学部・大学院のTOPICS 御井キャンパスのグラウンド(雨水貯留施設)完成式典
久留米市の豪雨による河川の内水氾濫を防ぐ目的で2021年から久留米市の事業として進められてきた、御井キャンパスのグラウンドを掘り下げ雨水貯留施設とする工事の完成を祝う式典が9月10日、御井キャンパスで行われました。
原口新五久留米市長をはじめ多くの関係者の皆さまご出席のもと、大学内の地域連携施設「つながるめ」で式典が執り行われた後、グラウンドに場所を移し、キャンパスにほど近い永福寺幼稚園の園児たちも加わりテープカットが行われました。
本学は本事業実施にあたり、市からグラウンドを貯留施設として無償貸与する要請を受け、2021年6月に市との間で「整備に関する覚書」を締結し、工事が進められてきました。
この工事により、グラウンドが約2メートル掘り下げられ25mプールおよそ50杯分の水を貯められるようになりました。近隣の河川水位が基準値を超えると、地下の水路から川の水が流れ込み、グラウンドに貯めることができる仕組みとなっており、久留米市で毎年のように発生している豪雨による浸水被害軽減が期待されます。
式典では、原口市長は豪雨災害で被災された方へのお見舞いの言葉とともに、完成した貯留施設の効果に期待を込め話をされた後、本学を代表し久原正治常務理事が「今後は本学のグラウンドが流域治水の一施設として内水氾濫を軽減し、市民の皆さまに安心と安全をお届けできることとなり、地域に根差す大学として喜ばしく思う」と挨拶しました。
貯留施設の概要(久留米市提供)