年に発表した「太陽のない街」は、戦前の大手出版社における労働争議を題材とした小説です。この作品は翌年の1930年に中国語とドイツ語に翻訳され、当時としては異例の速さで国際的に注目されました。この迅速な翻訳は、「太陽のない街」が持つ世界同時性を示すものです。
本イベントでは、当時の世界文学、特にドイツにおける文学・思想の状況について、徳永直の研究者である和田崇(九州大学 准教授)氏に講演いただきます。プロレタリア文学の国際的な広がりとその影響について深く掘り下げる貴重な機会です。
主催
久留米大学比較文化研究所日本アジア比較文化研究部会

お問い合せ
浦田義和(比較文化研究所研究協力者)
urata_yoshikazu@kurume-u.ac.jp