学部・大学院のTOPICS 文学部情報社会学科“発”の医療センター「おもいやりスペース」が増設

このたび、久留米大学医療センターの外来待合スペースの各所に車椅子専用の「おもいやりスペース」が増設されました。「おもいやりスペース」は、車椅子を利用される患者さんが、周囲を気にせずに安心して受け付けなどの手続きを待つことができるスペースです。
もともとこのアイディアは、文学部情報社会学科の塩崎南菜さん(当時3年生)が課題解決型授業「ほとめきプロジェクト実習演習」(江藤智佐子教授担当)の一環で企画されたもので、昨年12月に総合受付に設置されたものです。利用者に大変好評で、院内のさまざまな待合スペース12箇所への増設が決まり、7月3日に増設されました。学生のアイデからで生まれた企画に端を発し、「心が通い、信頼される医療」を目指す医療センターの患者目線での見える化が進んでいます。

「ほとめきプロジェクト実習演習」は、利用者目線での課題を学生が自ら見出し、解決していく授業スタイルとなっています。今年度も医療センターと連携し、3年生の森田絵里加さん、石川尚弥さん、尾澤知夏さんの3人が6月28日に大川 孝浩病院長を始め、病院執行部を前に改善提案の中間プレゼンテーションを行いました。医療センターの来院者を観察し、学生目線で練られた企画が披露されました。参加した大塚まり子看護部長も「とてもよい提案で、プレゼンテーションも魅力的だった」と評価、今後の展開が期待されます。

